お葬式の現場から
2016.4.7
適切なドライアイスの量とは?
こんにちは。新宮市・那智勝浦町・太地町の葬儀・葬式・家族葬の中本葬祭の中本です。
私共、葬祭業社の必需品としてドライアイスがあります。
御遺体の腐敗を遅らせ、最後のお別れまで極力、お綺麗なお顔のままお別れをしていただくために
私共にとっては欠かせない品です。
故人様の尊厳を守るという観点からも、非常に重要な役割を果たしてくれるものでもありますが、
非常に多くの葬儀社でのドライアイスの取扱量がなぜか1回につき10kg固定となっております。
小柄な方や比較的、体重の軽い方ですと確かに一回あたり10kgでも問題がないのですが
(注※ 時と場合によっては過剰になるケースもありますので全てではありません)
大柄な方、具体的には体重が60kg以上の方は一回10kgでは、理論上、不足するケースが大です。
これはあくまでも外部環境(外気温や空調、お布団など)を考慮しない、一定条件下での話ですが、
初回必要量で目算・概算で体重1kgあたり0.25kg位、体重の1/5以上必要になります。
初回以後は環境に合わせて凍結を保持していく必要量を適時調節し、使用して行きます。
これで24時間~36時間ほど状態を保持できます。
上記のように、その人それぞれの状況、状態により必要なドライアイスの量も変化しますし
誤った判断をしてしまいますと、故人様の尊厳を損ねてしまうことにもなりますので、
お客様たるご遺族にご説明をさせて頂き、皆様のご納得、ご了解の元、進めさて頂いております。
如何だったでしょうか。本日は以上で失礼致します。
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。