ご家族やご親戚にご不幸があり、お子様やお孫さんを葬儀に連れて行く際、「どのような服装をさせればよいのか」と迷われる方は少なくありません。特に、学校指定の制服を着せてもよいのか、制服がない場合はどうすればよいのか、靴下や靴の色はどこまで気にすべきなのかなど、細かな疑問が次々に浮かんでくるものです。
新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町で年間300件以上の葬儀をお手伝いしている私たち中本葬祭では、ご遺族の皆様から「孫の服装はどうしたらよいか」というご相談をよくいただきます。この記事では、お子様が葬儀に参列する際の服装マナーについて、年齢や立場に応じた考え方を丁寧に解説いたします。
学生服・制服は子供の正装です
学生の正礼装は制服です。幼稚園・小学校・中学校・高校・大学、全てにおいて、制服がある学校に在籍している場合、制服を着用して葬儀に参列することができます。これは全国共通のマナーであり、当地域でも同様です。
制服は学校が定めた公式の服装であり、フォーマルな場における子供の正装として認められています。したがって、お通夜や告別式においても、学校指定の制服を着用していただければ何も問題ございません。
ただし、制服さえ着ていればどんな装いでもかまわないというわけではありません。丈が長すぎたり短すぎたりする制服は適切とはいえませんし、ボタンを留めない、派手なインナーを着用するなどして、着崩すことはマナー違反です。あくまでも、校則に即した形で着用することが大切です。
制服に付属するネクタイやリボンの色が明るい色であっても、それは学校指定のものですから問題ありません。本来お葬式にはふさわしくない明るい色のネクタイやリボン、ローファーなども、制服ならマナー違反になりません。もしどうしても気になる場合は、ネクタイを外したり、靴だけ黒のシンプルなものに変えたりする配慮をされても構いません。
新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町の学校に通われているお子様の多くは、中学校・高校で制服をお持ちです。制服があれば、それが一番安心で確実な選択肢となります。
制服がない場合の服装選び
小学校には制服がない学校も多く、その場合は「何を着せればよいのか」と頭を悩ませることになります。中学校・高校の制服がない場合は、制服に近い私服か、大人と同じブラックフォーマルを着用します。
私服では、白のシャツ・ブラウスに、黒や紺、グレーなどのボトムス・スカートを合わせましょう。男の子であれば、白いワイシャツまたはポロシャツに、黒・紺・グレー系のズボンを合わせるのが基本です。ジャケットがあればなお良いですが、必須ではありません。女の子であれば、白い襟付きブラウスに、黒・紺・グレーのスカートやワンピースを組み合わせます。
いずれの場合も、サテンのような光沢のある素材や、キャラクターのプリント、派手な柄は避けてください。無地か、ごく控えめなワンポイント程度のデザインにとどめましょう。
新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町では、地域のつながりが深く、お子様が親戚やご近所の方のお見送りに参列する機会もございます。お子様の服装については、ご遺族の方も「子供のことだから」とおおらかに受け止めてくださることがほとんどですが、最低限の配慮として、落ち着いた色合いで清潔感のある装いを心がけていただければと思います。
大学生の場合は、大学生には制服がないため、大人と同じように喪服を着用するのが基本です。リクルートスーツやビジネススーツをお持ちであれば、それで代用できます。
靴下・靴・小物の選び方
服装だけでなく、靴下や靴といった小物にも配慮が必要です。ただし、子供の場合は大人ほど厳格なマナーはありませんので、過度に心配される必要はございません。
子供の場合、年齢に関わらず色は黒だけでなく紺色や濃いグレーなど黒に近い色であれば問題ありません。中学生や高校生であれば、制服として決められている靴下ならそれ以外の色でも大丈夫です。靴下についても学校指定のもので大丈夫ですので、制服に合わせた靴下を履かせてください。
柄物の靴下は好ましくありませんが、子供の場合は派手なものでなければ問題にはなりません。チェック柄やキャラクターものなどは避けた方がいいですが、ワンポイント刺繍程度の柄なら気にせずに履いて大丈夫です。
靴については、なるべく派手な装飾やキャラクターものを避けてください。黒や紺、茶色などの落ち着いた色のスニーカーやローファーであれば問題ございません。光る靴やサンダルは避け、清潔感のある履物を選びましょう。
小学校低学年までのお子様の場合、さらに柔軟に対応していただいて構いません。白い靴下やグレーの靴下でも差し支えありませんし、靴も派手でなければ多少の色味があっても問題ございません。大切なのは、「故人を偲ぶ場にふさわしい、清潔で落ち着いた装い」であることです。
新宮市・那智勝浦町・太地町・紀宝町での子供の参列
新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町といった熊野地域では、地域のつながりが深く、お子様が親戚だけでなくご近所の方や地域の方の葬儀に参列する機会もございます。
当地域では菩提寺をお持ちのご家庭が多く、家族葬であってもお寺様に読経をお願いされるケースが一般的です。お子様が参列される場合も、お寺様の読経中は静かに手を合わせ、走り回ったり大きな声を出したりしないよう、保護者の方がそばで見守っていただくことが大切です。
地域によっては、ご近所の方々がお手伝いに来てくださる文化も残っており、お子様の姿を温かく見守ってくださることも多いです。ただし、式の進行中は静粛を保つよう、事前にお子様にやさしく説明しておくとよいでしょう。
また、当地域には「告別式の日の朝に火葬場に向かい、ご収骨後に告別式を執り行う」という古くからの風習があります。このため、式の流れが長くなることもあり、小さなお子様が途中で疲れてしまうこともございます。ご遺族の方とご相談のうえ、お子様の年齢や体調に応じて参列の範囲を調整されることも、選択肢の一つです。
よくある質問
学校の制服のリボンが赤やピンクでも大丈夫ですか?
はい、問題ございません。制服は学校指定の正装ですので、リボンやネクタイの色が明るくても、そのまま着用していただけます。気になる場合は外していただいても構いません。
小学生の子供に喪服を買う必要がありますか?
制服がない場合でも、必ずしも喪服を買う必要はございません。白いシャツやブラウスに、黒・紺・グレーのボトムスを組み合わせた私服で十分です。成長が早いお子様には、手持ちの服で対応される方が多いです。
靴下は白でも許されますか?
お子様の場合、白い靴下でも許容されます。特に小学生以下であれば問題ございません。ただし、黒や紺、グレーといった暗めの色の方がより望ましいです。
子供用の数珠は持たせた方がよいですか?
お子様が小学校高学年以上であれば、数珠をお持ちいただくとよいでしょう。ただし必須ではありません。ご家庭の宗派や菩提寺の考え方によっても異なりますので、ご不明な点は葬儀社にお尋ねください。
赤ちゃんや幼児を連れて行く場合の服装は?
乳幼児の場合は、黒・紺・グレー・白など落ち着いた色の服であれば問題ございません。派手な柄やキャラクターものは避け、清潔感のある装いを心がけましょう。泣いてしまった場合は、すぐに退席できるよう出入口近くに座るなどの配慮があると安心です。
まとめ
お子様が葬儀に参列される際の服装は、制服があればそれが最も適した選択肢です。制服がない場合でも、白いシャツやブラウスに黒・紺・グレーのボトムスを組み合わせた私服で十分対応できます。靴下や靴についても、派手なものを避け、清潔感のある落ち着いた色合いを選べば問題ございません。
大切なのは、故人を偲び、ご遺族に寄り添う気持ちです。お子様の服装についても、その心を形にする一つの表現として、無理のない範囲で配慮していただければと思います。新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町では、地域のつながりの中でお子様の成長を見守る文化がございます。お子様が参列されることで、ご遺族の方も慰められることも多いものです。
ご不明な点やご心配なことがございましたら、どうぞ遠慮なく葬儀社にお尋ねください。お子様の年齢や状況に応じて、最適なご案内をさせていただきます。
中本葬祭からのご案内
中本葬祭は新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町を中心に、24時間365日、いつでもご相談を承っております。お子様やお孫さんの服装についてのご質問や、葬儀全般に関するご不安など、どのようなことでもお気軽にお問い合わせください。フリーダイヤル0120-52-4966にて、経験豊富なスタッフが丁寧にご対応いたします。お見積もり・ご相談は無料です。地域に根ざした葬儀社として、皆様の大切なお見送りを心を込めてお手伝いいたします。
この記事の監修
中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター
平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。
