中本葬祭ブログ

コロナウイルス感染症で亡くなった場合の火葬について【続報】

2020/03/04

こんにちは。 ありがとうで送るお葬式®

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紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の坪田です。

連日、コロナウイルス感染症に関する報道が続いておりますね。この記事を書いております本日現在におきましても、未だ収束には至らず、世界中で感染者の方やお亡くなりになった方の数を報道されている状況です。

そうした中、東京の火葬場ではコロナウイルス感染症でお亡くなりになった方の火葬に関する方針が定められたようですので、もし、コロナウイルス感染症でお亡くなりになった場合の東京における火葬に関する方針についてご紹介させて頂きます。

今回の情報はあくまで東京の場合におけるケースです。当地方はもとより、他の地域においても同様の方針であるとは限りませんので、あくまでも情報の一つとして捉えて頂ければ幸いです。

とは言え、東京を中心とした首都圏における今回の様な状況下での運用方法は、地方の自治体や保健所も参考にした上で、有効であると判断された場合には同じ形になる場合も多々ありますので、地域が別とは言えど、より早い情報としてお伝えしたほうが良いと判断し、記事にさせていただきました。

また、今回のような件につきましては、政府や自治体の方針の変更やガイドラインの策定などで今後も変わる可能性も充分にございます。

また、東京の事例がこうだったとしても、それがイコールでこちらを記事をお読みの方の自治体でも同じ方針になるとは限りませんし、

東京などの首都圏もその時々の情勢等を見極めた上での運用となると思います。

もし、本件につきまして気になる方は、お住いの自治体等へ問い合わせて頂き、常に最新の情報を取り入れて頂ますようにお願い致します。

 

 

 
 
 

利用可能な火葬場について

東京において、コロナウイルス感染症でお亡くなりになった場合には、利用可能な火葬場が決まっており、希望する火葬場で必ずしも火葬が行える訳ではないようです。

言い換えますと、火葬場も指定された火葬場があり、そちらで火葬を行うという形になるようです。

御遺体の搬送について

前回の記事でご紹介させて頂きました、厚生労働省発表の内容にもありました通り、同じ内容になりますが、対象の医療機関内にて御遺体を袋にお納めした後に搬送するという形です。

また、一旦ご自宅にお帰りになったり、葬儀場にてご安置といった形ではなく、医療機関から火葬場に直接向かう事をお願いしますとの事でした。

また、この場合における搬送時にはお棺にお納めした状態で搬送が望ましいとのことでした。

コロナウイルス感染症でお亡くなりになった場合の火葬について

火葬時間については、一般の方の火葬時刻と同じではなく、時間をずらし他の方とは別な時間帯で火葬が行われるようです。

また、時間厳守にて到着後は速やかに火葬といった流れになるとのことでした。火葬場でお棺の蓋を開けてお別れをしたり、お花を入れたりといった事は、どうやらコロナウイルス感染症でお亡くなりになった方の場合には行えないようです。

また、物理的に1日に行える火葬の数も限界がありますので、当面の間は限られた件数で運用する方針とのことでした。

また、火葬に際して立ち会いが可能な人数については5人以下とのことで、この人数には私たちのような葬儀社の社員も含めてとのことでしたので、厳密にご遺族の方であっても火葬に立ち会いが可能な人数というのは、相当に制限されるような形になっております。

このように導線を制限し、その過程を一つ一つ管理することで、徹底的に感染拡大防止の策を講じるような形になったようです。

以前の記事で、コロナウイルス感染症は恐らく二類感染症に決まるように思いますと書かせていただきましたが、今回の決定は、ほぼ一類に準ずる運用の形となっております。

今回のコロナウイルス感染症は、今は世界的に感染拡大防止の対策を行っていかなければならない状況になってきておりますので、ウイルスの程度としては過去の事例からも二類程度であったとしても、感染拡大防止の視点から一類に準ずる扱いで火葬が行われるという形になってきております。

また、こうした事は保健所の方と協議の上、保健所の指導のもとでこのようにすると決められます。ですので、過剰に感染を恐れるのではなく、その感染拡大を防止するために必要な運用というのが保健所を中心に定められるわけですから、様々なデマや噂に流されずに周囲に対して安全な形で運用するための策となっております。

また、こうした形が決まってしまうと「普通のお葬式は難しいんですね」といった声が上がるかと思いますが、東京などの首都圏においては、葬儀後の火葬というのが一般的かと思いますが、私たち中本葬祭の地域である和歌山県新宮市や那智勝浦町周辺においては、葬儀の前に火葬を行う比率の方が通常も多いですし、同様に葬儀の前に火葬を行い、お骨で葬儀を行う地域も珍しくはなく、全国各地にそうした地域もございます。先にお骨にしてからお葬式をという形も普通のちゃんとしたお葬式ですから何ら心配されることはありません。

状況に合わせて火葬が後に来るか先にくるかという違いですので、今回のコロナウイルス感染症でお亡くなりになった方の火葬においては、世の中の感染拡大を防止するための公衆衛生の秩序に伴ってしっかりとお弔いを行う事が大切なことではないかと思います。

また、新たな情報がありましたら引き続きこちらでご紹介させて頂きます。

 

 

如何だったでしょうか。

本日は以上です。

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この記事の著者:(株)中本葬祭/美粧企画部 坪田 玲子