こんにちは。
ありがとうで送るお葬式®
家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地
紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の中本です。
新年と言うこともあり、家内安全や無病息災などをご祈祷して貰ってきました。
友人や知人との会話の中でも、自分自身の為のみならず自身の子供の人生の節目などでご祈祷をして貰って来たんだという話をしばしば耳にします。
こうした友人達との何気ない会話の中で「そもそもさぁ、ご祈祷ってホントに効果あるの?」と言う質問を受けました。そこで今回は「ご祈祷は本当に効果があるのか?」という事についてご紹介させて頂きます。
ご祈祷と参拝の違いについて
皆さんもお正月になると神社やお寺に初詣に参拝されるかと思います。
しばしば神社やお寺ではお願い事をしてはいけない。感謝が大切なんだと言う話をネットなどで見かけるかと思います。
そもそも感謝というのは「頭が下がる」と言うことを感じるという意味があります。
ですので、そこに対する敬意があればしっかりと感謝は出来ていますので安心してお願い事をされても問題ありません。
そして、このお願い事をするという中で、参拝してお祈りするという場合と、中の施設に入って個々のお願い事をお祈りして貰うというご祈祷という形があります。
ご祈祷は効果があるの?
私の友人が修行をされている行者さんに同じ質問をした事があります。
彼が「ご祈祷で病気は治りますか?」と行者さんに聞いたところ「治らん!」と言われた事があります。
では、なぜご祈祷で家内安全や無病息災をお願いしてきたのだって話になりますよね。
まず、祈って貰っただけで病原菌の細胞などが物理的に無くなるという超能力が実際にあるのかどうかは私にはわかりません。
しかし、ご祈祷を頂く事によって例えば御札や御守などはきちんと「祈られたもの」になります。ご祈祷を頂いた事で「祈られた人になる」という事なのですね。
これらは間違いのないことです。
これが効くのか、効かないのか?現実的に作用するのかと言うことを聞きたくなってしまうというのは人の人情で、やはり誰しもそうした魔法のようなものに頼りたくなるものですよね。
しかし、物事の見方を少し変えて「人に応援されている」という風に考えて見ると如何でしょうか。自分以外の人に応援されていて「あの応援なんか関係ない。全て自分の実力だ」という風に思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、応援されているという事自体が効かないという風にはなかなか言えないのではと思うのです。
このように、応援なんて何の効果もないという風に無粋な事を言ってしまうのと同じ世界観でして、正式にご祈祷を頂いて祈ってもらった人になることで、よし、頑張ろう!と気持ちのスイッチも入るものではないかと思います。
心から起こった出来事が、物に影響するのではなく、それを感じる心、つまり心から心への対応で影響するものではないかと思います。
ご祈祷を頂いたので、治療を頑張ろう!ですとか、ご祈祷を頂いたので薬を忘れずに飲もうという気持ちが沸き起こる可能性が出てくるものではないでしょうか。
このように、気持ちから起こったことは気持ちになって起こるという風に考えたほうが、素直な捉え方な気がしますね。
このように、神仏という存在は私たちの心の世界の有り様をどのようにして扱おうかということを先人達が考えて、教えという形に創り上げられたのではないでしょうか。
ですので、神社やお寺への参拝を続けることで「祈り続けてきた」存在になります。ご祈祷を頂くことで「祈られ続けてきた」存在になります。こうした事がお祈りやご祈祷という事の本質的なところではないかと思います。
如何だったでしょうか。本日は以上です。
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