中本葬祭ブログ

除夜の鐘を辞めるお寺が続出!?という嘘記事に見る今の世の中。

こんにちは。 ありがとうで送るお葬式®

家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地

紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の中本です。

 

少し前にネットで読んだ記事で「近隣住民から除夜の鐘がうるさいと苦情が来るようになり、除夜の鐘を辞めるお寺が続出している」という内容のものを見かけました。

とんでもないデマで、一つ二つ諸事情があって止む無く・・・というお寺様はいらっしゃると思います。

しかし「続出」と表現するほど数多く起こっている事例ではないのに、あたかも何十例も全国的にそれが広がっているかの如く面白おかしく書き立てる現代の報道に違和感を感じずにいられません。

今の時代は、ある一つの事実を発見すると、その事実があたかも一般化しているかのような伝えられ方やツイッターやSNSなどの個人の発言を引用してその事実を強化したり、それらを何十倍にも誇張して、記事として読み手の興味、好奇心を煽るような伝えられ方をしているように思います。

どのような事にも言えることですが、表面上の事だけに囚われてしまっていれば、その物事の本質的な部分は先入観というものが邪魔をして見えなくなってしまいます。

後々になってようやく「そういうことだったのか!」と気付き、それを紐解いて遡っていくことで解決する問題もあるでしょう。しかし、それが対人関係や第三者までをも巻き込んでいまう事ならば、一つ間違えてしまえば取り返しのつかない事になる事も少なくないのではと思います。

これだけ世の中に情報が溢れ、様々な情報もインターネットを使えばすぐに取り出せる便利な時代になった一方、字面だけでなくその情報の根拠や背景、目には見えない本質的な部分を読み取る能力が個々に求められる時代になって来たのではないかと思います。

また、私達はインターネットを通じて情報を発信していく行為を続けている以上、きちんとその根拠や背景についても可能な限り調査をして、読み手の皆様に対してのより良い問題や疑問の解決のお役に立てるようにしていかねばならないと思っております。

 

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この記事の著者:(株)中本葬祭/専務取締役 中本 吉保