こんにちは。 ありがとうで送るお葬式®
家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地
紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の汐﨑です。
故人の追善供養のための法要は様々なものがあります。通夜式や葬儀、四十九日や初盆、そして一周忌までは馴染みがありますが、「三回忌」ともなると、一体どのような法要であるのかや、具体的な内容となるとわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は三回忌の法要について、具体的な内容や流れなどについてご紹介させて頂きます。
三回忌法要とは?
三回忌とは、一体どのタイミングで行われるものでしょうか。文字通りにするのであれば「三年目」なんだろうかとお思いになるかも知れませんが、どのタイミングから数えての「三回忌」なのか、正確に把握しきれていない方も多いのではないでしょうか。まずは、三回忌をおこなう時期と、法要が持つ意味についてご紹介させて頂きます。
三回忌とは?その数え方や計算方法について
三回忌は、一周忌の次に行われる法要です。故人が亡くなってから満2年後(翌々年)に行われます。
時々「亡くなってから三年後におこなうもの」と思ってらっしゃる方がいますが、これは間違いです。
この数え方は、亡くなった日を最初の忌日として考える事が大元となっています。翌々年は三度目の忌日として数え、「三回忌」として法要を行うという考え方となっているのです。
年忌法要として、その年の命日に行うのが原則ですが、遺族や参列者の都合を考慮して、近年では命日よりも早いタイミングで、新宮市や那智勝浦町周辺地域においては、概ね一ヶ月ほど前に行われることが多いです。
三回忌の流れについて
三回忌法要の流れは、厳密に決められたルールがあるという訳ではありません。進行の形式は宗教や宗派、地域によってある程度変わってくる上、遺族の考え方などで柔軟に変化する傾向にあります。
今回は基本的な新宮市や那智勝浦町周辺地域における、一般的な進行方法をご紹介させて頂きます。
あくまで一つの目安として頂き、この流れに忠実である必要はなく、状況に応じて調整して構いません。
具体的には、お寺→お墓→自宅の三箇所でご読経を頂く流れとなりますが、「自宅からお寺まで遠方であり、わざわざ菩提寺のご住職に自宅まで来ていただくのは忍びない」ということでお寺→お墓の二箇所で終了というケースもあれば、僧侶によっては本堂での法要がなく、お墓→自宅という形もあったりなど、菩提寺や地域慣習、ご遺族の事情により様々なである事を覚えておいて頂ければと思います。
僧侶が読経を行い、焼香をします
僧侶が読経をおこないます。長さは宗教や宗派などによって異なりますが、平均すると15分程度である事が多いです。この間に、遺族や参列者たちによる焼香をおこないます。前方に座っている人から、順番に焼香をしていきましょう。
読経と焼香終了後、僧侶による法話を頂きます。法話の内容や長さも、宗教や宗派、そして僧侶やお寺の方針によって異なります。
法話とは一般的に仏教の教えを説くものですが、故人と関わりが深いお寺の場合は、供養の意味を込めた思い出話などをして下さる場合もあります。平均すると5分程度のことが多いでしょう。
その後、次なる場所(墓地または自宅)に移動します。
墓地や自宅で読経を頂く場合にも上記の流れと同様になりますが、都度法話を頂くわけではなく
本堂で法話を頂いた場合には、墓地や自宅で改めて法話を頂くことはないかと思います。
施主は墓地や自宅に移動する前に、本堂での法要の前或いは後に、僧侶へお布施を渡します。御車代や御膳料もこのとき一緒に渡すことが多いですが、後の会食に同席する場合は御膳料は必要ありません。
全ての法要が終了した後に施主が挨拶をします
読経と焼香、法話が終わり、法要が終了します。
僧侶が退場したら、再び施主が挨拶をします。こちらも同じく、その日のお礼を簡潔に伝えるようにしましょう。法要終了と、このあとの会食の案内をしておくのが一般的です。
「本日はお忙しいところ、御参列頂き誠にありがとうございました。皆さまにお越し頂き、故人もさぞ喜んでいる事と存じます。心ばかりではございますが、お膳の用意を致しました。お時間が許される限り、どうぞごゆっくりおくつろぎください。本日は誠にありがとうございました」など、簡潔に感謝の気持ちを伝えましょう。
会食を行います(任意です)
法要のあとは、「お斎」と呼ばれる会食の席を設けるのが一般的です。正式には精進料理を用意するものですが、近年はレストランを使用したり、仕出し弁当を振る舞ったりするケースが増えてきています。
予算は平均で3,000~10,000円程度である事が多いです。三回忌法要の規模や会場によってこれらの金額は変動します。また、諸事情によって飲食の席を用意をしない場合は、終了後の施主挨拶でその旨を伝え、お礼の品物を用意しておくと良いでしょう。
如何だったでしょうか。本日は以上です。
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この記事の著者:(株)中本葬祭/施工部 汐﨑 剣児