中本葬祭ブログ

命日って一つだけじゃない事をご存知でしょうか

2020/03/14

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紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の坪田です。

一般的に命日と聞くと、亡くなった方の同月同日と思いつく方が多いかと思います。

しかし、実は命日には2つある事をご存知でしょうか。

そこで今回は、命日について、そして命日にお供えするお供え物などについてご紹介させて頂きます。

命日とは

一般的に多くの方が「命日」と聞いて想像するのは、故人が亡くなられた月日の事だと認識される方がほとんどだと思います。

しかし本来「命日」とは亡くなられた「日」のことであり、毎月同じ日が「命日」となります。
仮に亡くなったのが4月1日だとします。命日とは、正しくは4月1日のことではなく、毎月の1日の事を表わします。
つまり命日は年に12回存在する事になります。

お亡くなりになった月日の事を「祥月命日(しょうつきめいにち)」と言います。

前述の毎月1日を「月命日(つきめいにち)」と言います。

祥月命日と月命日について、以下でご紹介させて頂きます。

祥月命日について

祥月命日(しょうつきめいにち)とは故人が亡くなった日と同じ月日(日付)を言います。
従って祥月命日は年に1度しか回ってきません。

月命日について

月命日とは毎月の故人が亡くなった日を言います。
祥月命日は除きますから、年に11回ある計算になります。
宗派によっては、菩提寺の僧侶に毎月の月命日に自宅でお経をあげてもらう宗派もあります。

お供え物について

命日の日にお仏壇にお参りする際には、お供え物を持参するようにしましょう。
特に決まりはないのですが、お線香の他、日持ちのするお菓子や果物が一般的です。
また、故人の好きだったものを持参するのも良いかと思います。

その際、自分でご仏前にお供えするのではなく、必ず家人に「御仏前にお供えしてください」と伝えてお渡しましょう。

法要の場合には、お金を包む場合と、お供え物を持参する場合とがあります、また地域によっては両方持参する場合もありますので、予め確認するようにしましょう。
現金を包む場合、命日の仏壇参りでしたら3000円ほど、法要の場合は身内は1万円~3万円ほど、身内ではない場合は3000円~5000円が一般的な相場のようです。
お金を包む際に注意したいのは、金額を「奇数」にするという事です。
偶数は「割り切れる」ことから、「故人との縁を切ること」を連想させるので避けるようにしましょう。

 

如何だったでしょうか。 本日は以上です。

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この記事の著者:(株)中本葬祭/美粧企画部 坪田 玲子