こんにちは。 ありがとうで送るお葬式®
家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地
紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の山下です。
亡くなった方の戒名などを記し、お仏壇に祀る位牌。
一般的に位牌は1人一つずつ作るものですが、夫婦連名で一つの位牌とする「夫婦位牌(めおといはい)」を作る方もいらっしゃいます。
今回はこの夫婦位牌を作る意味やタイミングや気をつけていただきたい注意点などについてご紹介させて頂きます。
夫婦位牌とは?用意するタイミングについて
位牌とは故人の戒名や命日などを記した木札状の仏具です。
故人の魂が宿る依代と考えられ、仏壇に祀って手を合わせてお参りします。
一般的には1人ひとつずつの位牌を作るものですが、ひとつの位牌に夫婦連名を記した「夫婦位牌(めおといはい)」を作られる方もいらっしゃいます。
死後の世界でも夫婦一緒にいたいという思いで作る方、残されたご遺族の管理の手間などを考慮して夫婦位牌にするというケースもあります。
夫婦位牌を用意するタイミングは大きくわけて下記の2つのどちらかとなります。
1.夫婦のいずれかが亡くなったとき
夫婦のどちらか一方が亡くなった際に夫婦位牌を購入する場合です。
この場合は位牌の片端に亡くなられた方の戒名を記し、隣のスペースは空欄となります。
ただし隣が空欄の位牌を仏壇に置いておくのは、もう1人が亡くなって戒名を入れるのを待っているかのように感じ、縁起が悪いと思う方もいらっしゃいます。
そのような抵抗がある方は、2のタイミングで用意しましょう。
2.ご夫婦いずれもお亡くなりになられた時
ご夫婦どちらか一方が亡くなった時には1人用の位牌を作り、そこから先々に、お二人とも亡くなったタイミングで夫婦位牌に作り変えるという場合です。
この場合、元々の1人用の位牌に追加して2人分の情報を記すのはスペース的に難しいので、もとの位牌は処分し、新しい位牌を作ることになります。
夫婦位牌の価格や文字入れの方法について
位牌には故人の戒名や命日、亡くなった時の年齢などを記します。
夫婦位牌では2人分の情報となるので、当然1人用の位牌よりも幅が広く大きなサイズとなります。
具体的には幅5センチ以上の位牌を選ぶ必要があるでしょう。
夫婦位牌にする場合の注意点について
夫婦位牌は2人分の情報が記されるため、一般的な位牌よりも大きなサイズとなります。
ご自宅の仏壇に十分に収納出来るスペースを確保できるかどうか、作成前には置き場所のサイズも確認しておきましょう。
夫婦位牌に戒名を追加で彫り記す場合には一度仏壇に祀った位牌を購入した店舗やメーカーへ預けることになります。
2人分の書体がちぐはぐにならず、統一されるよう、購入した店舗や同じメーカーへ依頼するようにしましょう。
今後使用しない古い位牌を仏壇から取り出す際には、僧侶からお経をいただき「魂抜き」の供養をして頂いてから取り出しましょう。
これは位牌を作り直して古い位牌を処分する際にも同様に行っていただく必要があります。
また、ご夫婦本人の希望ではなく遺族の希望で夫婦位牌を検討されている場合は、生前のご夫婦にもご相談しておくことをおすすめします。
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この記事の著者:(株)中本葬祭/施工部 環境保全課 係長 山下 浩司