中本葬祭ブログ

遺骨は自宅で保管しても良いの?

2020/04/17

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宗教観や価値観、生活習慣の変化により、さまざまな供養の形が登場しています。

五遺骨をお墓に納めず、自宅保管する「手元供養」や「自宅供養」も現在増えてきた供養の形の一つです。

今回はご遺骨の自宅保管についてご紹介させて頂きます。

ご遺骨を自宅保管する際の方法や注意していただきたい点などについてもご紹介させて頂きます。

ぜひ参考にしてくださいね。

 

遺骨は自宅で保管すると違法にならないの?

 

「葬儀の際にはご遺体を火葬して、遺骨をお墓へ埋葬するものじゃないの?」

「遺骨をいつまでも自宅で保管していていいの?」

こんなご質問をしばしば頂戴しますが、ご遺骨を自宅で保管することは全く問題ありません。

 

日本には「墓地・埋葬に関する法律」がありますが、この法律で定められているのは「遺骨を埋葬・納骨をする場合、自治体が認めた場所にする」ということ。

自宅の庭に遺骨を埋める(埋葬する)のは違法ですが、自宅で保管していることについては特に違法ではないのです。

最近は宗教観や価値観の変化から、お墓を持たないという方もいらっしゃいます。

ご遺骨をお墓へ埋葬あるいは納骨堂へ納骨はせずに、ご自宅の自身がいつも故人を身近に感じながら供養をする「手元供養」を選ぶ方が増えています。

故人の供養には形式よりも、弔う気持ちが何より大切です。

お墓や納骨堂へ納めずとも、故人を弔う気持ちを込めて手を合わせていれば、それは立派な供養となります。

 

遺骨を自宅保管する為に適した入れ物や場所は?

遺骨を自宅保管するとしても、保管方法はどうすれば良いのだろうかとお悩みの方もいらっしゃると思います。

火葬場から遺骨を持ち帰った骨箱は、意外と大きくかさばります。

中本葬祭ではご自宅用にお骨とお参りができる祭壇を設置していますが、他にもさまざまな形、種類があります。

 

近年増えているのは、遺骨をパウダー状に砕いて量を減らす方法です。

具体的にはご遺骨をおおよそ1/3程度の量にすることができますので、コンパクトな骨壺や小瓶に納めて普段は棚や引き出しに収納し、命日やお盆、法要の時に取り出して手を合わせるということもできます。

或いはリビングや寝室の片隅に作った供養コーナーに供えることもできますね。

近年の住宅設計には仏間や仏壇がないという家庭も増えていますので、洋室の片隅においても違和感のないデザインの骨壺や骨箱、オブジェなどにする方は多くいらっしゃいます。

また、常に身につけていたいと遺骨を使ってアクセサリーを作る方もいらっしゃいます。

 

ご遺骨を自宅保管する際の注意したいこと3点

カビに注意しましょう

遺骨を密封した骨壷や骨箱に納めず、なおかつ高温多湿で風通しが悪いところに長期間おいていると、遺骨にカビが生えてしまう可能性があります。

直射日光を避け、比較的風通しの良い場所で保管するようにしましょう。

更には、骨壺のままだと湿気が入り込む可能性があるので、ご遺骨をパウダー状にした後、真空パックにして保管すると言うのが、最も安心な方法としておすすめです。

 

家族や来客へ配慮するようにしましょう

 

ご遺骨がリビングなど目につく場所にあることを、よく思わない方もいます。

さまざまな供養の形が広がってきているとはいえ「遺骨はお墓に納めるのが当然」と考える方も勿論いらっしゃいます。

ご遺骨の保管の形や保管場所などについては、家族とよく話し合って決めるようにしましょう。

普段はいつも目につくところに設置しつつも、来客時には棚や引き出しにしまえるような配慮もあると良いですね。

 

ご遺骨の最終的な行き場所を考えておくようにしましょう

遺骨を自宅で管理している本人がいなくなった後、その遺骨は遺族へ引き継がれます。

残された家族へ負担をかけないためにも、自宅保管をしている遺骨は、先々どうしていくのかをしっかりと話し合っておきましょう。

改めてお墓へ埋葬する、お寺での永代供養をお願いする、海へ散骨するといった選択肢が考えられます。

 

如何だったでしょうか。

本日は以上です。

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この記事の著者:(株)中本葬祭/美粧企画部 裏東 勢子