中本葬祭ブログ

宗派による焼香回数の違いについて

こんにちは。 ありがとうで送るお葬式®

家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地

紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の山下です。

葬儀は頻繁に参列する機会がないので、お葬式に参列したとき、焼香の回数などを含め「焼香は前の人と同じように行おう」と考えられる方も多いのではないでしょうか。

実は焼香の回数に関しては宗派によりその回数は異なることをご存知でしょうか。

葬儀において、不特定多数の方がご参列になる場合も多く、焼香の回数はお心を込めて1回で統一して下さいとされているケースが比較的多いのですが、

もちろん、ご自身の確固たる宗派の教えの通りに行って頂いても全く差し支えありませんし、周りの人に合わせて1回で統一される場合でも、ご自身の宗派の本来の焼香回数を知った上でそうされるのと、知らずにされるのではまた、その意味合いも違ってくるのではないでしょうか。
そこで今回は「宗派による焼香回数の違い」について重点的にご紹介させていただきます。

家族葬など葬儀の形式に関わらず作法には変わりありませんので、家族葬に参列する場合にも同様になります。

家族葬に参列する場合の焼香の作法については下記よりご確認下さいませ。

 
 
 

宗派による焼香回数の違いについて

大抵の宗派では、1回あるいは3回焼香をします。香をつまみ、おしいただき、灰に落とすという基本的な作法があり、これらを行う回数は宗派によって違いがあります。

参列するご家庭の宗派に沿って行うというほうが丁寧ではありますが、ご自身の確固たる宗派がお有りでしたら、その宗派に沿ったやり方でも全く問題ありません

回数はそれほど重要なものではなく、相手の宗派も自分の宗派もわからなかったりする場合には、1回で問題ありません。

ただし、参列者数が多い場合などには回数が指定される場合がありますので、その際には従うようにしましょう。

以下に宗派による焼香回数の違いを一覧にしましたのでご覧くださいませ。

真言宗香をおしいただき、3回行う。
日蓮宗香をおしいただき、1回(または3回)行う。
日蓮正宗香をおしいただき、3回(または1回)行う。
臨済宗香をおしいただき、1回行う。※寺院によってはおしいただかないという教えの場合もあります
浄土真宗香をおしいただかず、1回行う。
曹洞宗2回行うが、1回目はおしいただき、2回目はおしいただかない。
浄土宗回数の定めは特になし。
天台宗回数や作法の定めは特になし。おしいただくかどうかも自由。

作法を理解した上でお見送りを

焼香は故人のことを想って行うのが何より大切なことと言えます。故人と自身の宗派が違った場合であっても、ご自身の宗派に合わせれば全く問題ありません。

ご自身の宗派の作法を理解した上で、余裕があればお相手の宗派の作法についても知っておくと、互いにとって心おだやかな葬儀となるのではないでしょうか。

 

如何だったでしょうか。本日は以上です。

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この記事の著者:(株)中本葬祭/環境保全課 係長 山下 浩司