中本葬祭ブログ

家族葬に参列する際の焼香のやり方って?

こんにちは。 ありがとうで送るお葬式®

家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地

紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の財賀です。

葬儀は実際に経験する回数も少なく、お葬式に参列したときには「焼香は前の人と同じように行おう」と考えられる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、いざご自身が一番手で焼香をすることになってしまったら、正しい焼香のやり方を知っておかなければ困ってしまいますね。
そこで今回は「お葬式に参列する際の焼香のやり方」についてご紹介させていただきます。

家族葬など葬儀の形式に関わらず作法には変わりありませんので、家族葬に参列する場合にも同様になります。

 
 

焼香について

焼香とは、仏や死者に向けて香を焚いて拝むことを言います。お葬式や法要などで、細かくした香を香炉上の炭の上に落として焚きます。

焼香は、心と身体の穢れを取り除き、清浄な心でお参りするための作法で、一般的には左手に数珠を掛け、右手で焼香を行います。

線香による焼香もありますが、これは日常のお参りに用いられるもので、「線香を上げる」と言われます。あまり焼香というイメージはありませんが、基本的な意味や目的は同じです。

また、焼香には立礼で行う場合と、法要や自宅でのお葬式の際など座礼で行う場合とがあります。

以下にそれぞれの状況に応じた作法をご紹介させていただきます。

立礼による焼香について

①焼香の順番がきたら、祭壇に進み、ご遺族に一礼します。
②焼香台の一歩手前まで歩き、祭壇上のご本尊を見て一礼(または合掌)します。
③宗派ごとの作法に従って、抹香(まっこう)をつまみます。
④抹香を香炉の中の炭へ落とします。
⑤宗派ごとの作法に従って、1~3回繰り返します。
⑥改めて遺影に向かって合掌し、一礼します。
⑦遺影の方を向いたまま、二、三歩下がった後に遺族に一礼し、元の席に戻ります。

座礼による焼香について

①焼香の順番が来たら前に進み、焼香台の手前で座って、遺族に一礼します。
②祭壇上のご本尊に向かって一礼します。
③その後、立ち上がらずに膝で焼香台まで寄り合掌します。
④宗派ごとの作法に従って、抹香をつまみます。
⑤抹香を香炉の中の炭へ落とします。
⑥宗派ごとの作法に従って、1~3回繰り返します。
⑦焼香が済んだら合掌をします。
⑧祭壇前から下がり、遺族に一礼してから立ち上がって戻ります。

回し焼香について

回し焼香は、一般的に会場が狭い場合などに行われます。

自分で焼香台へ向かうのではなく、焼香炉そのものを回し、受け取った焼香炉を自分の前に置き、焼香が終われば隣の人に回しましょう。

①香炉が回ってきたら、軽く礼をして受け取ります。
②香炉を自分の前に置き、祭壇上のご本尊に向かって合掌します。
③宗派ごとの作法に従って、抹香をつまみます。
④宗派ごとの作法に従って、1~3回繰り返します。
⑤合掌してから一礼します。
⑥次の人に香炉を回します。


椅子席の場合は自分の膝の上にのせましょう。

如何だったでしょうか。本日は以上です。

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この記事の著者:(株)中本葬祭/環境整備課 係長 財賀 幸男