弔電のお礼は、普段からメールやLINEで連絡している親しい相手なら、同じ方法で早めに伝えて差し支えありません。一方、会社・団体、目上の方、改まった関係では、書面を基本にすると丁寧です。迷う場合は、まずメールや電話で受け取ったことを伝え、後からお礼状を送ります。
ここでご紹介するのは全国向けの一般的な考え方です。弔電へのお礼は、地域、ご家庭、相手との関係、普段の連絡手段によって異なります。電子的な連絡だけで済ませるか迷う場合は、相手が受け取りやすい方法を優先してください。
結論|親しい相手はメールやLINE、改まった相手は書面が目安です
大切なのは、形式だけで判断せず、弔電を受け取ったことと感謝を相手へ確実に伝えることです。次の表は、連絡方法を選ぶときの目安を示しています。
| 相手との関係 | 伝え方の目安 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 親しい友人・親族 | 普段使うメールやLINE | 短くても、弔電を受け取ったことを明記する |
| 会社・団体 | 担当部署へのメールまたは書面 | 会社名義か、部署・有志の連名かを確認する |
| 目上の方・改まった関係 | お礼状を基本にする | 急ぐ場合は先に電話やメールで受領を伝える |
| 連絡方法に迷う相手 | 先方が普段使う方法で一報し、必要なら書面 | 電子連絡だけで済ませてよい関係かを考える |
LINEだから失礼、手紙だから必ず正しいと一律には決められません。日頃の関係から急に離れた連絡手段を選ぶより、相手が読みやすく、ご家族が無理なく感謝を伝えられる方法を選びます。
送る時期は、葬儀後に落ち着き次第で構いません
弔電へのお礼は、葬儀後に落ち着き次第、あまり間を空けずに伝えます。すぐに書面を整えられないときは、先にメールやLINEで「確かに受け取りました」と知らせ、必要に応じて後からお礼状を送ります。
遅くなった場合も、送らないままにせず、「ご連絡が遅くなり申し訳ありません」と短く添えます。ご家族が手続きや片付けで慌ただしい時期ですので、無理に長い文章を作る必要はありません。
メールやLINEは5つの内容に絞ります
電子的な連絡では、次の順番にすると短い文章でも要点が伝わります。
- 弔電を受け取ったことを伝える
「弔電をありがとう」「ご丁寧な弔電をいただき」のように、何へのお礼かを明確にします。 - 感謝を伝える
温かい言葉や心遣いへの感謝を、自分の言葉で一文にします。 - 葬儀を終えたことを報告する
葬儀が終わっている場合は、無事に執り行ったことを簡潔に伝えます。 - 故人との関係に触れる
必要であれば、生前のお付き合いへの感謝を添えます。 - 略式の連絡であることを結ぶ
改まった相手には「まずはメールにて御礼申し上げます」と添えます。
弔電のお礼メール・LINEの文例
文例はそのまま送るのではなく、故人との続柄、相手との関係、普段の言葉遣いに合わせて調整してください。
親しい友人へLINEで伝える場合
先日は父の葬儀に温かい弔電を送ってくれて、ありがとうございました。家族みんなでありがたく読ませてもらいました。おかげさまで葬儀を終えることができました。父のことを気にかけてくれて、本当にありがとう。
会社・団体へメールで伝える場合
件名:弔電への御礼
〇〇部の皆様
このたびは父〇〇の葬儀に際し、ご丁寧な弔電を賜り、誠にありがとうございました。温かいお言葉を家族一同ありがたく拝読し、おかげさまで葬儀を滞りなく終えることができました。略儀ながら、まずはメールにて御礼申し上げます。
氏名
目上の方へ先に一報する場合
このたびは母〇〇の葬儀に際し、ご丁寧な弔電を賜り、誠にありがとうございました。温かいお心遣いに、家族一同深く感謝しております。まずは受領のご報告と御礼を申し上げます。改めて書面にてご挨拶申し上げます。
句読点を使わない慣習はありますが、メールやLINEで一律に禁止されているわけではありません。形式だけを優先して読みにくくせず、相手との関係と読みやすさに合わせます。
供花や香典も届いた場合は返礼を分けて確認します
弔電だけをいただいた場合、一般に品物での返礼は必要ありません。供花、供物、香典も一緒に受け取ったときは、弔電へのお礼と品物への返礼を分けて考えます。
供花・供物のお礼状、会社名義・連名への宛名、返礼品との分け方は、供花・供物のお礼状の書き方で整理しています。弔電の文章に使う故人の敬称は、弔電や訃報通知で見かける敬称の読み方もご確認ください。
よくある質問
弔電のお礼をLINEだけで済ませてもよいですか?
普段からLINEで連絡している親しい相手であれば、LINEで感謝を伝えて差し支えありません。目上の方や改まった関係では、書面を基本にするか、先に一報して後からお礼状を送ると丁寧です。
会社からの弔電には誰へお礼を伝えますか?
会社名義であれば代表者または担当部署、部署や有志の連名であれば代表者を窓口にするのが一つの目安です。誰から届いたものか分からない場合は、差出人の名義を確認してください。
弔電と供花を一緒にいただいたら、お礼は1通でよいですか?
1通の文章で弔電と供花の両方に触れて感謝を伝えられます。ただし、供花や香典への返礼品が必要かは別に確認し、受け取った内容を記録しておきます。
相手との関係に合う方法で、短くても感謝を伝えます
弔電のお礼は、親しい相手ならメールやLINE、改まった相手なら書面という目安で考えます。迷う場合は、まず受領と感謝を一報し、後からお礼状を送ると行き違いを防げます。
中本葬祭では、弔電、供花、供物、香典を受け取った後の整理や、相手に合わせたお礼文の事前相談も承っています。誰から何をいただいたか分かる記録をお持ちいただければ、ご家庭に合う伝え方を一緒に確認します。
確認日・関連情報
確認日:2026年10月17日。相手との関係や地域の慣習によって適切な方法は異なるため、送信前に宛先と名義をご確認ください。
新宮市・那智勝浦町・太地町・紀宝町の葬儀相談
中本葬祭は、新宮市、那智勝浦町、太地町、紀宝町で6つの葬儀会場を運営し、ご家族の状況に合わせた葬儀をご案内しています。お急ぎの場合は、24時間つながるフリーダイヤルへご連絡ください。
この記事の監修
中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター
平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。
