こんにちは。 ありがとうで送るお葬式®
家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地
紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の山下です。
葬儀における会食の際や四十九日法要、お別れの会などで行われる「献杯(けんぱい)」についてご存知でしょうか。何となく知っていても、献杯の中でやってはいけないことなどもあるのをご存知では無い方も多いのでは無いかと思います。
そこで今回は「献杯にまつわる作法やマナーについて」ご紹介させて頂きます。
献杯とは
献杯とは、主に葬儀や法要の際に「献杯」の声と共にグラスを挙げる儀式を言います。
地域やその家族の考え方により必ずしも献杯が行われるものではなく、あくまで故人を悼み行われるものであり、会食の考え方で行うか否かは判断されるものと言えます。
具体的には「葬儀をようやく終えて、長時間最後まで参列して貰った親族や関係者の皆様にはゆっくり食事をしてもらいたい」という考え方の方はどちらかと言うと献杯を行わない場合の方が多いでしょうし、「会食も故人の供養のひとつだから、あくまで故人を中心として故人を偲びながら皆で食事の席を囲みたい」という考え方の方は献杯を行う場合のほうが多いと言えるでしょう。
いずれの考え方も正しい、正しくないという事はなく、献杯を行わなかったからと言ってマナー違反というわけでもありません。あくまで、その地域やご遺族の考え方により行うかどうかが決定されるものと言えます。
献杯の際何と言えばいいの?
献杯を行おうと考えた際に、具体的に何と言えば良いのだろうか?そうお悩みの方もいらっしゃると思います。
ここでは、献杯の際の挨拶の一例をご紹介させて頂きます。本題に入る前に故人の人柄や懐かしいエピソードなどを添えて頂いても差し支えありませんが、極力短く、長々と参加者を待たせる事のないようにするよう心掛けましょう。
(グラスを掲げつつ)それでは、故人の安らかなるご永眠を祈念いたしまして、献杯とさせて頂きます。ご唱和下さい。献杯。
他の参加者の方は、「献杯」のご発声に併せて無言でグラスを掲げます。
献杯は誰に頼めば良い?
献杯の挨拶を依頼する場合、基本的には喪主や直系の親族ではなく、それ以外の親族や特に生前、故人と仲の良かった友人などに依頼する場合が多いようです。
注意したい献杯におけるマナー違反について
実は、意外と結構な頻度で起こってしまうことなのですが、献杯の際にはグラス同士を合わせるのは控えましょう。グラスを合わせるのは一般的におめでたい席で行われるものです。
献杯の場合は、グラスを合わせず無言で掲げるのがマナーとなっていますのでご注意頂ければと思います。
如何だったでしょうか。本日は以上です。
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この記事の著者:(株)中本葬祭/施工部 環境保全課 係長 山下 浩司