中本葬祭ブログ

葬儀や法要における供物の送り方について

こんにちは。 ありがとうで送るお葬式®

家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地

紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の財賀です。

葬儀や法要の際には、故人や仏様への感謝の気持ちや弔意を表すために供物(くもつ)を送ります。 この供物は、宗教や地域によっても変わってきます。
故人の宗教に合わせて最適な供物を送るためには、宗教ごとの規律や考え方に合った品物選びなど、送るに際してのマナーを理解しておく事が大切ですね。

そこで今回は「葬儀や法要における供物の送り方について」ご紹介させて頂きます。

供物は感謝と弔意を表すために送ります

供物は通夜・告別式などの葬儀や、四十九日などの年忌法要などにおいて、故人や仏様への感謝とご遺族への弔意の気持ちを表すために送るものです。

そのため、供物は基本的には故人と親しかった方、親族や近親者、あるいは故人が所属していた会社や学校などの団体関係者が送ります。
こうした方以外の方が送ってはいけないということはありませんが、近年は葬儀の小規模化・簡素化もあって、訃報を知るタイミングが葬儀後であったといった場合も少なくなく、結果として供物が送られること自体が少なくなってきています。

御香典か供物かどっちを贈れば良い?

葬儀や法要に参列する場合、御香典と供物・供花のどちらかを送るべきか、あるいは両方を送る方が良いのだろうかと迷う方も多いと思いますが、基本的に香典と供物・供花は同じ意味になりますので、御香典を送る場合は供物・供花は必要ないとされています。

また、社員一同や学友一同など、大人数で供物・供花を送る場合は、個別に御香典も別途用意されるとよいでしょう。

供物や供花を辞退される趣旨の案内があった場合にはどうすれば良い?

訃報通知や法要の案内状などに、「供物・供花はご辞退申し上げます」など、供物をご辞退される旨の案内がある場合もあります。
こうした場合には、施主の意向をくみ、供物も供花も用意する必要はありません。

宗教ごとの代表的な供物について

宗教代表的な供物
仏教線香、ろうそく、果物、菓子、缶詰、五穀、故人が好きだったもの
神道果物、菓子、魚などの海産物、酒、五穀、故人が好きだったもの
キリスト教なし

キリスト教は祭壇に供物を飾るという習慣がなく、供花として生花を送ります。また、地域によっては送るものが決まっている場合もあるため、分からない場合はお気軽に中本葬祭までお問い合わせ下さいませ。

供物として送ってはいけないものとは

仏教と神道では、宗教ごとの戒律や考え方が異なるため、それぞれ供物として相応しくないとされているものがあります。
仏教では不殺生戒の戒律から肉や魚などの生ものが、神道では仏教の供養方法である線香、ろうそく、抹香などは、神前に供えるものとして相応しくないとされています。

供物を送る場合の注意点について

供物を送るときには、以下の2点に注意して手配するようにしましょう。

1.事前にご遺族に確認・了承を得ておくようにしましょう

送られた供物は式場内に飾られるため、盛籠など大きな供物を送る場合は、式場の配置に困る場合もあります。また式場の規模や、故人の意向として供物をご辞退される場合もあるため、事前に供物を送りたい旨をご遺族側に伝え、了承を得ておくようにしましょう。

2.式の開始時刻までに届くように手配しましょう

供物は、葬儀であれば通夜・告別式を通して、法要であれば式中に飾るものであるため、式の開始までに間に合うように送りましょう。
式典における準備のことを考えると、葬儀の場合は可能ならば通夜当日の午前中に、法要の場合には遅くとも開始1時間前までには届くように手配しましょう。

如何だったでしょうか。

本日は以上です。

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この記事の著者:(株)中本葬祭/環境整備課 係長 財賀 幸男