中本葬祭ブログ

葬式のお返し「香典返し」について

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紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の坪田です。

葬式で香典をもらったお返しとしてお渡しする「香典返し」。

実は全国的なマナーと言うよりは、東日本のマナーと私たち和歌山県を含めた西日本マナーは異なります。

そこで今回は主に私たち中本葬祭の地域における香典返しに関するマナーを中心に、香典返しのタイミングや内容、渡す際の注意点など、香典返しの基本知識をご紹介させて頂きます。

家族葬の場合のお返しについても合わせてお伝えします。

 

葬式のお返しは、和歌山県は「即返し」全国的には「後日返し」が主流です

葬式でもらった御香典に対してのお返しである「香典返し」。

香典返しをお渡しするタイミングは、葬儀当日にすぐに渡す「即返し」と、葬儀後四十九日法要後にお渡しする「後日返し」の2種類があります。

 

「即返し」は葬儀当日、受付ですぐにお渡しします

 

私たち中本葬祭の地域の葬儀では、受付で御香典をいただいた方にその場ですぐお返しをする「即返し」で香典返しを行います。

香典の金額や故人との関係性に関わらず、全ての方に対して事前に用意していた同じ品物と会葬礼状はがきをお渡しします。

香典返しの品物は海苔やお茶、コーヒーなどが多く、予算は2500円程度というのが主流です。

当日その場で返礼品と会葬礼状をお渡ししますので、基本的にはこれで香典返しが完了となります。

 

即返しで香典返しが完了する慣習は、和歌山県民の「合理的」「お互い様」という考え方からきていると言われています。

葬儀は出費が多く何かと大変なのでお返しは最低限で良い、同じ品物を当日配って終了だと手間がかからず良いということです。

 

葬式後に改めてお返しをする「後日返し」

葬式のお返しを送るタイミングとして全国的に主流なのは、四十九日法要後です。

これを「後日返し」または「後返し」といい、忌明けの挨拶状と一緒に送ります。

 

返礼品の内容はいただいた香典金額によって変え、香典金額の1/3~半額程度の品物が目安となります。

タオルセットや洗剤、お茶やコーヒーの詰め合わせなどが一般的です。

和歌山の葬儀でも高額な香典をいただいた場合は、当日お渡しした即返しに加え、後日返しをお贈りします。

この場合にも四十九日の忌明けに送るのが一般的です。

 

葬式のお返しの注意点について。家族葬の場合に気をつけたいこと

御香典返しに関したマナーや注意していただきたい点についてご紹介します。

水引や表書きについて

香典返しの品物には掛け紙をかけ、白黒結び切りの水引をつけます。

表書きについては仏式の場合では「満中陰志」が一般的です。

また「志」ですと、宗教宗派に関わらずに使うことができます。

水引の下部には喪家の名前を入れます。

 

弔事では「熨斗(のし)」飾りがない掛け紙を使いましょう。

掛け紙のことを全て「のし紙」という方がいますが、のし紙は熨斗飾りがついた慶事用の掛け紙ですので混同しないように注意が必要です。

 

礼状や挨拶状を同封します

葬儀当日にお渡しする即返しには会葬礼状はがきを同封します。

葬儀後に後日返しを送る場合もお礼状を同封するのですが、お送りするタイミング(四十九日法要の前なのか後なのかなど)や宗教・宗派等によっても文面が異なります。

わからない場合は中本葬祭までお気軽にご相談くださいね。

 

家族葬でも御香典返しは準備が必要です

「家族葬のため香典は辞退するつもりだから、香典返しも不要?」と考える方もいるかも知れませんが、そんなことはありません。

実際には親族が参列する際には、ほぼ必ず香典をいただきます。

せっかく用意してくれた香典を受け取らないというのはとても失礼なことです。

故人への弔慰に対して感謝をして受け取り、香典返しをお渡しするか、忌明け後に改めてお渡ししましょう。

家族葬では葬儀への参加人数は事前に把握しやすいので、香典返しを準備する数量についても予測が立てやすいです。

ただし、葬儀後に故人の友人や知人から御香典をいただいたり自宅弔問を受けたりする可能性も考え、御香典返しは少し多めに用意しておくと良いでしょう。

 

如何だったでしょうか。

本日は以上です。

お葬式に関するマナーや疑問点、家族葬に関するご質問やご相談などもお気軽に中本葬祭までお寄せ下さい。

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この記事の著者:(株)中本葬祭/美粧企画部 坪田 玲子