浄土真宗の葬儀では、香典の表書きは御仏前を用いるのが基本です。焼香は本願寺派と真宗大谷派で回数が異なるため、宗派名まで確認すると安心です。
最初に宗派名を確認する
浄土真宗には複数の宗派があります。代表的な浄土真宗本願寺派と真宗大谷派でも焼香の作法が異なります。菩提寺がある場合は、ご住職またはご家族へ宗派名を確認してください。
香典の表書き
浄土真宗では、葬儀の時点から御仏前を用いるのが基本です。宗派が分からない場合は、受付や葬儀社へ確認してください。すでに別の表書きで準備していた場合も、弔意そのものが失われるわけではありません。
焼香の違い
浄土真宗本願寺派
焼香は1回で、香を額へ押しいただかず、そのまま香炉へ入れます。
真宗大谷派
焼香は2回で、香を額へ押しいただきません。真宗大谷派の公式案内では、焼香後に香盒の香を整え、合掌して念仏を称える流れが示されています。
お悔やみの言葉
宗派を問わず使いやすい表現として、心よりお悔やみ申し上げます、謹んでお悔やみ申し上げます、などがあります。宗派が分からない場面では、特定の教義を前提とする言葉を避け、このような表現を選ぶと安心です。
数珠と服装
数珠は左手に持ち、合掌の際は両手にかけます。念珠の形や持ち方には宗派ごとの違いがあるため、門徒の方は菩提寺へ確認してください。服装は家族葬であっても、案内に指定がなければ一般的な喪服を基本にします。
四十九日と法要の考え方
浄土真宗本願寺派では、七日ごとの中陰法要を勤め、四十九日にあたる七七日を満中陰として丁重に勤める慣わしがあります。亡き人への追善ではなく、遺族が阿弥陀さまの教えに出遇う機縁と説明されています。
熊野地域で葬儀を行う場合
新宮市、那智勝浦町、太地町、紀宝町を含む熊野地域では、告別式の前に火葬を行うことがあります。浄土真宗の葬儀でも、火葬と告別式の順序は、ご家族、菩提寺、日程を確認して決めます。
まとめ
浄土真宗の葬儀では、御仏前という表書きと、宗派ごとに異なる焼香作法を確認してください。迷った場合は、菩提寺や会場の案内に従うことが確実です。
新宮市・那智勝浦町・太地町・紀宝町の葬儀相談
中本葬祭は、新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町に6つの葬儀会場を備え、ご家族の状況に合わせた葬儀をご案内しています。お急ぎの場合は、24時間つながるフリーダイヤルへご連絡ください。
この記事の監修
中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター
平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。
