こんにちは。 ありがとうで送るお葬式®
家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地
紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の坪田です。
LINE(ライン)は現代ではとても便利な連絡手段のひとつです。携帯電話と同じく、日本ではもはや欠かせないインフラの一つになったと言っても過言ではないくらいの身近な存在ですね。
近年では、新年が明けた際のお祝いもLINEで受け取ることも少なくないように、訃報の連絡をLINEで受け取るということも経験された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もし、訃報の連絡をLINEで受けた場合、どのようにしてお悔やみ伝えれば良いのだろう・・・。
そう悩む方いらっしゃるかと思います。
そこで今回は、「LINEでお悔やみを伝えるのは失礼?」といった内容についてご紹介させて頂きます。
LINE(ライン)でお悔やみの言葉を伝えても問題ない?
普段からLINEを使って連絡を取り合っている親しい間柄である場合には、LINEを使いお悔やみを伝えても問題はないでしょう。
LINEの便利な点は、相手が都合の良い時ににメッセージを確認できる点です。
電話よりも相手に負担をかけることがありません。
一方、もしLINEで訃報の連絡を受けた場合には、極力すぐに返信をするようにしましょう。
一旦落ち着いてから改めて連絡を入れたほうが良いかもしれない、と気遣う方もいらっしゃるかもですが、逆に返信がないほうが遺族は気になってしまう傾向があるようです。
LINE(ライン)でお悔やみを伝える場合のマナー
LINEは気軽に使える連絡手段です。しかし、LINEで訃報が送られて来た場合、気軽な言葉で返信するべきではありません。LINEでお悔やみを伝える際にも知っておきたいマナーがあります。
直接伝える場合や手紙でお悔やみを伝える場合と同じように、細心の注意を払って送信するようにしましょう。悲しみの最中にいらっしゃるご遺族を傷つけないために、マナーを意識するのは重要です。
短く簡潔な言葉で伝えるように心掛けましょう
LINEでお悔やみを伝える際には、哀悼の意や相手を気遣う言葉などを短く簡潔な言葉で送信するようにしましょう。LINEのメッセージを短くすることにより、相手の返信も短文で済みます。
長いメッセージは作成するのも大変です。読み手としてのご遺族の負担も考慮し、短いメッセージになるように意識しましょう。葬儀の準備で何かと忙しいご遺族に、長々としたメッセージを送るのはあまりおすすめできません。
また、日頃からLINEでメッセージをやり取りするような親しい間柄の友人や知人であっても、お悔やみを伝えるときには、普段のやり取りとは違い、改まった言葉を使うように心掛けましょう。
LINEは気軽な通信手段とはいえ、気軽な言葉で送信をしてしまうと、人の死を軽いものとして受け取ったと誤解されかねませんので細心の注意が必要です。
相手に負担をかけないように心掛けましょう
ご遺族の心情を何より第一に考え、相手の負担になることは極力避けましょう。
ご不幸があったご遺族に、亡くなった理由を詮索することはマナー違反です。
親しい友人や知人の訃報では、亡くなった理由は気になるものです。
しかし、ご遺族の気持ちを考えるとLINEでは決して聞くべき事柄ではないでしょう。
いずれ時間の経過と共に、ご遺族から話してくれることもあります。
あえて詳細を詮索するような事はくれぐれも避けるようにしましょう。
また、LINEでお悔やみを伝える際には、何かと慌ただしくされているご遺族に対して返事を求めるような内容にするのも控えるようにしましょう。
LINEは、相手が都合のいいときにメッセージを送受信出来るのがメリットです。ご遺族の立場を考えれば、葬儀の準備で何かと忙しいのかもしれません。既読マークがついたからといって、返事が来ないのを不満に思うべきではありません。
忌み言葉を使わないように気をつけましょう。
忌み言葉とは、例としまして下記のようなものです。
・生死にかかわる言葉:死、生きているとき。
・不吉な言葉:苦しみ、消える、浮かばれない。
・重ね言葉:重ね重ね、たびたび、重々、またまた、返す返す、次々。
・忌み言葉:追って、再び、なお、続く。
ご遺族に配慮し、くれぐれも忌み言葉を使うことは避けるようにしましょう。
忌み数というのもあります。忌み数は下記のとおりです。
・4は「死」
・6は「無」
・9は「苦」
・19は「重苦」
こういった好ましくないイメージを持つ数字はできるだけ避けるようにしましょう。忌み数は、国や宗教圏によって異なります。一例を挙げますと、キリスト教圏では「13」が忌み数になります。
忌み言葉と同じように、忌み数は好ましくない印象を与えてしまう可能性がありますので、避けたほうが無難です。
絵文字や顔文字は使わないようにしましょう
絵文字や顔文字は、自分自身の感情をわかりやすい形で相手に表現できます。
自分自身の感情を簡潔に表現するのにとても便利ですので、普段のLINEのやり取りならば使用しても問題ないでしょう。しかし、お悔やみを伝える際には、マナーを第一に考えるならば、使用しないほうが良いと言えます。
なぜなら絵文字や顔文字は受け取り方によっては相手に軽薄な印象を与えてしまう可能性があるからです。
お悔やみを伝える場合においては、ご遺族に対して軽薄な印象を相手に与える可能性がある内容は避けるべきです。場合によっては意図せず好ましくないイメージをもたれてしまい、後日不和の原因になる可能性もあります。
一方、逆に訃報を受けた場合の連絡で、相手の方が顔文字や絵文字を使用している場合はどうでしょうか。
この場合はお相手が、「あまり重たい内容とは思わせたくない」と気遣いをしている可能性があります。
相手が使っていたからと言えど、訃報の連絡に対して返事をする際は、絵文字や顔文字は避けましょう。
お悔やみを伝える際にLINEスタンプを使っても大丈夫?
LINEスタンプは、顔文字や絵文字と同様に、自分自身の感情やメッセージをわかりやすく簡潔に伝えることができるため人気です。実際に使用された事のある方も多いのではないでしょうか。
しかし、お悔やみを伝える際には、お相手の不幸を軽く見ていると受け取られる可能性がありますので決して使わないようにしましょう。
一方、逆に訃報を受けた場合の連絡で、相手の方がLINEスタンプを使用してきた場合はどうでしょうか。
この場合、絵文字や顔文字を使用している場合と同様の事が考えられます。相手が気遣いをしている可能性があるのです。ですので、絵文字や顔文字の場合と同様に、こちらから送信する場合においてはLINEスタンプの使用を避けるようにしましょう。
日頃からお付き合いのある友人へ送るお悔やみのメッセージの文例について
日頃からお付き合いのあるご友人へ送るお悔やみのメッセージの文例を紹介します。ご友人の親が亡くなった場合、ご友人の配偶者が亡くなった場合、ご友人の子供が亡くなった場合の3つの状況における文例を用意しました。
ご友人の親が亡くなった場合の一例
このたびは、お父様(お母様)のご逝去の報に接し、驚きと悲しい思いでいっぱいです。心よりお悔やみを申し上げます。なお、ご返信は不要ですのでお気遣いなさいませんように。
ご友人の配偶者が亡くなった場合の一例
このたびは、ご主人(奥様)のご逝去の報に接し、驚きと悲しみのあまり言葉がありません。心よりお悔やみを申し上げます。なお、ご返信は不要です。
友人の子供が亡くなった場合の一例
このたびは突然の不幸、まことに残念でなりません。ご心痛いかばかりかとお察し申し上げ、心よりお悔やみ申し上げます。なお、ご返信は不要ですが、もし私に何かできることがあればすぐに連絡をください。
如何だったでしょうか。本日は以上です。
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この記事の著者:(株)中本葬祭/美粧企画部 課長 坪田 玲子