葬儀で写真を撮影しても良いの？

故人との最後の思い出に、と考えて写真を撮影したくなる気持ちを持つ方は少なくないでしょう。

しかし葬儀という特別な場であるが故に、写真を撮影する場合には、いくつか配慮しなくてはいけないことがあります。ここでは写真を葬儀中に撮影しても差し支えないのかということについて確認しましょう。

基本的には問題ないと言えます

葬儀の写真撮影について、主に葬儀の様子や雰囲気を撮影する分には問題ないといわれています。

供物や供花などの様子を撮影したり、喪主であれば参列者が誰なのかを後で確認したりするという側面からも写真は役立てられるでしょう。

ただし葬儀場の写真はよくても、故人の姿を撮影されることに対しては否定的なご遺族・ご親族もいらっしゃいます。葬儀は故人を送る儀式であり、倫理観だけでなくプライバシーの面や、故人の尊厳を守るという点でも極めてデリケートな問題ですので、撮影する際は事前にご遺族に確認しておきましょう。もし断られたときは撮影してはいけません。

故人との最後の思い出として写真撮影を希望される方は多いです

ご遺族であっても参列者であっても、葬儀は故人との最後に合ってお別れ出来る場であるため、故人との思い出のために写真撮影を希望する方が増えています。特に供花などで美しく彩られた祭壇や遺影は、親しかった故人との最後の写真として印象的なものが残せるでしょう。葬儀での写真は思い出の一枚になるだけでなく、ご遺族にとっては葬儀の記録としての大切な資料という側面からも後々役に立ちます。

ご遺族や地域の慣習などに配慮しましょう

撮影に関して問題はないとはいえ、何枚も撮影し続ける様子を見て、ご遺族が嫌な思いをしてしまうことも考えられます。また地域の慣習として写真撮影そのものを好まない地域もあるため、注意するようにしましょう。
世代やお住まいの地域によっては、しめやかで厳かな雰囲気を大切にした葬儀を行いたいと考える方も多いものです。こうしたときは写真を撮ってよいタイミングや場所を、ご遺族や私たち中本葬祭のスタッフに確認するなど、何よりご遺族やご親族に対する配慮を心掛けたほうが無難でしょう。