中本葬祭ブログ

喪中はがきの書き方などについて

こんにちは。 ありがとうで送るお葬式®

家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地

紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の山下です。

ご家族やお身内が亡くなった場合には、喪中はがきを送付したり、年賀状を受け取った場合には喪中である旨の対応が必要になりますが、具体的にどのように対処すればよいのかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

喪中はがきを送付する時期などは限られているため、どのように書けばよいのか、またいつ送付すればよいのかなどわからないという方もいらっしゃるかと思います。

そこで今回は、喪中はがきの書き方や、年賀状を受け取ったときの対処法についてご紹介させて頂きます。

 
 

喪中の範囲について

喪中のはじまり

自身の家族や身内などが亡くなった場合に、喪に服すことを喪中といいます。

喪に服すとは、故人の死を悼んでお祝い事を避けるなど、身を慎んで過ごすことをいいます。

喪に服すという慣習は、神道の「穢れ」という考えかたからきています。神道では死は穢れの一種と考えられ、身内に死者が出た場合はその穢れをほかの方に広めないように、一定の期間行動を慎むようになったことが今も慣習として残っているといわれています。

喪中の範囲について

一般的には喪中の範囲は2親等までとされています。

3親等以上になると、喪に服す必要はないともいわれています。

配偶者が亡くなった場合や、自分の父母や配偶者の父母、子供などの1親等の方が亡くなったときには喪に服す必要があります。また自分の兄弟・姉妹、兄弟・姉妹の配偶者、祖父母や孫などの自分から見て2親等の方が亡くなった場合も、基本的には喪に服す必要があります。
ただし最近では、同居していた祖父母が亡くなった場合は喪に服すが、別居していた場合は喪中としないといったように、同居や別居の関係性から喪に服すかどうかを変える場合も多くなっています。

また、喪中の考え方などについてはお住まいの土地の慣習などもあるかと思います。喪中の考え方については最終的にはご自身のお気持ちになるのですが、とは言えその土地の慣習なども確認して、その習わしに合わせると間違い無いと思います。

喪中の期間について


喪中の期間については、故人との関係によっても違います。一般的にご自分からみて配偶者や父母などの1親等の場合は1年ほど、同じ1親等でも子供の場合は3か月~1年程度とされています。兄弟姉妹や祖父母になるとさらに短くなり、3か月~6か月程度が一般的です。
また、生前のその方との縁の深さによっても喪中の期間は変わります。近年は同居していたかどうかを重視する方も増え、同居していた場合は1年ほど喪に服す場合もあります。

喪中はがきについて

喪中はがきの正式名称は「年賀状欠礼はがき」といいます。

家族が亡くなった翌年の新年は、喪中はがきを年賀状の代わりに送ります。喪中はがきを送る意味は、相手に年賀の挨拶を欠礼することを知らせるためです。そのため、喪中はがきの正式名称は「年賀欠礼状はがき」といいます。
喪中はがきというと、もしかすると自分が喪中である事や家族や近親者に不幸があったことを先方に伝える訃報通知の代わりと捉えている方もいらっしゃるかもしれませんが、喪中はがきは、新年の挨拶を欠礼することを詫びるための挨拶状です。「今年は喪中のため、年賀のご挨拶を控えさせていただきます」という意味で送る挨拶状の一種であり、近親者が亡くなったことを知らせる訃報の代わりではないので、この点にはご注意が必要です。

喪中はがきを送付するタイミングについて

喪中はがきは年賀を欠礼することを伝える挨拶状になるため、本来は年内に相手に届けば問題ないと言えます。
一方で、喪中はがきを受け取った方は、一般的には差出人への年賀状の送付を控えます。そのため先方が年賀状の準備を始める前に先方に届くよう、11月中もしくは12月初旬までには先方に届くように準備しましょう。
もし12月中にご不幸があった場合などは、急いで喪中はがきを送付したとしても、先方に届いた時には年末やお正月を過ぎてしまうと言った場合もあります。その場合には、喪中はがきを出さずに松の内(1月7日まで)が開けた後に「寒中見舞い」として送付されるとよいでしょう。

 

如何だったでしょうか。本日は以上です。

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この記事の著者:(株)中本葬祭/施工部 環境保全課 係長 山下 浩司