中本葬祭ブログ

家族葬と後日知った場合、香典は持っていくべき?

こんにちは。 ありがとうで送るお葬式®

家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地

紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の坪田です。

「家族葬」とは元来、故人の家族や親戚といった近親者だけで行われる葬儀スタイルのことをいいます。

実際の皆様の家族葬における認識はちょっと違った形で、具体的には「派手にならず、質素な形の葬儀」を家族葬という風にお考えの方も少なくないかと思います。

こうした「派手にならずに」という考え方から、新聞などのお悔やみ欄等で事前に訃報を通知しない形も増えており、

結果として亡くなった事実を後日、人伝などで知り、弔問に伺おうとお考えになるも、ご遺族に香典を差し上げるかどうか悩まれる方も多いかと思います。

とりわけ新宮市の家族葬や那智勝浦町の家族葬では、ご遺族が御香典を辞退されるケースが多いですが、なかには葬儀後の弔問であった場合には受け取る方もいらっしゃいます。

香典を差し上げるかどうか迷ったときは、ひとまずは持参し、ご遺族にご意向を尋ねましょう。ご遺族が受け取るという場合は、弔問した際にお悔やみの気持ちとともに香典を渡します。

その際に気をつけたいマナーについてもご紹介させて頂きます。

家族葬と御香典について

家族葬で御香典を辞退されるご遺族は、当地方においては非常に多いです。なるべく華美にならず、質素な形で葬儀を行い、葬儀後の御香典のお返しやその先々におけるお付き合いをし続けられるだろうかといった不安から、葬儀は家族葬で、御香典等は全て御辞退とさせていただくというスタイルを選択される方が非常に多いです。

一方で、故人とのお別れを惜しむために参列してくれた方のお気持ちを大事にするべきというお考えから、御香典を受け取られる場合もあります。

どのように対応すればいいかご紹介します。

家族葬は元来、近親者のみでお見送りをする形式を言います

参列するのは、基本的に亡くなった方の家族や親戚、ごく親しい友人のみです。近年、故人が家族に精神的、または時間的な負担をかけたくないと、生前に家族葬の意思を示すケースが増えています。あるいは、御遺族が多くの弔問客が訪れた際の儀礼的な挨拶や対応は抜きにして、故人を静かに偲び、ゆっくりとお別れの時間を過ごしたいと考えて家族葬を選ぶ場合もあります。
多くの場合、家族葬は10~30人という少人数で行われることが多いため、葬儀の知らせを受けなかった方が故人にお悔やみをしたいと思っても、香典や献花は遺族が辞退される場合があります。また、葬儀が終わり、しばらくしてから亡くなった事実を知って周囲が驚いた、ということも決して少なくありません。

御香典には供養と葬儀費用の助けの意味があります

御香典とは、親族や友人、知人といった故人と関係のあった方が故人の御霊前に供えるお金のことです。一般的には通夜、または葬儀や告別式の際、参列者が御遺族に渡します。
御香典はそもそも「お香を供える」、つまり葬儀に必要な線香を買うためのお金を包んだのが御香典の始まりです。

昔は米や野菜といった食料であったのが、現在のようにお金を包むようになったのは戦後からといわれています。
また、御香典にはご遺族の葬儀にかかる費用の負担を減らすという相互扶助の意味もあります。

ただし一般的な葬儀と違い、家族葬には御香典に関する決めごとがありません。御香典を受け取らないご遺族もいらっしゃれば、折角のお気持ちだからと受け取るご遺族もいます。

家族葬後の御香典はご遺族に確認してみましょう

家族葬の場合には、そもそも葬儀が行われたことを知らなかったという場合が多くありますので、その後、御香典を渡しに行ったほうがいいかどうか迷う場合が多いようです。
御香典を渡す場合は必ず遺族に連絡を取り、弔問に伺って良いかの確認が大切です。

葬儀後、さまざまな整理や届け出などで忙しい遺族に時間を取ってもらうのであれば、自分の思いや都合のいい時間を優先させないよご遺族に配慮が必要と言えます。

如何だったでしょうか。本日は以上です。

お葬式に関するマナーや疑問点、家族葬に関するご質問やご相談などもお気軽に中本葬祭までお寄せ下さい。

中本葬祭 0735-52-4966

全国から同業者が見学に来る中本葬祭の葬儀場はこちらからご覧頂くことが可能です。

資料のご請求はお気軽にこちらからお取り寄せくださいませ。

 

この記事の著者:(株)中本葬祭/美粧企画部 坪田 玲子