中本葬祭ブログ

家族葬の場合でもお悔やみ欄に掲載は出来ますか?

こんにちは。中本葬祭の内村です。

家族葬と一言で言っても、様々な家族葬が存在します。「今回は、家族葬で行うので新聞掲載はしないつもりです」「家族葬の場合には、新聞に掲載してはいけないんですよね?」10件の御当家様があったら10通りの考え方があり、どのお考えも全て間違ったものではありませんし、尊重されるべきものです。今年に入ってから、猛威を振るっております「新型コロナウィルス感染症」。感染拡大防止の観点から私たちのお手伝いさせていただいておりますお葬式にも少なからず影響があります。「家族葬にて行う」「近親者にて行う」と葬儀の前に新聞のお悔やみ欄に掲載するケースや、「近親者にて行いました」とお葬式後に掲載するケースと、掲載方法も様々な形で目にするようになってきた気がします。今回は、新聞の「お悔やみ欄」についてご紹介させて頂きます。

お悔やみ欄とは

「お悔やみ欄」とは故人様の御訃報と葬儀・告別式の場所を一斉にお伝えするために新聞に掲載する記事を言います。故人様、御遺族様の関係者が新聞のお悔やみ欄をみて、葬儀の日程や場所を確認し参列するケースが当地方では多いです。現在、家族葬が主流になり、広くお知らせすることが少なくなりましたが、それでも「訃報をお伝えする」というのは大事なことです。今回は、お悔やみ欄への掲載方法や費用などについて、またお悔やみ欄へ掲載しない方法、そしてお悔やみ欄のメリットやデメリットについてご説明します。

地方紙等へのお悔やみ欄への掲載方法について

弊社の事例についてご紹介させて頂きます。

中本葬祭経由で、各新聞社様に手配します。いまだに勘違いされがちなのですが、死亡届を提出したら自動的に「お悔み欄」へ掲載されるわけではありません。あくまでご家族様ご遺族様の意向を確認の上で、私たち中本葬祭が代行で手配します。

お悔やみ欄に掲載しない事例について

お悔やみ欄は、紙面へ掲載することで訃報を一度に大勢の関係者に伝えることができますが、それは逆に言えば、関係者を除いた不特定多数の方々にも個人情報が伝わることを意味します。そのため、個人情報を紙面へ掲載したことが原因で、ご遺族が想定外のトラブルに巻き込まれる危険性も最近では否定できません。(お悔やみ欄を悪用した詐欺など)お悔やみ欄には、故人様の訃報の他、御住所、喪主様の氏名が掲載され、御葬儀会場や日時も記載されます。そのため、後日この情報を手掛かりに、喪主になった人が、様々な業者から営業や勧誘を受けることもあります。また、葬儀会場やスケジュールを掲載することで、御家族が留守になる時間帯が把握され、空き巣被害に遭う危険性もあります。このようなリスクもあることから、御自宅のセキュリティに不安のあるご家庭は、故人様の御訃報や葬儀関係の情報を、お悔やみ欄へ掲載したくない場合もあるでしょう。

葬儀後に掲載する事例について

上記のような事を避けるため、葬儀を済ませた後「葬儀は近親者にて済ませました」として掲載するというお知らせの方法もあります。この場合は「参列に来てください」という呼びかけではなく、御葬儀はすでに終わっていますが「故人様が亡くなった事」をお知らせする目的で掲載する場合が多いです。掲載の有無はご遺族が判断することです。私たちがそれを勧めたり、お引き止めする事もございません。>

お悔やみ欄に掲載するメリット、デメリット

お悔やみ欄に掲載しないメリット、デメリット。が存在しますので、事前にお悔やみ欄の掲載をしない旨を伝えておくこともできますし、葬儀終了の掲載の場合も私たち中本葬祭で手配できますので、お気軽にご相談ください。「

黒枠広告」との違いについて


お悔やみ欄と似た訃報の掲載方法に「黒枠広告(くろわくこうこく)」というものがあります。こちらも同様に新聞紙面に掲載することで、大勢の故人様の縁ゆかりのあった関係者様へ向けて訃報を伝える目的があります。ただし、双方を比較すると次のような違いがあります。 

①掲載料・お悔やみ欄:無料・黒枠(くろわく):掲載を希望される「黒枠」の大きさや新聞社により金額が異なります

 

②    掲載時の連絡先・お悔やみ欄:中本葬祭が各新聞社様に申し込みを代行で行う

 

③    閲覧される可能性・お悔やみ欄:新聞の中ほどにあるので、見逃す可能性が高い・黒枠(くろわく):紙面の下段にあり、比較的目立ちやすい

掲載するか?掲載しないか? 掲載を迷った時には

掲載にあたっては、確かにメリット・デメリット両方あります。御当家様のご事情により一概には申し上げられませんが、もし掲載を迷った時は掲載する事を中本葬祭ではご提案させて頂きます。理由は以下の通りです。

①    過去に御自身が「お葬式」をされた方は、「お悔み欄」をよく見ます。これは葬儀を経験された方ならお分かりだと思うのですが、葬儀を出した後、お悔やみ欄をよく見ます。「お悔み欄」を見て、気に掛かるお名前があれば香典帳を見返して、御自分たちの葬儀の時にお香典をいただいた方ではないかとチェックするのです。今でも「お悔やみ欄」は御友人、御近所様とっては重要な情報源なのです。香典をいただいたのであればお返ししなければ、という「不義理があってはならない」という思いですね。

②    故人様の交友関係を完全に把握されていないのであれば、「お悔み欄」への掲載はされた方が良いかも知れません。ご家族の皆様が、故人様の交友関係を完全に把握していれば良いのですが、息子さんや娘さんが遠方に住んでいると、交友関係について知らないことが意外に多いものです。かつての職場関係の繋がりや御近所の御友人たち、御町内会での活動、趣味のお仲間たちなど。掲載をしないことによって連絡が行き届かなく、不義理をしてしまう可能性があれば、「お悔み欄」への掲載してお知らせする方が良いかも知れません。

 

 

如何だったでしょうか。

本日は以上です。

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この記事の著者:(株)中本葬祭/業務執行役員 部長 内村 恵