こんにちは。 ありがとうで送るお葬式®
家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地
紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の山下です。
故人のお見送り方が多様化してきている現在では、例えば葬儀は無宗教葬にした方や、
諸事情(お布施を用意できない事情や、例えば葬儀後の供養について、故郷のお寺の墓地に納骨する予定である為、葬儀は俗名で行ったものの、納骨の予定自体が変更となり、そのまま戒名を頂いていない状態になっている等)で今後どのように供養しようという方針がまだ決まっていない方、
葬儀は無宗教葬で行ったものの、やはり手を合わせる場所が欲しいといった場合や、そもそも葬儀を無宗教葬で行うと言うことに対して親族の同意を得ていなかった為にトラブルとなり、自宅にお仏壇を置くことを決めたものの、先々自分自身も葬儀は無宗教葬を望んでいるので戒名は頂きたくない・・・
他にも様々な事情があったり、お見送り方が多様化してきている事と同様に発生する問題も多様化してきているように思います。ですので、あくまで今回は後々の供養を仏式で行う場合についてご紹介させて頂きます。
戒名を頂いていなくとも位牌は作ることが出来ます
ここでは戒名をお寺様から授かっていない場合の本位牌の作り方をご紹介致します。
戒名は仏教においては死後の故人様の名前となります。死後は仏様のお弟子になられ、その戒律を守るという証として戒名が授けられます。通常は戒名を頂き四十九日法要を境目にそれまであった仮の位牌(白木位牌)から塗りの位牌である本位牌へ作り変えるのが一般的ですが、前述の事情などから戒名を付けない方もいます。
その理由は様々ですが、戒名代にあたるお布施が捻出できないというような金銭的理由や、無宗派で葬儀を行った、あるいは戒名自体を受け入れていないなどその理由は様々です。
基本的には後々の供養を仏式で行うのであれば、お寺様に戒名を授けて頂いた上でお位牌を作ることをお勧めしますが、様々な理由から出来ない方もいらっしゃると思いますので、戒名無しでつくる本位牌の場合の押さえて頂きたいポイントなどをご紹介させて頂きます。
1.戒名なしの本位牌には「◯〇〇〇之霊位」となるのが一般的です
戒名とは仏の戒律を守る者として仏様の弟子になる事を意味して授けられます。
戒名が無い場合には、生前の名前(俗名)の下に「〇◯〇〇之霊位」と入れる事で戒名を授かる事と同じ意味をなすと言われています。
故人様が中本花子さんであれば「中本花子之霊位」となります。これを戒名の代わりとしてお位牌の表面の真ん中に配置します。お位牌の中央上部に梵字や冠文字を設けることがありますが、梵字や冠文字自体、その宗派の教えに沿うという事を意味しますので、戒名無しのお位牌は付ける事はありません。
2.入魂(魂入れ)について
通常、仏式の場合には四十九日法要までに本位牌を用意し、法要時に入魂も合わせて行って頂きます。
入魂を行って頂くお寺様に、これまでの経緯をお伝えすると同時に俗名で入魂をお願いしたい旨も合わせてご相談されると良いでしょう。具体的な日程や希望する場所(ご自宅あるいは寺院)のご相談と合わせてお布施についてもお伺いしておくと安心です。
如何だったでしょうか。本日は以上になります。
お位牌の作り方や後々の供養でお悩みの方は中本葬祭までお気軽にお問い合わせくださいませ。
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この記事の著者:(株)中本葬祭/施工部 環境保全課 係長 山下 浩司