中本葬祭ブログ

海に散骨する海洋散骨とは?散骨の方法や相場について

こんにちは。 ありがとうで送るお葬式®

家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地

紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の内村です。

これまでは「人が亡くなったらお墓に入る」というのが古来から続く常識でしたが、現在の多様化する供養のあり方ではその形や選択肢も大きく様変わりしています。

墓地以外にも納骨堂への納骨という選択肢もありますし、 あえてお墓や納骨堂に入らず、海へ散骨して自然に還る「海洋散骨」という方法も少しずつ認知され、広まってきました。

地元の海や思い入れのある土地の自然を愛していた故人が、生前から希望するケースが相対的に多いのですが、海洋散骨について、そのような供養の方法があると言うことはご存知であっても、具体的な内容については詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、海洋散骨の方法や費用など基本的な知識についてご紹介させて頂きます。

海洋散骨について

海洋散骨とは、その名の通り海に故人の遺灰や遺骨を撒く、葬送における方法の一つです。 思い入れのある自然の一部に還ることを希望されたり、もともと海が大好きだったりする人が生前から海洋散骨を希望されるケースが多いです。 お墓に納骨しないため後々の墓守の必要がなく、少子高齢化や過疎化などの影響もあり、少しずつ需要が高まりつつあります。

家族だけで散骨をすることは可能?

「海に遺骨を散骨しても本当に大丈夫なの?」と驚く人も多いでしょうが、法律で禁じられているわけではないので、散骨そのものを行うことは可能です。 ただし、規制が全くないというわけではありません。 法律上いくつかのルールがあるだけでなく、散骨する海を漁場とする地域の漁師さんや近隣に住む人への配慮も必要になります。 また、ある程度沖に出てから散骨する必要があるため、船の手配も必要になります。 このため、ご遺族のみで自主的に海洋散骨を行うのは難しいと言えるでしょう。 私たち中本葬祭のルールとしましては、火葬後の焼骨を一旦、パウダー状に加工した後に水溶性の袋にご遺骨を入れます。海岸から最低3海里以上の沖合いで、なおかつ地域の漁師さんの漁場や養殖場付近からは離れた場所を散骨の場所として選定します。

海洋散骨の費用の相場について

海洋散骨の費用については、希望される形により様々です

海洋散骨は、自身たちだけでの散骨を希望されるか、ある程度の希望者が集まった際に実施する委託の形式での散骨かによって、その費用は全く異なってきます。

ご遺骨をパウダー状に加工する「粉骨」の費用について

散骨を実施する場合には、火葬後のご遺骨をそのまま散骨出来る訳ではありません。 もし、そのままの形で散骨し、万が一、海岸などに流れ着いた場合には、大変な騒ぎになってしまうでしょう。 ですので、ほとんどの地域で、火葬後のご遺骨を細かくパウダー状に砕いて散骨できる状態にする、「粉骨(ふんこつ)」が必要です。 この粉骨にかかる費用が散骨をご希望される場合には発生します。 海洋散骨に関しては、下記にも気をつけて頂きたい点について記載してありますので、合わせてご覧くださいませ。  

  如何だったでしょうか。本日は以上です。 お葬式に関するマナーや疑問点、家族葬に関するご質問やご相談などもお気軽に中本葬祭までお寄せ下さい。 中本葬祭 0735-52-4966 全国から同業者が見学に来る中本葬祭の葬儀場はこちらからご覧頂くことが可能です。 資料のご請求はお気軽にこちらからお取り寄せくださいませ。  

この記事の著者:(株)中本葬祭/業務執行役員 部長 内村 恵