中本葬祭ブログ

神道のお葬式・神葬祭について

こんにちは。 ありがとうで送るお葬式® 家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地を運営しております中本葬祭の汐﨑です。

 

神道のお葬式、神葬祭については地域の神様、村の神様であったりすることも多く、

仏式の葬儀と比較しても地域性がより色濃く出るお葬式です。

式典としての内容としては大きく変わる事は少ないですが、ほんのちょっとした事の一つ一つにその地域ならではの風習や慣習があったりします。

今回は、そんな神道のお葬式・神葬祭についてご紹介させていただきます。

 

神葬祭について

まず、神道のお葬式・神葬祭は仏式のお葬式とは名称が違ってきます。

例えば仏式で言うところの「通夜式」ですが、神葬祭では「通夜祭及び遷霊祭(せんれいさい)」または「みたまうつしの儀」と名称が違います。神道のお葬式では全て「〇〇祭」といいます。

神道のお葬式で特徴的な儀式としては「遷霊祭(せんれいさい)またはみたまうつしの儀」と言えるでしょう。

通夜祭の中で行われる儀式です。神道では故人の御霊(みたま)を御霊代(みたましろ)と呼び、御霊代の依代となる「霊璽(れいじ)」に御霊代を移す儀式が行われます。

この儀式は暗い中で行う作法となっておりますので、式中に場内の照明が真っ暗になり、ほんの僅かな灯りの中行われます。

葬儀についてですが「葬場祭(そうじょうさい)」といいます。

また、仏教では初七日ですが、神道ですと十日祭(とおかさい)がそれにあたり、仏教は七日毎に対し、神道では十日毎の数え方になり、仏教での四十九日に対して神道では五十日祭が営まれます。

神葬祭で最も特徴的と言えるのは、やはり仏式の焼香に対して玉串奉奠(たまぐしほうてん)の作法ではないでしょうか。受け取った玉串(たまぐし)と呼ばれる榊(さかき)の枝をくるっと時計回りに回し、根元側を祭壇に向け・・・といった作法です。

中本葬祭では、こうした宗教別・宗派別の作法についてわかりやすく解説した「こんな時どうするの?いまさら聞けないお葬式のマナー」と題した小冊子をご用意してあります。

お気軽に中本葬祭までお問い合わせくださいませ

中本葬祭 0735-52-4966

 

仏式と比較して違う点も多い神道のお葬式ですが、共通点もあります。

例えば、故人を北枕にご安置する点などは神道でも同様になります。そもそも「北枕」は仏式の風習と思われてらっしゃる方も多いと思いますが、仏式の風習というよりは「日本の風習」といったほうが正確かと思います。

神道でも「枕直しの儀」がありまして、納棺の事を「舟入り」と言います。

皇族のお葬式などを報じるテレビのニュースなどで「今日、お舟入りなされ・・・・」と報道されたりしますが、ご納棺されたという事になります。

お棺の事を「舟」と言いまして、舟に納めるので「舟入り」といわれます。

また、お経に対して「祭詩(さいし)」があげられます。

 

このように、仏教の葬儀と比較して名称など違う点も多々ある神道のお葬式ですが、多くのところは私たち中本葬祭でご準備させていただきますのでご安心頂けたらと思います。玉串奉奠など、実際にご遺族やご親族の皆さまに動いて頂く箇所につきましては事前にご説明させていただきますので、こちらもご安心くださいませ。

本日は以上です。
家族葬や相続・仏事に関する疑問・質問も中本葬祭までお気軽にご相談ください。
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この記事の著者:(株)中本葬祭/施工部 汐﨑 剣児