中本葬祭ブログ

葬儀の受付って誰がするもの?

こんにちは。 ありがとうで送るお葬式®

家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地

紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の山下です。

葬儀を行うにあたって必ずと言っていいほど必要になるのが、葬儀の受付係です。
葬儀に参列する際には、まず受付をしてから参列される流れであるのが一般的かと思います。

そこで今回は「葬儀の受付」について、一体誰が務めるべきものか。

対応などのマナーについてもご紹介させて頂きます。

葬儀の受付は誰がするもの?

葬儀の受付は、私たち中本葬祭のスタッフが担っているものとお思いの方もいらっしゃるかも知れません。

受付は誰がするものという決まりはありません。
しかし一般的には、喪主のご友人や会社関係の方、自宅のご近所さんなどや従兄弟といった少し遠い親戚に頼むというケースが一般的です。
受付は誰がしなければいけないという決まりはありませんが、基本的に亡くなった故人と関係が近い方は受付を行わず、前述したようなご関係の方、或いは血縁関係としては少し遠い親戚に依頼する事が多いです。

受付係は何人必要?

受付係は最低3人は必要と言えます。
具体的には、参列者の対応や芳名帳に記帳して頂く案内の為の係、返礼品を渡す係、会計係(御香典をご辞退される場合には記帳係)といった形です。
多くの弔問客が訪れる場合は、芳名帳が一部では足りないため、基本的に芳名帳は2つ用意することになります。

一般的には家族葬であれど、不意のご弔問に備えて芳名帳は2つ用意することが多いと言えます。
そのため受付係は4人、より万全にとなりますと5人は必要となってきます。
また、会計係(記帳・集計係)は基本的には1人です。
手の空いた人が会計係を手伝うといったスタイルで全く問題ありません。

受付の仕事は立場としては主催者側になります

受付の仕事をする方は、立場としましては、ご遺族に寄り添う主催者側になります。
そのためご遺族のためにも参列者の方に対して失礼のないよう、しっかり努めなければなりません。

ご遺族の方も、大変な仕事を任せることになりますので、実際に携わってくれた方のお名前や人数を把握しておき、葬儀の後は御礼をされると良いでしょう。

葬儀の受付の仕事って何をするの?

葬儀の受付の仕事とは、具体的にどのような事をするのでしょうか。

ここでは、実際の葬儀の受付の仕事についてご紹介させて頂きます。

受付の準備をしましょう

受付の仕事は、まず受付窓口を作ることから始まります。
受付には、参列者の名前を書いてもらう為の芳名帳(カード形式の場合もあります)、芳名帳に記入する時に必要な筆記用具(一般的には黒のボールペン或いはサインペン)、香典受けを用意し受付台に並べておきます。(御香典をご辞退なさる葬儀の場合には不要です。)

受付準備は早めに式場に到着される参列者の方もいらっしゃいますので、通夜・葬儀が始まる時間の30分前には完了しているようにしておきたいものです。そのため受付係は、早めに来て時間までに準備を終わらせるようにします。

受付の仕事の内容について

主な受付の仕事は、主に以下の内容です。

  • 弔問された方に芳名帳に住所・氏名等を書いてもらいます

  • 御香典を受け取ります(御香典ご辞退の形式である場合にはこちらは不要です)

  • 返礼品を渡します

芳名帳に名前を書いてもらう際にはきちんとフルネームで住所もしっかりと書いてもらうようにしましょう。
もし御香典袋に苗字のみしか書かれていない方は名前もお伺いし、フルネームで分かるように名前を書き足しておきましょう。

御香典は会計のご担当の方に管理して頂きます

御香典は現金であるため、その取り扱いには十分に注意する必要があります。
事前に受付の中で会計係を一人決めておき、開式し、参列される方の数がある程度落ち着かれた頃合いに会計係が御香典を一箇所に集めます。
ここで御香典を開け、金額を確認するかしないかは地域性や喪主様のご判断により異なります。

地域慣習にもよるかと思いますが、トラブルを避けるために御香典の集計は喪主様同席の上で、式が終了し落ち着かれたタイミングで行ったほうが良いかと思います。

とは言え、葬儀の場では忙しく遺族がお金を数えチェックするのはなかなか大変です。
そのため会計係にお金を数え、名前と金額を書いた一覧を作ってもらう場合もあります。
従って、会計係は信頼できる御親族に任せるといった方法もあります。

受付の場での挨拶は何と言えば良い?

受付での挨拶としては以下が一般的な挨拶例です。

  • 一般的な挨拶例

    本日はお忙しい中お越し下さいましてありがとうございます。

  • 雨が降った日の挨拶

    本日は足元の悪い中いらして頂きありがとうございます。

ご参列して頂いた方に失礼のないように、しっかりと感謝の気持ちを伝えましょう。
また、ご遺族の方がいらっしゃった場合にはお悔やみの言葉をかけるようにしましょう。

御香典を受け取られた場合には、「ありがとうございます。お預かりいたします。」とお伝えすると良いでしょう。

御香典をご辞退される形式の葬儀の場合には「大変申し訳ありません。この度、御香典は(故人の遺志により)御辞退させて頂いております。」とお詫びを添えてお伝えされると良いでしょう。

葬儀で受付係を務める場合の注意点について

焼香のタイミングについて確認しておきましょう

受付を務められる方は、通夜・葬儀が始まると焼香ができなくなってしまいます。
そのため葬儀が始まる前あるいは後に焼香をしましょう。

式の前か後かについては地域の慣習により異なるかと思いますので、事前に確認しておくと安心です。
うっかり焼香をあげていなかった…なんてことにならないようにしたいものですね。

お供え物などが届く場合があります

葬儀中には弔電やお花などのお供え物が届くこともあります。
こうしたお供え物は、一般的にまず受付に届けられます。
届いたらまず相手の名前を確認し、中本葬祭のスタッフまで申し付けてください。

如何だったでしょうか。本日は以上です。

お葬式に関するマナーや疑問点、家族葬に関するご質問やご相談などもお気軽に中本葬祭までお寄せ下さい。

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この記事の著者:(株)中本葬祭/施工部 環境保全課 係長 山下 浩司