家族葬は、近しい方を中心に落ち着いてお別れしやすい一方、参列をご案内しなかった方への連絡や、葬儀後の弔問対応が必要になる場合があります。良い面だけでなく、事前に対策できる注意点も確認して選ぶことが大切です。
中本葬祭は創業以来、新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町を中心に、年間300件以上の葬儀をお手伝いしています。施行経験を踏まえ、家族葬を選ぶ前に確認したい点を整理します。
家族葬とは
家族葬は、家族や親族、故人と親しかった方を中心に参列をご案内する葬儀です。人数や親等について法律上の定義はなく、友人が参列しても家族葬と呼べます。
家族葬でも通夜と告別式を行えます。一日葬や火葬式とは、葬儀の日数や実施内容が異なる別の考え方です。
家族葬の主なメリット
近しい方を中心にお別れできる
参列者の範囲を絞ることで、ご家族が故人との時間を取りやすくなります。
参列者対応を調整しやすい
受付、料理、返礼品などの数量を把握しやすく、当日の対応を計画しやすくなります。
故人や家族の希望を反映しやすい
祭壇、お花、音楽、思い出の品などについて、ご家族の希望を相談しやすい形式です。ただし、宗教儀礼は菩提寺や宗派への確認が必要です。
家族葬の注意点と対策
お別れを希望する方へ案内できない場合がある
対策として、故人の交友関係を書き出し、参列をご案内する方と葬儀後に報告する方を整理します。必要に応じて後日のお別れや弔問の機会を設けます。
葬儀後の弔問が増える場合がある
葬儀後に訃報を知った方が個別に訪れることがあります。弔問を受ける期間や、ご香典・供花の受け取り方針を家族で決めておくと対応しやすくなります。
費用が必ず安くなるとは限らない
参列人数が少なくても、棺、搬送、安置、式場、祭壇などの費用は必要です。家族葬という名称だけで判断せず、税込総額と明細を確認してください。
菩提寺との認識が異なる場合がある
家族葬を決める前に、菩提寺へ日程、参列範囲、式の進め方を相談してください。
熊野地域での家族葬
新宮市、那智勝浦町、太地町、紀宝町を含む熊野地域には、告別式の前に火葬と収骨を行う慣習があります。家族葬でもこの順序を選べます。菩提寺、ご家族の希望、火葬場の日程によって、告別式後に火葬する場合もあります。
地域への連絡範囲は、地区や故人のお付き合いによって異なります。家族葬であること、参列や香典を辞退するかどうかを明確に伝えると、行き違いを減らせます。
家族葬を決める前のチェックリスト
- 故人が希望していた葬儀の形
- 参列をご案内する方
- 葬儀後に報告する方
- 菩提寺への相談
- 地域への連絡方法
- ご香典と供花の方針
- 安置場所と面会の可否
- 税込総額と追加料金
費用と会場を確認する
家族葬プランと葬儀会場一覧を確認し、希望する人数や日程を伝えて見積もりを依頼してください。
まとめ
家族葬は、近しい方を中心に落ち着いてお別れしやすい形式です。一方で、案内しなかった方への連絡、葬儀後の弔問、菩提寺との調整が必要になる場合があります。事前に方針を決めることで、多くの注意点に対応できます。
新宮市・那智勝浦町・太地町・紀宝町の葬儀相談
中本葬祭は、新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町に6つの葬儀会場を備え、ご家族の状況に合わせた葬儀をご案内しています。お急ぎの場合は、24時間つながるフリーダイヤルへご連絡ください。
この記事の監修
中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター
平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。
