中本葬祭ブログ

トラブルを避ける遺品整理の方法について

こんにちは。 ありがとうで送るお葬式®

家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地

紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭のです裏東です。

故人の遺品を整理する、遺品整理についてですが、何となく故人の品物を分けていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
実は遺品整理には適切な方法があります。今回は遺品整理の意味から、後々トラブルとならないための方法や残されて困る遺品と片付け方法などについてご紹介させて頂きます。

 
 

遺品整理とは?

遺品整理とは、故人が残した種々の品物を必要なものと不要なもの、廃棄するものに分けて整理することを言います。
故人の思い出を分かち合う「形見分け」を行う前の手順として、故人の遺品整理を通じて遺された人々の気持ちを整理する、大切な時間でもあります。

遺品整理はいつから行えば良い?

遺品整理は、特別な事情がなければいつ始めても問題ありません。また、いつまでに完了しなければならない決まりもありません。むしろ、お葬式を終えて間もない間など、残されたご遺族の気持ちが落ち着いていない時に始めてしまうと、かえって哀しみが深まることも多く、余計に混乱してトラブルに発展することも少なくありません。
気持ちを切り替えて新たなスタートを切るという意味でも、遺品整理は慌てず落ち着いてから行った方が良いでしょう。

しかし、賃貸物件の場合はそのままにしておけば家賃が発生するという問題もあります。また、故人の死から10ヶ月以内に目録を作って必要に応じて相続税を納めなければいけませんので、いつまでもそのままにはしておけないのが実情です。
そのため、四十九日法要(仏式)や50日祭(神式)、1ヶ月命日(キリスト教式)までに完了するように、少しずつ着手されると良いでしょう。

これらは「忌明け」と呼ばれ、遺族が故人の死を受け入れ、気持ちが戻る時期とされています。そのため、この時期に近づけば、落ち着いて少しずつでも遺品を整理出来る事が多いです。形見分けは、これらの時期にを行うのが一般的ですので、贈る相手のことを考えながら遺品整理を進めるのも良いかもしれません。

ただし、お世話になった方でも故人よりも年齢が上の方など、目上の方に形見分けを行うのは避けておきましょう。また、高価なものを贈ると、受け取った人の側に贈与税が発生しますので、この点は注意が必要です。こうした点にも気をつけながらすすめるようにしましょう。

遺品整理の適切な進め方について

遺品には故人のそれまでの思い出が詰まっていますし、そもそも、どこに何があるのか全く分からないのが普通と言えます。そのため、ご遺族には、故人が残した物すべてが大切な思い出に感じ、何も捨てることが出来ないこともあるでしょう。また、手当たり次第に手を付けて途方に暮れてしまうこともあります。
そのため、ここでは比較的スムーズに進めるための目安となる手順をご紹介させて頂きます。

1.捨てるものと残すものとに分けましょう

まず、捨てるものを選別して、物の全体量を減らすことが何より重要です。下着などの衣類や日用品、使っていた寝具などは、処分されては如何でしょうか。
もちろん、高価な着物やスーツ、コート、高級な腕時計や食器などは、形見分けの品として喜ばれますので、残しておいた方が良いです。

また、貴重品は勝手に処分すると親族内でトラブルになりますので、貴重品と思われるものは必ず残しておかなければいけません。これら貴重品をひとつに纏め、後で確認できるようにしておきましょう。

もちろん、故人の思い出が詰まった趣味の道具や写真、ビデオ、手紙なども残しておくべきです。
特に日記や手帳、アドレス帳、領収書などは必ず保管しておいてください。今後数年間は、どこかのタイミングで必要になるかもしれません。

2.迷った品は一旦保管しましょう

どうしても残すべきか捨てるべきかを迷ってしまう品もあると思います。こうした場合には専用の保管箱を使って保管しておきましょう。
慌てて決定せずとも半年後や1年後に改めて考えれば良いのですから、時間をおいて考えられるまでは保管箱で保管しましょう。ここで大切な事は、残すものと一時保管するものとを一緒にしてしまわない事です。

3.残すものと形見分けにするものとを分けましょう

最後に、残すものを「残しておくもの」と「形見分けで贈るもの」に分けましょう。

形見分けを贈る相手と故人の関係などを考えながら、贈られる方に適切なものを選ぶようにしましょう。
なお、遺言などがあれば、それに従って故人の想いが伝わるように配慮するようにしましょう。

もし、処分するものが多すぎるケースや、遠方や仕事のため自分で整理できないような場合には、私たち中本葬祭にご相談ください。

中本葬祭 0735-52-4966

如何だったでしょうか。本日は以上です。

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この記事の著者:(株)中本葬祭/美粧企画部 係長 裏東 勢子