中本葬祭ブログ

四十九日法要における会食のポイントなどについて

こんにちは。 ありがとうで送るお葬式®

家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地

紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の裏東です。

四十九日法要の際の会食には「故人を偲びながら食事をすることで供養をする」という意味が込められています。ご遺族は早い段階から準備を進めますが、具体的にどのような流れや内容で行うべきなのだろうかとお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、四十九日法要の会食について詳しくご紹介させて頂きます。とりわけ出欠確認のための挨拶文は失礼のない言葉を選ぶことが大切です。

また、数回に分けて会食の際の席順や法事にふさわしくない食事についてもご紹介しています。

ご参考にして頂き、早目の準備の一助となれば幸いです。

四十九日法要における会食のポイントについて

一般的に四十九日法要をはじめ、法要の後に開く食事会を「お斎(おとき)」といいます。

法要を行った寺社の一室や、街のレストランなど飲食店で席を設ける方が多いでしょう。自宅で法要を行う場合は、折り詰めの弁当を用意して参列者にふるまうという場合もあります。
会食(お斎)は準備の段階から重要なポイントがいくつかあります。参列者・遺族ともに満足できるお斎を開けるように万全の準備をしておきたいところですね。

出席者を会食に案内するタイミングと挨拶文について

会食(お斎)の出欠確認は、四十九日法要の案内状と同時に行います。法要を行う日時・会場・お斎の場所など当日の詳細が決定したタイミングで極力早い段階で案内状を出しましょう。

電話で詳細を連絡できない場合には、はがきや封書に以下のような挨拶文を記載します。

拝啓 (時候)の候

皆様におかれましてはお変わりなくお過ごしのことと存じます
亡(続柄・故人の名前)儀 葬儀の際にはご厚情を賜りまして誠にありがとうございました

早速ですが 下記日程にて四十九日忌法要を営みたいと存じます
御多忙の中誠に恐縮ですが ご参列のほどお願い申し上げます

敬具

(記載年月日)

日時・場所

法要後は供養の粗宴をご用意しております
なお お手数ですが(月日)迄に返送用はがきにてご都合をお知らせください

 

挨拶状には句読点を記載しないよう注意しましょう。

葬儀に参列してくれた事に対するお礼の一文を添え、四十九日法要を行うことを知らせます。会場や料理を予約しなければならないため、返信期日を記載しておくと安心です。

四十九日法要当日の食事会の流れについて

当日は、参列者が集合したことを確認してから法要を始めましょう。法要は主に、僧侶による読経の後に参列者の焼香と続き、その後に法話が行われます。法要が終わると、僧侶とともに墓地あるいは納骨堂等での納骨式に進み、一連の法要が終了した後にお斎となる流れが一般的です。

法要とは別の日に納骨する場合は、法要後にそのままお斎へと移行します。
四十九日法要の引き出物は、多くの場合、会食の席に置いておくか、散会時に手渡しします。食事開始から1時間~2時間後に、施主が終わりの挨拶をしてすべての過程が終了となります。

お斎の流れについて

法要や納骨式は僧侶が進行してくださいますが、お斎は施主の挨拶からはじまります。

参列者の着席後、僧侶をご案内しましょう。もし僧侶がお斎を辞退した場合には、お布施に食事費用相当分を上乗せするか、持ち帰り用の弁当を手渡しします。

全員が着席したら、法要の参列に対するお礼・献杯の挨拶後(その後、必要に応じて黙とう)に開始となるのが一般的です。最後に施主の「どうぞお召し上がりください」などの声かけで食事をはじめます。

お斎における献杯の挨拶の参考例

献杯は、故人への敬意を表し盃を捧げることです。献杯の挨拶は、参列者への感謝はもちろん故人を偲びながら食事が出来るような言葉を心がけましょう。

以下に献杯の挨拶としての参考例です。

本日は、お忙しいなかお集まりいただきありがとうございます。お陰様で無事に本日の四十九日法要を終えることができました。故人も安心して見守ってくれていることかと思います。

ささやかではございますがお食事をご用意いたしました。

この席では、懐かしい(故人の名前や続柄)の思い出話やエピソードを時間の許す限りお伺いできれば幸いです。

本日は誠にありがとうございました。それでは故人を悼み、杯を捧げます。献杯。

 

施主以外が献杯の挨拶を行う場合は「故人の友人の(名前)と申します」などと参列者に対して自己紹介をしてから本題に入るとよいでしょう。

 

如何だったでしょうか。本日は以上です。

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この記事の著者:(株)中本葬祭/美粧企画部 係長 裏東 勢子