中本葬祭ブログ

四十九日法要後のお斎(会食)の準備などについて

こんにちは。 ありがとうで送るお葬式®

家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地

紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の裏東です。

前回の記事に続いて、今回は実際のお斎の会場の手配や会食を設けず、持ち帰りのお弁当などを手配した場合、料理を用意しない場合などの流れについてご紹介させていただきます。

前回の内容と合わせてご確認くださいませ。

 

四十九日法要後にお斎(会食)を手配する流れについて

四十九日法要でお斎(会食)を開く場合は、法要が終了したあと、スムーズな流れでお斎が開始できるように準備を整える必要があります。

特に飲食店をご利用の場合で、人気店の場合は予約を取る事ができず、希望の店でお斎ができない可能性も予め考慮しておきましょう。
いずれにしましても、早い段階で準備できるように当日の参加者の把握なども早い段階で行っておきましょう。

お斎に参加する人数を把握しましょう

法要後のお斎(会食)を開催する場所やメニューを決める前に、まずはお斎(会食)に参加する人数を明確にします。

注意していただきたい点としては、法要に参列する方が全員お斎に参加できるとは限らないことです。

どうしても当日の時間や場所の都合が悪く、途中退席を希望する方もいらっしゃいます。

人数に過不足がありますと店舗側へ迷惑をかけてしまうため、法要ではなくお斎(会食)への参加の可否を確認しておくことが大切です。

また、小さな子どもが参加する場合は子ども用の料理を依頼して全員が満足に食べられるよう手配するようにしましょう。

お店に予約を入れましょう

お斎(会食)の料理は、人数が多ければ多いほど早めに予約を済ませておく必要があります。

店舗側は調理時間をふまえて進める必要があるため、遅くとも2週間前には予約したほうが安心です。

すでに法要が2週間以内に迫っている場合は、万が一予約が取れない場合を考慮して数店舗の候補をあげておくとより安心です。

予約の際は、四十九日法要の食事会であることを必ず伝えておきましょう。レストランやホテルのなかには、法事関係の会食を断る店舗も中にはあります。

また、会の所要時間としては、平均的なところで1時間~2時間ですが、余裕を見て30分~1時間程度長めに予約してもよいでしょう。

お斎の席順について

もし僧侶がお斎に参加できる場合は、当日までに席順を明確にしておきましょう。

僧侶は上座、その隣に施主が座るのが一般的です。ご遺族など故人と深い関係にある方は、末席から座っていきます。
僧侶が参加できない場合であれば、それほど入念に席順を決める必要はありません。施主が上座となっている場合が多くみられますが、遺族や参加者は自由に座ってよいと考えて問題ないでしょう。人数が多いお斎の場合では、施主の挨拶が参加者全員に聞こえやすいよう、あえて中央とする場合もあります。

お店に予約を入れる場合の注意点について

お斎を開く場所が決まったら実際に予約しますが、法要後の食事であることは必ず伝えるようにしましょう

本来はお斎の場合は精進料理をふるまうものですが、近年は特にそうした事はなく、メニューを自由に選ぶ場合の方が多いです。

しかし、あくまでも法事の食事会であることは理解しなければなりません。
鯛や伊勢海老といったお祝いごとを連想させる料理は好ましくありません。店舗側としてもこうしたところは理解されている店舗が多いですが、

はやり法要後のお斎について、実績がある店舗を選ぶのが間違いないかと思います。

お斎を行う店舗は一般的なレストランでも、ふだん口にする食事と法事の食事は異なっています。

通常の食事とお斎の食事の相違点について

ふだんレストランやホテルでふるまわれる食事と、四十九日法要後にお斎として口にする食事との相違点についてご紹介させていただきます。

まずテーブルや箸には、ひと目でわかる違いがみられます。また、宗派によって避けるべき料理についても理解しておくことも大切です。

ここでは通常の食事と四十九日法要後の食事会の違いについてご紹介させていただきます。

箸袋をはじめ、装いの点で相違点があります

葬儀や法事で喪服を着用するように、お斎会場内の装いも通常とは異なります。

ランチョンマットや箸袋は黒や白色の不祝儀用を用いるのが一般的です。座布団や椅子のデザインも普段の食事と異なっていたり、落ち着いた色の器に盛り付けられたりします。

もし自宅でお斎の料理を用意する場合は、派手な見た目にならないよう注意しましょう。参列者や僧侶が「おめでたい」と印象を抱くようなデザインは避けなければなりません。

宗派によっては精進料理を用意するようにしましょう

四十九日法要のお斎では懐石料理が多く選ばれます。仏式の多くは四十九日を境に肉・魚料理を食べてよいとしていますが、宗派が明確でない場合は肉と魚を避けたほうがよいでしょう。
たとえば、お寿司では魚以外の食材を使用した巻き寿司やいなり寿司などもあります。もし、どのような料理を出すべきかわからない場合は、法要を行う菩提寺に相談しておくのもひとつの方法です。

四十九日法要後にお斎を行わない場合について

四十九日法要ではお斎を開く事が多いものの、時間や金銭的な都合で法要のみとする方もいらっしゃいます。

これは決してマナー違反ではありませんが、法要の参列者には案内の段階で食事がない旨を伝えておくようにしましょう

また、一般的にはお斎の代用として持ち帰り用の弁当を提供します。お斎を開く予定のない場合に注意したい点についてご紹介させていただきます。

お斎を開かない場合には弁当を用意しましょう

四十九日法要後にお斎を開かない場合には、折り詰めの弁当と引き出物を用意しましょう。折り詰めの弁当は、弁当を手配する店舗で注文する事ができますが、やはり法事用の食事を希望する旨を伝えることが大切です。参列者の数だけでなく、予算やメニューも予め相談して決めましょう。
6月~9月のような気温の高い時期は、生ものを入れると持ち帰る途中に傷んでしまう可能性もあります。遠方からの参列者がいらっしゃる場合は、特に注意してメニューを決めましょう。

法要終了時にお弁当の案内をしましょう

お斎を開かない場合には、法要が終了した後に弁当を持ち帰ってもらうよう、案内します。以下はその場合における挨拶文の一例です。

 

皆様、本日はご多忙のところ故人の四十九日法要にご参列いただきまして誠にありがとうございました。

無事に法要を終え、忌明けを迎えることができ(故人の名前や続柄)も安心していることと思います。皆様には今後も変わらぬお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

本来であれば皆様と共に粗宴を囲み故人を偲びたいところですが、本日はお開きとさせていただきます。

心ばかりの折り詰めを用意しておりますので、お帰りの際にどうぞお待ち帰りください。

本日は誠にありがとうございました。

 

挨拶の際には、参列者に対するお礼とともに「本来はお斎を行うべきですが……」という意味の文言も添えて締めの言葉としましょう。

 

お斎の席でのお開きの挨拶について

参列者や遺族の食事が終了したら、施主より締めの挨拶をしましょう。

当日の法要から最後まで参列してもらえたこと、食事中に故人の思い出話を聞けたことに対する感謝のお気持ちを伝えましょう。

最後にもう一度お礼を告げてお開きとなります。挨拶の参考例をご紹介させていただきます。

 

本日は、お忙しい中、最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。そろそろお時間となりましたので、これにてお開きとさせていただきます。皆様より(故人の名前)の思い出話をお聞かせ頂くことができて、生前の(故人の名前)の姿を改めて懐かしみ、思い出すことができました。

皆様方には、今後共変わらぬお付き合いのほど、何卒よろしくお願い申し上げます。ささやかではございますが、心ばかりの品をご用意させて頂きました。

お荷物になるかとは存じますが、どうぞお持ち帰りくださいますようお願い申し上げます。

本日は誠にありがとうございました。

 

以上のような内容でお礼をお伝えするようにしましょう。

 

如何だったでしょうか。本日は以上です。

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この記事の著者:(株)中本葬祭/美粧企画部 係長 裏東 勢子