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紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の財賀です。
近年、墓じまいなどに関連して永代供養という言葉を聞く機会が増えたという方も多いのではないでしょうか。
永代供養とは、個人ごとのお墓を建てるのではなく、お寺や寺院が故人の遺骨を管理し供養する埋葬・供養の形です。今回はこの永代供養の具体的な内容についてご紹介させて頂きます。
混同されがちな「永代使用」との違いについても解説しますね。
永代供養の供養の形について
永代供養とは個人がお墓を建てて管理するのではなく、遺族に代わってお寺や霊園が遺骨を埋葬・管理し、永きにわたって供養してくれるという供養の形です。
お墓は建てて終わりではなく、遺族がその後も長く管理と供養を続ける必要があります。
しかしながら「お墓の継承や管理ができる遺族や親族がいない」「管理を続ける費用がない」という場合はお墓を建てることが難しくなります。
そのような場合に、お寺や霊園に永代供養をお願いする方が多いです。
永代供養での遺骨の埋葬方法は寺院や霊園によって異なりますが、大きく分けると下記の3つがあります。
- 個別の墓石のもとに故人ごとに埋葬
- 納骨堂へ故人ごとに埋葬
- 合同の永代供養墓などへ他の方の遺骨とともに埋葬
【1】【2】は一般的なお墓と比較して個人の区画はコンパクトになりますが、通常のお墓や納骨堂のように個人ごとのお墓参りも可能です。
ただし個別の埋葬と供養は永遠ではなく、三十三回忌などを一区切りとし、その後は他の遺骨と一緒に合同の永代供養墓などへ埋葬され供養が続けることが多いです。
区切りとするタイミングは寺院や霊園によって様々で、三十三回忌のほか十七回忌、五十回忌などを区切りとする場合もあります。
意味が全く違う「永代使用」
「永代供養」と「永代使用」は言葉が似ているので混同されている方もいますが、意味が全く違うので注意が必要です。
永代使用とは通常のお墓を建てるときに出てくる言葉で、お墓の区画を永代にわたって使用するという意味です。
霊園や墓地の区画にお墓を建てる場合、霊園へ「永代使用料」を支払ってその土地を永代にわたって使用する権利を得ます。
こちらも誤解される方が多いのですが、あくまで使用権であって土地を買い取るわけではないので、墓じまいをしてお墓を撤去する場合は区画の使用権を返却しなくてはいけません。
永代供養の注意点などについて
永代供養の大きな利点としては、お墓の管理が不要ということです。
これまでは、身寄りがない方や、自身の後にお墓の継承者がいない方などが選ぶ供養方法でしたが、近年では子どもが遠方でお墓の管理が難しい方、子どもに墓守の負担をかけたくない方なども選ぶようになってきました。
個別のお墓を建てないので、墓の建設や維持にかかる費用が安いのも利点の一つと言えるでしょう。
お墓に費用をかけたくない方、その分のお金を子どもに残したいと考える方も選択されています。
ただし、永代供養では埋葬の形によっては「自分たちのお墓」という気持ちを持ちづらいかもしれません。
永代供養を検討している場合は、他の家族や親族とも良く相談をしたうえで決定するようにしましょう。
また、最終的には他の方の遺骨と一緒に埋葬される合祀(ごうし)となります。
合祀後は、遺骨を持ち出すことはできないので、注意しましょう。
永代供養の費用について
永代供養は一般的なお墓と比べて先々かかる費用が少ないのが特徴の一つです。
まず基本的に個別のお墓を建てないので、一般的なお墓の建立費用は必要ありません。
永代供養料の金額は、霊園や埋葬の方法によって異なり、数万円~数百万円とかなりの幅があります。
例えば、初めから他の遺骨と一緒に埋葬する合祀だと5万円~30万円程度、一定の期間内は個人の区画を有する埋葬方法だと30万円~200万円程度が目安の一つです。
永代供養では契約時に「永代供養料」がかかり、それ以外の管理料などはかからないことが多いですが、これも霊園やお寺によって違いがありますので、よく確認しておくようにしましょう。
管理料がまったくかからないタイプ、永代管理料の中に前払い管理料が含まれるタイプ、一定期間のみ管理料がかかるタイプなど、さまざまです。
本日は以上です。
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この記事の著者:(株)中本葬祭/施工部 環境整備課 係長 財賀 幸男