こんにちは。 ありがとうで送るお葬式®
家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地
紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の裏東です。
若者たちの間でシェアハウスといって自分のお部屋とは別に、共同利用できる共有スペースを持った賃貸住宅が人気です。
こちらは共同住宅ならではの「共有」と「交流」を楽しめるあたらしい住まいの形として人気を博しています。
一方でシニア層で広がりつつあるのは、なんと「お墓のシェア」。つまり共同墓がここ数年で一気に急増しているようです。
90年代以前には全国でたった4件だった共同墓や集合墓は近年急増し、特に「おひとり様」の女性に人気なのだそうです。
メル友や飲み友ならぬ、一緒にお墓に眠ることになる仲間をお墓友達=『墓友(はかとも)』と呼ぶそうで、
女性週刊誌でも「墓友特集」が組まれるなど、ひとつの時代を象徴する現象となりつつあるようです。
『墓友』は終活について語りあえる貴重な仲間
独り身の人、夫婦2人で子供がいない人、身内にお墓の世話をかけたくない人、
そもそも高いお墓は不要だと思っている人。
そんな人たちが共同墓地の説明会などで出会い墓友となるようです。
そんな墓友の女性たちが集まって、終活について明るく楽しく語り合う会が『墓友女子会』なのだそうです。
友達はもちろん、親族であっても「死」の話をするのは、なんだかやっぱり気が引けるもの。
そんな中でも、『墓友女子会』と銘打ってしまえば、おおっぴらに終活の話も気兼ねなくしやすく、誰にも相談できないことを話し合える、貴重な場になっているようです。
墓友から趣味の会に発展することもあるようです
なかには「同じお墓を選んだだけあって気心があう」と、趣味の俳句の会に発展した『墓友女子会』もあるようです。
また、亡くなった後は同じお墓に入るという親近感から、一緒に習い事をし始めるようになったり、お茶を飲んだり、
ときには仲間同士で旅行にも出かけるほどの仲になることもあるようです。
確かに、共に永眠する相手のことはよく知っておきたいと思うものなのかもしれません。
しかし、せっかく出会った貴重な墓友ですから、交流のなかで人間関係がこじれてしまい、挙げ句「あの人とは一緒に入りたくない」となってしまい、せっかく予約した共同墓地をキャンセルしたりする事態だけは避けたいものですね。
おひとり様社会を象徴するかのような墓友
2009年に内閣府が60才以上の高齢者を対象にした調査では、単身世帯の65%が「孤独死を身近な問題」と感じていたことが明らかになるなど、
「おひとり様」にとっては大きな問題といえる自らの死後の問題。
これを分かち合える仲間ほど、信頼できる相手はいないという風に思っても不思議ではありませんよね。
そういう意味では、いままで地域社会にあった人と人との繋がりを代替する存在が、墓友なのかも知れません。
初めて聞くとギョッとするネーミングではあるが、墓友が一人でもいれば気持ち的にも心強いものです。
安らかな気持ちで自らの最後の準備が出来るものなのかも知れません。
ただ、心を許す相手であるだけに、今後、こうした心情を逆手に取った『墓友詐欺』なんかが出てこないことを願うばかりです。
如何だったでしょうか。本日は以上です。
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この記事の著者:(株)中本葬祭/美粧企画部 係長 裏東 勢子