こんにちは。 ありがとうで送るお葬式®
家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地
紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の内村です。
自分自身の老後や死後を考えて事前に準備をする「終活」の取り組みが数年前より広く知られてきています。
ですが、終活とは具体的にどんなことをするのだろう?と疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は終活における確認しておきたい事項や決めておくと良いことなどをご紹介させていただきます。
終活の意味や目的を考えながら、これを機会に一緒にチェックリストを作ってみましょう。
改めて「終活」の意味とは?
終活とは、人生の晩年や自分の死後に向けた準備をする取り組みを言います。
終活の目的は大きく分けて2つあります。
●自分の人生に向き合い、残りの人生を充実させて過ごすため
●自分の死後に残された家族に迷惑をかけないため
終活とは生活や身の回りを整えておくことで、これからの人生も充実した日々を過ごすための活動と言えます。
葬儀や墓などについて、自らの死後の準備を整えることで、自分自身の身に万が一のことがあった際に残された家族への負担をできるだけ少なくすることもできます。
葬儀やお墓についてあらかじめ決めておくことは、自分の葬儀やお墓に自分自身の希望を反映させることができるというメリットもあります。
終活は定年退職や配偶者の死、ご自身の病気などをきっかけとして60~70代ころにスタートされる方が多いです。
しかし、終活を始める年齢に決まりはありません。
「興味を持った時が最良のタイミング」です。
もしも終活に興味をお持ちであれば、気力や体力が十分にある若いうちに始めることをおすすめします。
終活におけるチェックリストをご紹介
終活において考えておくべき、決めておくべきことをチェックリスト形式でご紹介させていただきます。
老後の生活について
□老後の生活に必要な資金は確保できているか、またはどのようにして用意するか
□「終の棲家(ついのすみか)」は自宅あるいは施設のどちらを希望するかについて決めておきましょう
医療や介護について
□自分自身に介護が必要となった場合には、介護施設と在宅介護のどちらを希望するか決めておきましょう
□介護をお願いする場合には誰に介護をお願いしたいのかを明らかにしておきましょう
□死につながる病気になった場合には、病名や余命の告知を希望するかしないかを決めておきましょう
□植物状態になった場合には延命治療を希望するかしないかを決めておきましょう
□脳死状態になった場合には、臓器提供を希望するかしないかを決めておきましょう
□介護や病院にかかる費用の用意はあるか、あるいはどのようにして用意するか明らかにしておきましょう
お葬式について
□宗教宗派、菩提寺の確認をしておきましょう
□中本葬祭の連絡先を改めてメモしておきましょう 0735-52-4966
□葬儀に呼んでほしい人、訃報を伝えて欲しい人がいれば、お名前や連絡先などを記しておきましょう。
□遺影に使って欲しい写真があれば決めておきましょう
□葬儀の形や内容などに希望があれば、中本葬祭にご相談頂き出来る限り詳細に決めておきましょう。
後々からでも変更は可能です。
□葬儀費用について用意はありますか。あるいはどのようにして用意するか確認しておきましょう
お墓など供養について
□供養方法の希望があれば決めておきましょう(先祖代々の墓に入る・入らない、手元供養、散骨など)
□法要の内容や頻度に希望があれば決めておきましょう
□お墓の生前購入をしておくかどうか決めておきましょう
□お墓や法要にかかる費用の準備について記しておきましょう。
財産について
□預貯金や資産を改めて一覧にしておきましょう
□生命保険の加入内容や受取人を希望に沿った形になっているか確認しましょう
□財産の分配方法や相続、遺言書を用意しておくかどうかなどを決めておきましょう
□不用品の処分についてどのようにするか決めておきましょう
終活でしておくと良いことや心構えについて
上記でご紹介させていただいたチェックリストは多岐にわたっていますが、あくまで本当に基本の部分についてです。
終活で考えるべきこと・決めるべきことは膨大で、何もかも全てを完璧に準備するのは難しい事です。
大切なことは優先順位をしっかりと決めて、無理なくできることから少しずつ進めていくと良いでしょう。
一例を挙げさせて頂きますと「残された家族に迷惑をかけない」ということを何より優先したいのならば、死後の葬儀やお墓の手配や費用の準備、遺言書で相続の内容を明確化するところから始めてみてはいかがでしょうか。
エンディングノートに少しずつ記録をつけて行き、自分自身の身に万が一の事が起こった場合には、家族がノートを確認できるようノートの存在と保管場所を伝えておきましょう。
葬儀やお墓の生前契約をする場合は、ずっと後々まで関わってくることですので、自分のことだからといって一人で決めず、家族と相談しながら進めることをおすすめします。
また、遺言に関しては正しい様式を満たしていなければ法的効力がありません。
あくまで本人の希望を伝えるだけならエンディングノートへの記載だけでも問題ありませんが、法的効力を持った遺言書を作成したい場合は、司法書士や弁護士へ相談して作成すると間違いないかと思います。
お葬式に関するマナーや疑問点、家族葬に関するご質問やご相談などもお気軽に中本葬祭までお寄せ下さい。
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この記事の著者:(株)中本葬祭/業務執行役員 部長 内村 恵