中本葬祭ブログ

要チェック!出来る葬儀と出来ない葬儀

2020/02/29

こんにちは。 ありがとうで送るお葬式®

家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地

紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の内村です。

近年は、葬儀に対する考え方や価値観の多様化もあり、生前に自分自身の葬儀について具体的にこうしたいと考えていらっしゃる方や、インターネットの葬儀紹介サイトなどから発生した「直葬(じきそう・ちょくそう)」という、所謂一般的な通夜葬儀を行わなず、火葬のみの葬送の方法や、一日葬と呼ばれる通夜式をせず、文字通り1日で一連の葬送を行う葬儀の形式なども全国的に認知されるようになっています。

しかし、こうした葬送の方法は時としてご家族やご本人がそれを希望されたとしても結果的に出来ない場合もあります。そこで今回は、こうした直送や一日葬といった葬送方法が選択できない場合について、なぜ出来ないのかといった内容についてご紹介させて頂きます。

直葬や一日葬が出来ない場合の理由について

「直葬」や「一日葬」。こうした言葉自体、一昔前には存在しなかった言葉です。

葬儀に対する考え方が多様化している現在とは言えど、こうした葬送の方法を選択できない場合がありますので注意が必要です。具体的に、なぜ出来ない場合があるのか?といった理由について下記にご紹介させて頂きます

  1. 自身の菩提寺がある
  2. 菩提寺の管理している墓地・霊園などにお墓がある

これらに該当される場合には、直葬や一日葬を希望される場合には必ず菩提寺の了解を得ておく必要あります。

現代のように葬儀の形式が多様化してきているとは言え、実際の葬儀については、まず大前提として宗教儀礼であるという事です。ですので、葬儀の内容そのものについては各宗派の教えや決まりがあり、ご自身に菩提寺、つまりどこかの檀家に入っていた場合には、そのお寺の定める決まりに則って葬儀をする必要があります

ですので、こうした決まりを飛び越えて一方的に「一日葬で葬儀をしたい」と申し出られても断られるケースがあります。もし、ご自身の家庭が代々所属している檀家に入っており、どうしてもこうした葬儀の形式を希望されるならば、その事情を菩提寺に説明し、ご理解を得ておくと良いでしょう。

お墓の継承者でない場合は?

もし、ご自身の家庭が先祖代々のお墓の継承者ではない場合、つまり菩提寺が無い場合には宗教を含めて選択の自由がある状態です。こうした場合には、例えばご兄弟が○○宗の○○寺だから自分も・・・と考えずとも、ご自身が神道を選択する事も可能です。

話が脱線してしまいますが、檀家としてお付き合いを考えられるお寺を検討する場合には、単に葬儀の為ですとか、ご希望する葬送の形式に対して融通して下さるとかと言った理由で決めるのではなく、その後の法事や納骨を検討される墓地ですとか、参拝しやすい環境であるかですとか様々な視点で考えて決定されるべき事柄ですので、目先の葬儀のみならず、後々のことも良く検討した上で決定するようにしましょう。

如何だったでしょうか。

本日は以上です。

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この記事の著者:(株)中本葬祭/業務執行役員 部長 内村 恵