中本葬祭ブログ

「喪主」という大仕事。葬儀における喪主の12の役割

2019/10/24

こんにちは。

ありがとうで送るお葬式®

家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地を運営しております中本葬祭の内村です。

親が亡くなった後、子供に課されるのが葬儀を取り仕切る役割です。その最たる存在としての「喪主」の仕事ですが、故人の配偶者が高齢だったり、すでに亡くなっている場合、遺族の代表となる「喪主」は長男や故人と同居していた子供が務めることが多いですが、実に多くの役割があります。

改めて、ではこの役割とは一体どのくらいあるのだろうと思い返してみたところ、12もの役割があることを再確認いたしましたので、今回は「喪主の12の役割」についてご紹介させていただきます。

 

1.葬儀に誰を呼ぶか確認しておきましょう

言い換えるなら、概ね何人くらいの親族数、会葬者数になるのかを確認しておきましょう。

特に会葬者数を把握する上で、故人の生前の交友関係を把握しておくのはとても重要です。昔でしたらば故人の生前の年賀状などから交友関係を把握することも可能でしたが、こうした慣習も無くなりつつありますので、もし可能であるなら生前のうちに把握しておけると、単に全体数としての会葬者数の把握という事だけでなく、特に懇意なお付き合いをしていた方に対しての連絡もよりスムーズに行えるかと思います。こちらの決定は実際の葬儀の内容にも直結しますので、良くご検討される事が大切です。

 

2.遠方の親族に連絡を入れる

医師に長くないと告げられたら、遠方の親族に連絡を入れる事を忘れないようにしましょう。危篤の知らせはする側もされる側も動揺しがちですが、ご本人の様子、入院中の病院の場所、連絡先など必要事項をメモしておき、漏れなく伝えておきましょう。

 

3.中本葬祭に電話をする

臨終を告げられた際には、中本葬祭までご連絡ください。深夜・早朝に関わらず24時間365日いつでも構いません。

中本葬祭 0735-52-4966

 

4.安置場所の選定

①住み慣れたご自宅へのお帰りをご希望か、あるいは②直接、中本葬祭の式場にご安置する、あるいは③ご親族のご自宅など、故人をご安置する場所を選定します。病院や施設などから直接、中本葬祭の式場にご安置する場合には、新宮市、那智勝浦町周辺に5式場(7安置部屋)ございますので、万が一のときに安置場所がないといった問題もありません。

 

5.遺影選び

遺影写真に使用する写真を選びます。遺影写真選びに関しては以前の記事「失敗しない遺影写真の選び方について」も併せてご覧になってください。

 

あわせて読みたい「失敗しない遺影写真の選び方について」

 

6会葬礼状の決定、会葬返礼品の選定

まず、会葬礼状に記載するお名前についてですが、地方によりその内容は異なるようです。喪主と親族一同としか掲載しないケースが多い地域もあれば、新宮市や那智勝浦町周辺を例にあげますと、直系の家族とその配偶者、親族の代表者(血縁の濃い方など)までを記載することが多いです。沖縄などですと、一族全員くらいまでズラッと掲載するようですし、その内容も様々です。これらの内容について決定します。

新宮市や那智勝浦町については、御香典をご辞退させて頂くという習慣がありますが、その場合であってもお参りに来て頂いた方を手ぶらでお帰しするわけには行かないということで、会葬返礼品を用意します。こちらの内容についての選定をしていただきます。

 

7.通夜ぶるまい、精進揚げ(精進落し)の内容の決定

通夜振る舞いや精進揚げなどの各種飲食接待に関する内容について決定します。

 

8.菩提寺への連絡

菩提寺への連絡をします。こちらで最終的な葬儀日程などについて問題がなければ確定となります。

もし、お付き合いをされている菩提寺がない場合などについては中本葬祭からご紹介させていただくことも可能ですのでご相談頂ければお手伝いさせていただきます。

 

9.通夜・葬儀における挨拶

通夜式・葬儀における代表挨拶の内容をご検討頂きます。概ね1分~2分程度に留めるのが一般的です。

もし、どうしても難しい場合には代理として親族の方や司会者に依頼することも可能です。

ご自分が務めるか、他のご親族あるいは司会者に依頼するかを決定しましょう。

 

10.葬儀費用の精算

葬儀が無事終了しましたら、概ね一週間以内を目安に葬儀代金を精算します。

中本葬祭では、葬儀費用のお支払いに関して分割払いとしての葬儀ローンなども可能です。こちらについては事前審査が必要になりますので、予めご相談頂けたらと思います。

また、生命保険が入金されてからなどのご事情の場合には、その後のご精算でも全く問題ありません。

 

11.菩提寺にお布施を渡します

菩提寺にお布施をお渡しします。新宮市や那智勝浦町周辺では、葬儀当日に式場にお見えになった際に渡すか、あるいは葬儀の翌日に菩提寺に出向き、手渡すかのいずれかが傾向として多いようです。

 

12.葬儀を手伝ってくれた会社の同僚やご近所の方への挨拶回り

もし、葬儀を手伝ってくれた会社の同僚の方やご近所の方などがいらっしゃった場合には、挨拶回りに伺いましょう。葬儀終了後、一週間以内にお伺いするなど、早目に伺う方が良いと思います。

 

いかがだったでしょうか。上記以外にも更に細分化してきますともっともっと多岐にわたり、喪主の方のお仕事があります。そうした事の一つ一つに対しましてもすべてお手伝いさせていただきますものの、上記の項目を可能な限り生前に確認できるものは確認しておいた方が、より葬儀の際に慌てなくて済みますよというのが、今現在様々な形で伝えられている「終活」の最も最たる部分ではないかと思われます。もちろん、これら以外にもお仏壇や墓地に関すること、散骨などに関する疑問・質問も中本葬祭までお気軽にご相談ください。

中本葬祭 0735-52-4966
 

この記事の著者:(株)中本葬祭/業務執行役員 部長 内村 恵