こんにちは。
ありがとうで送るお葬式®
家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地を運営しております中本葬祭の山下です。
家族葬において喪主のしなければならない事は、他の遺族と異なります。
喪主以外の親族が受付や参列者の案内をするのに対して、喪主のつとめとしては主に接客や式中の挨拶です。
また、お葬式をあげる前に故人が亡くなったことを知らせる書類や火葬の許可を取る書類を役所に提出しなければなりません。
中本葬祭では、これらの許可手続き(書類の提出代行)も行っておりますのでご安心下さい。
各種書類の期限や提出先について
故人が亡くなった際、お葬式をあげる前に書類や届け出を役所の各窓口に提出する必要があります。手続きが必要な書類については下記の通りです。
提出期限 | 提出先 | |
死亡届 | 死亡の事実を知ったときから7日以内 (国外の場合は3ヵ月以内) | 死亡地、本籍地、現住地 いずれかの市区町村 |
埋火葬許可申請書 | 同上 | 同上 |
埋火葬許可証 | 火葬の前(火葬場到着時) | 火葬場 |
埋葬許可証 | 納骨の時 | 墓地、霊園の管理者 |
死亡届は、提出の際に医師の死亡診断書もしくは死体検案書の添付があわせて必要になるため注意が必要です。
また、埋火葬許可申請書を提出しないと火葬ができないので、絶対に忘れないようにしましょう。
あわせて確認:
死亡届(死亡診断書)の書き方や手続き、事前に準備しておく事とは?
葬儀社との打ち合わせ
家族葬は一般の参列者のある一般葬と違い遺族の想いを意向を形にしやすく、故人との最期の時間をゆっくりと過ごせることが最たる特徴です。
故人の人生の最期にどのようなお見送り方や式典にしてあげたいのか、そしてそれを実現するためにはどれくらいの費用が必要なのかを確認し、担当者と内容を決めましょう。
内容が決まったら、菩提寺に希望する日程の連絡や火葬場の空き状況、参列者の人数などを考慮して最終的な日程を決めます。
通夜式における役割などについて
遺族は1~2時間前に式場へ行き、納棺や供花の配列確認などの準備を行います。供花には並べる順番があるため、葬儀社と打ち合わせしておきましょう。
準備が終わったら、順次受付や案内をします。親族の誰がどの役割をおこなうのか事前に決めておくとスムーズです。
喪主は弔問客の対応にあたり、お悔やみの言葉を頂いたらお礼を述べます。また、通夜が始まる前には宗教家の方が来られたタイミングで挨拶をしておきましょう。
通夜の終了時には参加者に改めてお礼の言葉を述べ、通夜振る舞いへの案内と葬儀・告別式の開始時間を伝えましょう。
告別式における役割などについて
一般的に通夜の翌日には告別式が行われます。あらかじめ、お柩に入れる持たせてあげたい品やお花などを用意しておきましょう。
仏式の場合、読経とお焼香が終わり、僧侶が退出したらお柩に花や持たせてあげたい品などを入れます。
最後に喪主が改めてお礼の挨拶をしたら告別式は終了です。出棺が済んだら、火葬場へと移動します。
火葬場における役割などについて
出棺の後、火葬場へ移動します。火葬場に僧侶が同行する場合は、炉前で読経をあげてくれます。火葬にかかる時間は2時間程度です。その間は控室で待機します。
火葬が終わったらお骨上げをおこないます。必要に応じて火葬中にお弁当などを食べます。※ 地域や慣習によって異なります。
親しき中にも礼儀ありという言葉があるように、失礼がないよう対応しましょう。
家族葬の日程を決めることについて
一般葬の場合は職場や学校の都合がつきやすい土日祝に葬式の日程を組むことが多いですが、家族葬の場合は親族や近親者の都合が最優先になるため、土日祝に日程が組まれるとは限りません。親族や近親者の都合を優先した結果、平日に式をおこなうこともあります。
その場合、頭に入れておいた方がよいことが、僧侶や火葬場の日程、六曜がどうなっているのかなどです。この項目で押さえておきましょう。
僧侶の日程を確認しましょう
通夜や葬儀、告別式では、僧侶に読経をしてもらいます。菩提寺が多くの檀家を持っており、僧侶とこちらの希望日時が合わない場合には予定を調整しなければなりません。その場合は、僧侶の日程に合わせる事が多いです。そのため、僧侶への依頼連絡は早めに済ませておきましょう。
なお、読経をお願いする菩提寺がない場合は、中本葬祭から僧侶を紹介する事も可能です。
火葬場の日程を確認
通夜や告別式が終わり、出棺が済むと火葬場で火葬を行います。そのため、火葬場の空き状況を確認しておきましょう。火葬場のスケジュールが埋まってしまっていると当日に火葬をおこなうことが出来ず、別の火葬場へ変更するか順番を待って翌日以降に火葬をおこなうことになります。
家族や親族の日程を確認
故人が亡くなったら、通夜や告別式の日程を決めなくてはなりません。菩提寺や親族、近親者や職場に連絡を入れましょう。また、家族葬の場合は職場に連絡をする際に、家族葬を希望している旨を伝えて参列を控えてもらうようにします。
一般葬の場合は仕事や学校などの予定がつきやすい土日祝に日程を組むことが多いですが、家族葬の場合は親族や近親者の都合が優先になるため、参列してもらいたい親族に早めに連絡を入れ、一番集まりやすい日程がいつなのかを把握しておく必要があります。
親戚はどこまで声を掛ければ良いのでしょう?
「家族」「親族」「ごく親しい友人」これが一般的な家族葬の参列者です。
このうち「親族」についてはどの範囲まで葬儀のご案内を出すべきかお悩みですよね。
こちらについても具体的な決まりはありません。
どの範囲までお呼びするかは、それまでの親戚付き合いの度合いによると言えるでしょう。
基本的にはお付き合いがある親戚の方には声をかけるようにしましょう。
迷うくらいであればお声がけした方が無難です。
親戚の方へ訃報そのものを知らせないと「どうして知らせてくれなかったんだ!」と後々トラブルになりかねません。
高齢や遠方で参列が難しそうな親戚へは訃報を伝えたうえで家族葬のご説明をした上で、無理に参列される必要はない旨をお伝えすると良いでしょう。
あわせて読みたい家族葬の定義や目的とは?選ばれる理由や注意すべき点などについて
家族葬において気をつけるべきポイント
家族葬は一般葬と違って、さまざまな点に気を付けなければなりません。特に訃報を送る際には、受け取った人が対応に迷わないような配慮が必要です。
また、いくら自由度の高い家族葬とはいえ、忌み言葉や避けた方がよい言葉に気を配る必要があります。喪主を務める場合は、何が忌み言葉なのかをしっかりと頭に入れておきましょう。
家族葬の場合、一般的に参列をお願いする方以外には家族葬の案内や訃報は送りません。これは、案内を受け取った人が、参列してもよいかどうか迷ってしまうからです。
一般葬の案内であれば迷うことはありませんが、家族葬は親族や近親者が中心に式をおこないます。そのため、式に呼ぶ人以外には案内を送らないようにしましょう。
もし逝去したことを伝えたい場合は、家族葬であることや故人の意志により葬儀への参列を控えていただいていることなどを明記しておきましょう。
忌み言葉についてはこちら
葬儀の場面におけるご遺族へのお声掛けの際気を付けたい言葉の使い方などについて
通夜や告別式を終え、火葬が済んだら喪主の仕事は終わりかというと、そうではありません。お葬式が終わった後も、
喪主にははがきや新聞の死亡広告等で訃報を知らせたり、お香典返しの対応をしたりとさまざまな仕事があります。
中には注意しておきたいことや、頭に入れておきたいこともあるため、確認していきましょう。
はがきや死亡広告で訃報を知らせる
家族葬が終わったら、訃報と家族葬をおこなったことをはがきで知らせます。報告をする時期は特に定められていませんが、あまり時間が空きすぎるのもよくないため、四十九日までを目処に送りましょう。
事後報告に入れる内容は故人が亡くなったこと、故人の意志により家族葬で執りおこなったこと、すぐに知らせることができなかったことのお詫びなどです。
時候の挨拶や句読点は使わず、忌み言葉や重ね言葉を記載しないように注意しましょう。
0香典返しの対応
告別式から四十九日までの間に香典返しの準備を始めます。お茶やお菓子といった消えものや、「不幸を洗い流す」という意味が込められている石けんや洗剤が定番です。
いただいたお香典の2分の1から3分の1を目安に金額を決めましょう。
お香典返しは、四十九日法要の当日から1か月を目処に行います。品物とあわせてお礼状を添えましょう。礼状には香典へのお礼、弔事が済んだことの報告、生前に故人とお付き合いしていただいたことへの感謝、略儀でお礼を述べてしまったことへのお詫びを記載しましょう。
如何だったでしょうか。
家族葬に関するご質問やご相談、資料請求などもお気軽に中本葬祭までお寄せくださいませ。
中本葬祭 0735-52-4966
この記事の著者:(株)中本葬祭/施工部 山下 浩司