中本葬祭ブログ

お仏壇の引っ越しや買い替えの際、注意すべき点について

2019/08/19

こんにちは。

ありがとうで送るお葬式®

家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地を運営しております中本葬祭の山下です。

 

ほとんどの場合、お仏壇は家の中で置く場所が決まっていますね。

引っ越しの際や買い替えの際に初めて仏壇を動かす事になったという人も多いのではないでしょうか。

 

今回はお仏壇の引っ越し時や買い替えの際、気をつけておきたい作法や注意点についてご紹介します。

新築などで引っ越しを機に仏壇の買い替えも検討してみましょう。

 

引っ越しの際に覚えておきたいお仏壇の準備について

 

お仏壇の引っ越しには作法があります。

タンスなどの大型家具と同じような感覚で運び出してしまうという訳にはいきません。

そこで、仏壇の引っ越しの事前準備から引っ越し完了までの流れと、その際に気を付けたい作法についても以下にご紹介します。

 

1.閉眼供養を行う

お仏壇を新たな家に移す時には僧侶に閉眼供養をして頂きます。お仏壇を動かす前にこの供養をして頂くことにより、お仏壇(御本尊)が手を合わせる参拝対象から「モノ」の状態にする必要があります。

引っ越しの1ヵ月前くらいを目処に、事前にお寺へ閉眼供養の依頼を済ませておき、引っ越しの1週間前から前日くらいまでに自宅へ来ていただきましょう。

閉眼供養はところにより魂抜き、お性根抜き、御霊抜きとも言われています。

 

2.仏具を仏壇から取り出して梱包しましょう。

仏壇に並にでいる仏具は、仏壇とは別に梱包して運びましょう。

仏具を取り出す前に全体の写真を撮っておき、何がどこにおいてあるかを見返す事が出来るようにしておくと、新居で仏具を並べ直す時にとても便利です。

また、その際気をつけたい点としましては御本尊、位牌、遺影はダンボールなどに梱包せず、白い布で包んで別に運ぶようにしましょう。

 

3.仏壇を運ぶ

引っ越し当日は全ての家財道具を運び出した後、最後に仏壇を家から運び出し、新居へは最初に運び入れましょう。

仏壇の移動については、うっかり傷をつけてしまう可能性もありますので、そうならないよう仏壇店や仏壇の扱いに慣れた引っ越し業者に依頼するのが安心です。

 

中本葬祭の仏壇店「ほうりん」でも仏壇の引越しをお手伝いさせていただいております。

お気軽にお電話くださいませ。 0735-52-5541

 

4.仏具を仏壇内に戻しましょう

仏壇を設置したら仏具を仏壇内の元の位置に並べましょう。

梱包前に撮影した写真を見ながら並べると難しくありません。

 

5.開眼供養を行う

再度僧侶に来てもらい、開眼供養を行います。

開眼供養によって仏壇(御本尊)に魂が入り、「モノ」から参拝対象となります。

開眼供養はところにより魂入れ、お性根入れ、御霊入れとも言われています。

開眼供養は閉眼供養と一組で考える必要があるため、事前に菩提寺のお寺様と打ち合わせしておきましょう。

 

仏壇の引っ越しにおける注意点やマナーについて

 

仏壇は大きなものが多いので、引っ越しの際には傷をつけてしまったりなどしないよう、注意が必要です。

また、ただの家具ではないので移動の際にも気をつけたい作法やマナーがあります。

ここではそうした点や確認事項についてご紹介させていただきます。

 

1.仏壇のサイズと新居の仏壇を設置する場所のサイズを事前に測っておきましょう。

 

事前に仏壇のサイズと新居での仏壇を設置する場所のサイズを測り、問題なく設置できるか確認しておきましょう。

その際、搬入時の廊下やドア、エレベーター等の間口を仏壇が通れるかの確認も忘れずに行っておきましょう。

 

2.仏壇は縦のまま積み込む

トラックなどに仏壇を積み込む際は絶対に横に倒してはいけません。

仏壇を縦のまま積み込み、うっかり倒してしまわないように注意して運びましょう。

仏壇の高さがあり、どうしても縦のまま積み込むのが難しい場合には、仰向け(仏壇の扉側が上)になるように積み込み、仏壇の上には絶対に物を載せないようにしましょう。

 

3.ご本尊、位牌、遺影はダンボール等に入れず直接自分の手で運びましょう

仏具は割ってしまわないように梱包した後にダンボール等で運んでも問題ありませんが、「御本尊、位牌、遺影」は万が一の派損を防ぐためにもダンボール等に入れて運ぶのではなく、直接自分の手で運ぶようにしましょう。

 

4.閉眼供養、開眼供養ではお布施をお渡しする

閉眼供養、開眼供養で僧侶に来ていただいた時は、御布施と必要な場合はお車代をお渡ししましょう。

御布施をいくら包めば良いか?という事については各寺院様により異なることが多いので、直接尋ねられると無難です。

 

※ 浄土真宗では仏壇に魂を入れるという考え方はありませんが、同様に「入仏法要(にゅうぶつほうよう)」・「遷仏法要(せんぶつほうよう)」という供養を行う必要があります。

その他の宗派についても同様に閉眼供養・開眼供養が必要です。

 

引っ越しを機に仏壇の買い換えを検討してみましょう

「仏壇が古くなって傷んでいるから新しくしたい」

「実家にあるような大きな仏壇が引っ越し先には置く場所がなく、小さなサイズの仏壇にしたい」

「仏間がないのでリビングにも置ける、部屋の雰囲気に合ったデザインの仏壇が欲しい」

引っ越しや新築を機に、仏壇の買い替えを検討される方は意外と多いです。

 

中本葬祭の仏壇仏具専門店「ほうりん」では様々な仏壇、仏具をご用意しています。

現代のライフスタイルや住宅事情、多様化するインテリアデザインに合った、家具調の仏壇やモダン仏壇が人気です。

 

仏壇の買い替え時にも古い仏壇の閉眼供養、新しい仏壇の開眼供養が必要となります。

 

 

まとめ

 

・仏壇の引っ越しの際には事前に「閉眼供養」が必要です。引越しの一ヶ月程度前を目安にお寺へ依頼をし、引っ越しの前日までに行っておくようにしましょう。引っ越し当日は最後に仏壇を運び出し、新居ヘは仏壇を最初に運び入れます。仏壇を設置後は「開眼供養」も必要ですから、「閉眼供養」と合わせてご相談されると良いでしょう。

・仏壇を運ぶときはできるだけ横にせず縦のまま運びましょう。どうしても無理な場合は仰向け(扉側を上)で積み込み、絶対に上に物を載せないようにしましょう。閉眼供養、開眼供養に来ていただいた僧侶のお布施の用意も忘れないようにしましょう。

・引っ越しを機に新居にあったサイズ、デザインの仏壇への買い替えを検討される方も多いです。中本葬祭の仏壇仏具専門店「ほうりん」でも様々なタイプの仏壇をご用意しています。

 

 

本日は以上です。
分かる範囲でお答えいたしますので、お仏壇に関する疑問・質問も中本葬祭までご相談ください!
中本葬祭 0735-52-4966
 

この記事の著者:(株)中本葬祭/施工部 山下 浩司