夢占いでは「吉夢」とされるお葬式の夢について

占いにおいて、「死」というものは一つの終わりを示すと同時に、新たな始まりを暗示する事が多く、夢占いにおいて死は「吉夢」とされることがほとんどです。

例えば、ただ漠然とお葬式の夢を見た場合、夢占いでは「自分または周囲の人に思いがけない幸運が舞い降りる前兆」だと解釈されています。

また、過去のトラブルや悩みなどから解放されることも意味していて、新たなスタートを切ることができるとも言われています。

この様にお葬式の夢は縁起の良いことがほとんどですが、「誰のお葬式の夢をみたか」によって若干その解釈の内容が変わってきます。

中にはよくない事が起きる前兆を暗示する、「凶夢」にあたるものもあるようです。以下にご紹介させて頂きます。

「誰のお葬式か」がキーワード

自分のお葬式の夢の場合

見た夢が自分の葬式である場合は、これまでとは全く違う道を歩く、いわば方向転換の前兆とされています。

昇進、独立、転職などが考えられますが、いずれも良いイメージのものです。恋愛面においても、結婚など人生の転機となることが訪れます。

ただしその分、多くのエネルギーを使うことになるため、体調管理など自分自身のケアは入念にしておきたいものですね。

また、自分の葬式を自分で出している場合には、出費が重なることも暗喩しているとされているため、念のため注意しておきましょう。

親や肉親のお葬式の夢の場合

見た夢が親や肉親の葬式の場合には、独り立ちできることを暗喩していると言われています。

これまで独立を悩んでいた人も、ここで準備が整ったという合図であるため、これを機に独立するとうまく行くとされています。

周囲からも支えられ、応援してもらえる良いタイミングだといえますね。

恋人やパートナーの夢の場合

見た夢が恋人やパートナーの葬式であった場合には、恋愛面においてのここからの更なるステップアップを暗喩していると言われています。

今付き合っている恋人と結婚できたり、パートナーと更に深い関係になれたりといったことが期待されますね。

もうひとつ、今の恋人やパートナーとの別れも示唆していると言われていますが、その場合には別れの後に新しい出会いがあります。

より良い恋愛ができるということから、たとえ別れる前兆であっても吉夢だと解釈されているようです。

知人や友人のお葬式の場合

見た夢が知人や友人の葬式であった場合は、親や恋人などの夢とは違って悪い夢とされています。

登場した知人や友人を葬りたい、縁を切りたいと思っていることを示唆していると言われています。

また、その人に対して妬みや誤解などが生じる前触れでもあるとされているため、あまりその人に対してネガティブな感情を持たないようにすると良いと言われています。

他人のお葬式の場合には

見た夢が顔も名前も知らない他人の葬式であった場合には、思いがけない幸運が訪れる前兆だとされています。そのなかでも、特に金運に恵まれると言われているようです。

また、全く知らない他人は自分にとって価値のないものであることから、無駄な物事や悩みなどが解決に向かう事を示唆しているとも言われています。

すでに亡くなっている人のお葬式の場合には

見た夢がすでに亡くなっている人の葬式であった場合は、その人が亡くなったことに対する自身の中にある悲しみが癒え、前向きになれることを示唆していると言われています。

すでに吹っ切れたと思っていても、この夢を見るということはどこか今まで自身の中でひきずっていたということにもなるため、改めて考えるチャンスであるといえます。

芸能人や有名人のお葬式の場合

見た夢が芸能人や有名人の葬式であった場合は、自分のなかにある虚栄心や傲慢さがなくなっていく前兆だと言われています。

自身が努力することの大切さを知り、これまでの怠慢を悔いるようになると言われています。

また、死に関する夢は逆夢ともされているため、夢を見られた有名人は長生きするといわれています。

現実的なお葬式の夢の場合には

一般的に夢は漠然としたものが多く、葬式の夢に関しても一部が鮮明であってもそれ以外の部分はぼんやりしていることが多いものです。

しかし、細部まで詳細に描かれている葬式の夢を見た場合には、正夢や予知夢である可能性も捨てきれません。

もし身近な人のリアルな葬式の夢を見た場合には、その人の動向に注意しておきましょう。

お葬式の夢を見てしまったとしても前向きに捉えてみては如何でしょう

前述の通り、一般的にお葬式の夢は新たな始まりを示唆する縁起の良いものとされていますので、不安に思わなくても大丈夫です。

また、夢は当然の事ながらあくまで夢であり、現実ではありませんし夢占いの結果も100％必ずその通りになるなどとは言い切れません。
しかし、全くの無関係だと切り捨てることはできず、何かしらの自身にとってのキッカケや指針になることはあるかと思います。

あまり気にしすぎる必要はないと思いますが、自身の中にある気持ちや考えを知る一つのきっかけとして、前向きに受け止めるのもいいのではないでしょうか。