中本葬祭ブログ

ぽっくり寺について

2020/01/12

こんにちは。 ありがとうで送るお葬式®

家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地

紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の財賀です。

平均寿命が伸び続けている今の時代、自らの死のあり方について考える人が多くなったと言われています。

健康的に年齢を重ね、誰にも迷惑をかけず、何より苦しまないで死んでいくことを望み、近年では、ぽっくり寺へ参拝をする高齢者が増加しています。一時はブームのようなちょっとした人気にもなり、旅行会社さんなどではこうしたぽっくり寺への参拝ツアーなども組まれていた事もあったようです。

そこで今回は、こうしたぽっくり寺に関する情報などについてご紹介させて頂きます。

ぽっくり寺って何なの?

ぽっくり寺は日本各地に存在します。参拝すると無病息災になり、健康体のまま天寿を全うできると信じられているお寺です。ぽっくりと言う名前は、ぽっくり死から取られたもので、参拝客の多くが高齢者層と言われます。

介護される必要がない状態で、徐々に老衰し、苦しむことなく自然死したいと言う、自らの死に対する一つの考え方が信仰になったものです。また、年配女性が集まり、介護のつらさや老いに対する不安を語り合う場としても、ぽっくり寺は利用される事もあるようです。

ぽっくり寺で有名な吉田寺様をご紹介

関西地方で「ぽっくり寺」と言えば、真っ先に名前が上がるでしょう。

こちらの吉田寺様。吉田寺(きちでんじ)は、奈良県生駒郡斑鳩町にある浄土宗の寺院です。「ぽっくり寺」の名前で古くから親しまれています。御本尊の阿弥陀如来像と、境内にある承応元年(1652年)建立の多宝塔は、国の重要文化財に指定されています。

吉田寺では、「鳩にがし法要」とも呼ばれる放生会法要が毎年9月1日に行われいます。。
仏教の不殺生戒(むやみに生命を奪ってはならないという戒め)から、生命の尊さを振り返り、私たちが今、生かされていることへの感謝と犠牲への供養の心を表す法要です。

お念仏をお称えしながら、鳩や魚を解き放つ法要として有名で、大勢の方の参拝で賑わっています。

吉田寺は、恵心僧都源信が創建したとされる寺で、恵心僧都が祈願した衣服を母親に着せると、母親は苦しみもなく往生したといわれることから、御本尊・丈六阿弥陀如来像の御前で御祈祷を受けると、長患いすることなくぽっくり亡くなることが出来るという霊験があるようです。いわゆるシモの世話にならないようにと、肌着やパジャマなどを持参して御祈祷を受けられる方も多く、「ぽっくり往生の寺」として全国各地より深い信仰を集めています。

吉田寺様での御祈祷は下記の通りとなっています。

■ 受付時間
午前9時から午後3時まで
法務の都合により、上記の通りとは限りません。
御祈祷を希望の方は、事前にご連絡の上、参拝されると良いでしょう。

■ 御祈祷料
一人  五千円
別祈祷  一万円 (3日間祈祷)
特別祈祷 二万円 (7日間祈祷)

参拝は下記の通りです。

■ 受付時間
午前9時から午後4時まで

■ 参拝料
一人 300円

■ 御朱印
300円

 

吉田寺様へのアクセスは下記の通りです。

奈良県生駒郡斑鳩町小吉田1-1-23

如何だったでしょうか。本日は以上です。

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この記事の著者:(株)中本葬祭/環境整備課 係長 財賀 幸男