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紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の山下です。
もしも自分自身の家族が危篤であると医師から宣告された場合には、連絡することが多い家族や親族ですが、何親等以内の人に連絡するかはおおよその目安が決まっています。
しかしながら、家族の危篤を告げられた際には大変、ショックも大きく、実際に自分が親族などに連絡を入れる場面になると、いったい誰に連絡すればいいのか思いつかなくなるかもしれません。そこで今回は「家族の危篤を告げられた場合の連絡すべき人について」ご紹介させていただきます。
ご親族について
危篤を宣告された方の家族や親族へは何をおいても真っ先に知らせたほうがいいでしょう。
家族の死に目に会えなかったことがとてもつらく思え、ずっと後悔する人がいるかもしれません。
こうした場合、実際に連絡するべき親族は、概ね三親等までです。三親等内の親族とはどこまでを指すかとなりますと
配偶者や親、子、兄弟姉妹、祖父母、孫、おじさん・おばさん、甥・姪までの関係となります。
三親等の親族のうち、日ごろから特に親しくしていた人へ電話をします。疎遠になっている親族の場合、関係によっては知らせなくても大丈夫です。
友人・知人について
親族の次に報告するべき関係性としては友人や知人です。仕事や趣味を通じて交流を深めてきた仲間や、助け支え合ってきた関係にある人たちに電話しましょう。
友人・知人にとっては、危篤者に会う最後のチャンスでもあります。
もしも、伝える人数が多い場合は、友人・知人の代表の数名に電話をかけ、そのあとほかの人に伝えて貰うようにすると良いでしょう。
窓口となる人に連絡係をお願いしたり、時間を合わせて一緒に面会してもらったりするのもいい方法です。
ただし、何をおいても大切な家族と危篤者である方との時間が友人・知人の対応に追われてしまったとなると問題です。
ですので、誰彼かわまず電話をかけるのは控え、本当に重要と思われる関係性の方のみに留めておくようにしましょう。
勤務先などについて
危篤の方が勤務している会社があれば、勤務先へ電話しましょう。会社の上司や同僚が、亡くなる前に会いたいたいと願うかもしれません。
また、仕事の調整をお願いでき、会社への負担を減らせられます。ほかにも、利用できる会社の制度があれば、ふさわしいタイミングで説明してくれるでしょう。
危篤者の勤務先に連絡をすると同時に、自分の勤務先にも連絡を入れます。これは、家族の看病や付き添いで、出勤できない状態が続く可能性があるからです。
業務の内容によっては、一時的な引継ぎを求められる可能性もあります。辛い状況の中ではありますが、自身の勤務先にかかる負担を最小限に留めるようにしましょう。
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この記事の著者:(株)中本葬祭/環境保全課 係長 山下 浩司