中本葬祭ブログ

亡くなった人の顔に白い布を掛けるのはなぜ?

2019/09/28

こんにちは。

ありがとうで送るお葬式®

家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地を運営しております中本葬祭の中本です。

 

お亡くなりになった方のお顔に白い布を掛けますが、なぜそうするのだろう?

そのように疑問に思われた方もいらっしゃるかと思います。

今回は「亡くなった人の顔に白い布を掛けるのはなぜ?」といったところについてご紹介させて頂きます。

 

白い布を掛けるワケ

諸説あるようですが、ご紹介させていただきます。

これは昔は現在のようにご遺体の表情を整える技術もなかったからではと推測しますが時として目が開いたままになっている場合などある為、それを怖いと感じ、布で覆い隠したという説。こちらも現代のようなご遺体の腐敗の進行を遅らせる術がなかった時代、時間の経過と共に痛んでいく様を隠す為という説。

こちらが最も有力と思いますが、何より故人の尊厳を守るからという説。

神道の考え方では、白は清浄を意味しており、神道では人の死を穢れとしますが、その穢れを覆うという説などがあります。

昔から葬儀の際には色物はあまり使いません。これについても様々な説があるのですが、現在のように葬儀の事前相談はそもそも「亡くなるのを待ってるみたいで準備をするなんてとんでもない!」という考え方でしたから、染物を使う事自体が準備をしていたという事を暗に連想される事から避けられてきました。ですので、白い布を使う事で「そもそも亡くなるなんて事は全く想像だにしていませんでしたので、急遽白い布を使いました」という意味が込められているという説があります。

またこちらの布を「打ち覆い」と言い、納棺までの間かけて置く布であるという説もあります。

 

如何だったでしょうか。今回は短いですが以上になります。

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この記事の著者 中本葬祭 専務取締役 中本 吉保