こんにちは。 ありがとうで送るお葬式®
家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地
紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の汐﨑です。
新宮市や那智勝浦町周辺の地域もそうなのですが、火葬のタイミングが地域によって違うのをご存知でしょうか。
もちろん、これは必ずしもそうしなければならないという決まりはありませんが、古くからの慣習で火葬が葬儀よりも早いタイミングで行われることが多いです。
今回は、そうした地域で異なる火葬のタイミングについてご紹介させて頂きます。
火葬が葬儀・告別式よりも早いタイミングで行われる理由
これは、いくつかの理由が考えられます。土地ごとの特性が歴史としてあり、例えば火葬場まで行くために山を超えなければならない、橋があるといった事情や、車がいつも渋滞するので、先に火葬を終えておかなければ後々の時間を読むことが出来ないなどです。
また、古くは火葬場の機能上の理由で、火葬に長い時間が掛かるため、先に火葬を済ませておく必要があったなどの理由も背景としてあったのではと思われます。
いずれも道路状況や火葬場の機能なども大きく改善された現代からでは、ちょっとイメージできない事ではありますが、こうしたお葬式にまつわる習慣と言いますのは一旦、形が決まるとそれ以外の手段を選択する事が少なくなる事が多いため、現代においても葬儀の前に火葬を行う地域が根強く残っている理由ではないかと思われます。
北海道の火葬場事情について
私達の地域からは遠く離れた北海道などでは、聞くところによりますと、そもそも火葬場の予約を取ることが出来ないのだそうです。
と言いますのも、そもそも冬などは雪深く、予約した時間通りに到着出来るかどうかがまず分からない為、30分や1時間刻みの予約ではなく、火葬場に到着した順にという風に決まっているそうです。※ 北海道の一部地域だけなのか、はたまた道内全域でそのように決まっているのかは不明です。
確かに、雪深い地域ともなれば、当然の事ながら火葬場に向かう道中も大幅に渋滞するでしょうし、形式的に決めるよりはこちらの形の方がよほど合理的と言えますよね。
まとめ
火葬が葬儀の前に行われる地域、葬儀の後に行われる地域、様々なタイミングが存在します。
火葬のタイミングに留まらず他にも地域によっては、通夜式の式典を行わなず、お逮夜(おたいや)と言って近親者だけで飲食の席を設ける地域があったり、通夜式の後には参列者全員を通夜振る舞いに招く地域などなど、様々な葬儀にまつわる地域の習慣が存在します。
それらは、現代の事情ではなく多くは古くからのその土地の地形や地域の特性、そこに住まう人達の合理的な考え方が背景として存在し、習慣となったものです。
私達、中本葬祭はこうした地域の伝統は大切にさせて頂きつつも、例えば火葬のタイミングなど、現代の状況を鑑みた場合には変更しても差し支えないものに関してはご要望に応じて柔軟に対応させて頂いております。多くの地域と同じく、葬儀後の火葬につきましても全く問題なく対応させて頂きますので、ご安心頂ければと思います。
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この記事の著者:(株)中本葬祭/施工部 汐﨑 剣児