中本葬祭ブログ

無宗教のお葬式ってどんな葬儀?お寺さんは必要?

2019/09/03

こんにちは。

ありがとうで送るお葬式®

家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地を運営しております中本葬祭の中本です。

無宗教でのお葬式とはどのような葬儀をイメージされますでしょうか。

所謂お寺さんが来ない葬儀という事はご存知の方も多いかと存じますが、お寺さんが来ないお葬式ってどのような儀式をするのだろう?

そう疑問に思われた方もいらっしゃるかと思います。

今回は無宗教葬について、そして無宗教で葬儀を行うに際し、事前に考えなければならないことがあります。

今回は無宗教葬のために準備できたら良いと思うことと、葬儀の流れや葬儀が終わった後のご供養や納骨の問題など、無宗教葬を行ったご遺族の事例を交えながらご紹介させて頂きます。

 

 

 ■無宗教の葬儀について

無宗教葬とは、一言でいうと寺院様や神主様といった「宗教家」による儀式ではない葬儀を無宗教葬と呼びます。

宗教家が行う葬儀は、式次第をはじめその宗教、宗派の定められたルールや流れに則って進行されます。

もし宗教家がいないのであれば、ロウソクや焼香を使用する・しないといったところからも自由です。

そもそも「こうしなけらばならない」といった決まりが無いので、少々大げさに聞こえるかもしれませんが何をやっても大丈夫です。(もちろん常識の範囲内ですが・・。)

当然ながら戒名などを頂くといった事もないので、俗名(現世での本名)を使用することになります。

 

最終的に式の流れを含め、全てをを決定するのは「喪主・施主様」です。もちろん、そのルール作りは私たち中本葬祭が最大限お手伝いしますのでご安心ください。

 

 

 

 ■無宗教葬の準備は必要なの?

 

無宗教のお葬式を検討される場合、実際に無宗教葬を行うにあたり特に重要な2点です。

 

①寺院などの宗教家とのお付き合いがありますか?

寺院とのお付き合いがある場合は、無宗教でのお葬式はできないと考えてよいでしょう。

ここで言うお付き合いとは、菩提寺がありますか?ということです。

ご長男であり、「先祖代々何かの時には○○寺さんにお願いしている」という場合にはそちらの寺院様の檀家様である可能性が極めて高いです。

ですが、一方でご長男つまりお墓やお仏壇の継承者ではない場合にはこの限りではないと言えるでしょう。

もし、ご長男であり、どうしてもという場合にはお寺とのお付き合いをやめる(離壇)という重い決断が必要になります。

その他の宗教でも同様の場合がほとんどですので、宗教家の方への相談が必要です。
相談内容としては、とてもデリケートな内容になります。

ご不安な方は中本葬祭でもご相談に乗らせて頂きますのでお気軽にお問合せ下さい。

 

②家族・親族の理解を予め得ておきましょう。

家族の理解は勿論の事ですが、親族の同意は特に注意が必要です。

もし、親族の了承を得ないまま進めてしまうと「当家は代々〇〇宗だ!なぜ僧侶がいないんだ!」と葬儀当日に大騒ぎになることも予想されます。

自宅に仏壇が無く、僧侶とのお付き合いが無い場合でも家系でお付き合いしていると認識されている場合が多いものです。
ですので、次男様といったお墓や仏壇の継承者ではない方であっても、まずは本家の方や故人の兄弟へ事前に相談をし、同意を得ておくことが必要と言えます。

さらに「故人の遺志だから」というのもこのような場合によっては通用しない事もありますので、

たとえそれが事実であったとしても同じく親族や宗教家の相談が必要です。

 

 

 ■無宗教葬で一般の方にお参り頂けるのだろうか?

無宗教葬において、家族・親族で行われる葬儀と一般の方が参列する葬儀では大きな違いはありません。

家族葬にするか、一般葬にするのか、とは別に考えましょう。

 

 

 ■香典(不祝儀)袋の表書きについて

遺族としてではなく、参列者として無宗教の葬儀に参列する場合は、事前に無宗教と告知されている場合とされていない場合では大きく異なります。

もし無宗教と知らされていない場合には、一般的に使われる「御霊前」、「御香典」などでも失礼にはあたらないでしょう。

【お別れの会】や【偲ぶ会】など表記されているようでしたら無宗教の葬儀と考えて間違いありません。

その際は、表書きには「御仏前」など特定の宗教で使われる名前は避けましょう。

無宗教葬でも “お香” を使う事もありますが、やはり宗教色が強いので「御香典」は表書きとして使用しない方が無難です。

どの葬儀であったとしてもお花はあげられることが多いので、無宗教葬においては「御花料」が理想といえます。「御霊前」でも失礼には当たらないでしょう。

 

親族として参列する場合は他の親族と相談して調整するなど特に気をつけましょう。

 

 

 ■無宗教葬とはどんな式なの?

お寺さんが行う仏教式のお通夜では、読経や法話の他に焼香などがあり、約40分~60分程度が一般的です。

それでは無宗教葬にける式の流れは、どのようなスタイルになるのでしょうか?

びっくりされるかも知れませんが、内容が無ければ5分とかからず終わってしまいます。

時間をかけて遠方より駆け付けた方からは「あれ?もう終わったの?」となってしまいます。短すぎも考えものですね。

 

無宗教葬でご要望として多いのは、音楽の献奏を行う音楽葬や、特段の式は行わず会食をしながらその中で行う事もあります。

 

中本葬祭でのおすすめは、「音楽葬」です。

式場で行う「音楽葬」の他にご納棺の際やその後に自宅や控室で、お柩の近くで故人と親族のみでゆっくりお別れを行う「家族式」も行う事もできますので、

たとえ無宗教でもしっかりとお別れを行う事が可能です。

 

 

無宗教葬の式次第の一例です。所要時間は約60分です。

 【式次第の一例】

・開式

・ナレーション(司会)

・ムービーの上映

・献奏 (ピアノ演奏)

・喪主挨拶

・お着付けの儀

・お別れの儀

・送る言葉(お孫さんなど)

・お花入れ(献花)

・親族で最期の言葉かけ

・ご出棺

 

無宗教の式次第は、中本葬祭スタッフが皆様とご一緒に式を考えます。ご希望に沿ってご提案を致しますのでご安心ください。
尚、いわゆるお通夜(通夜式)をしない一日葬での無宗教葬をお考えの方も最良のご提案を差し上げております。

 

無宗教葬の中には、例えば芸能人の葬儀などをテレビなどでご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、

親族のみで仏式で密葬をあげて、日を置いた後に「お別れの会」や「偲ぶ会」などの大規模な本葬を行う事があります。

この場合のお別れ会や偲ぶ会は無宗教で行われる場合が多いです。

 

 

 ■葬儀後の供養はどうすれば良い?

 

葬儀後の供養はどうすれば良いのだろう?と心配される方もいらっしゃるかと思います。

仏教式の場合は、定期的な僧侶による読経や49日や1周忌、3回忌法要などありますが、無宗教での法要などの供養に決まりはありません。行っても行わなくても自由です。

以前に無宗教葬を行った方で、「亡くなった主人のご供養の方法がわからなく、どうすべきか悩んでいる」との連絡が入り、ご相談をさせていただいたことがあります。

結局この方はご寺院に戒名をいただき49日まで毎週お経をいただく事にしました。

このように葬儀後のご供養が出来ずに罪悪感を抱く方もいらっしゃいます。葬儀後のご供養も考えておく必要がありますね。

葬儀後のご供養をどうするかという事も大切ですし、個人的に最も大切と思われることとして「その後の手を合わせる場所をどうするか」という事について予め決めておく事が重要です。

 

 

 ■無宗教葬後の納骨

お墓や納骨堂の場所が民間や公営である場合は特に気にする必要はありません。

 

特に問題は寺院などにお墓や納骨堂をお持ちの場合です。

葬儀前に理由を寺院に相談することもできますが、理解を得られる可能性は低いため、「無宗教葬をあきらめた方が良い」かもしれません。

 

このような疑問や悩みは中本葬祭にお任せください。皆様のご希望に沿ったお葬式を無料でご提案いたします。

 

 

 まとめ

・無宗教葬とは宗教家に依頼しない葬儀のことをいいます

・無宗教の葬儀には決まったルールはありません。何をするかを決める必要があります

・無宗教葬には家族・親族の同意が必要です。特に宗教家と関係がある場合は注意が必要です。

・葬儀後のご供養や手を合わせる場所をどうするか?といった事も考えておく必要があります。

 

 

如何だったでしょうか。

葬儀や家族葬におけるマナーや作法に関する疑問や質問、家族葬に関するご質問やご相談、資料請求などもお気軽に中本葬祭までお寄せくださいませ。

中本葬祭 0735-52-4966

この記事の著者:(株)中本葬祭/専務取締役 中本 吉保