中本葬祭ブログ

第二回【家族が亡くなった場合】「やること・手順・手続き」について

2019/10/27

こんにちは。 ありがとうで送るお葬式® 家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地を運営しております中本葬祭の内村です。

今回は、前回の「第一回【家族が亡くなった場合】「やること・手順・手続き」について」の全三回に分けてご紹介させて頂くシリーズの第二回となります。

前回に続きまして今回の第二回目は、下記のような3点について、少し掘り下げてご紹介させて頂きます。

こちらの内容は病院からの搬送が終わり、ご安置場所にてご遺族と中本葬祭とがお葬式の日程や会場などの基本的な事の打ち合わせを行う内容についてです。

 

<第二回>
4.葬儀スタイルと初めに決める事
5.施設と式場(ホール)の選び方
6.日程の決め方と新聞掲載

 

4.葬儀スタイルと初めに決める事

 

・葬儀承り書とは(葬儀申込書)

ご安置した際にお書きいただく書類でお葬式に必要な情報と葬儀の依頼書も兼ねます。

こちらでは、葬儀承り書(葬儀申込書)に記載して頂く主な内容です。

事前にわかっていれば安心かと思われますのでご紹介させて頂きますね。

 

①【故人の名前と住所】

故人の情報はとても重要です。もし氏名に旧字を使用している場合は正確に記載いただく必要があります。現在の住民票での住所の記載のほか、生年月日、死亡の日にちと時間も必要です。亡くなった時間は死亡診断書に記載されています。

 

②【喪主・施主の住所、氏名、連絡先】など

喪主と施主に関しては、喪主は必ず必要で、喪主は葬儀の最高責任者として私たち中本葬祭では全ての決定権を有する方と考えています。

例えばご主人が亡くなった場合の喪主の選定は、新宮市や那智勝浦町周辺では長男が行う事が多いですが、配偶者が行う事もありますので、いずれかの方が主に務められると思っていただいて差し支えないかと思います。

喪主になる方はご存命ですが入院などで参列ができない場合では、葬儀不在というかたちでの喪主となります。その場合は施主が必要になり喪主の代わりを務めます。

 

【施主】は、厳密には本来は違う意味がありますが、前述の場合においては喪主のサポート役という考えが一般的です。

こちらは長男など故人の「子」が行い、高齢である喪主をサポートします。
必ず施主として立つ必要はありませんが、施主にあたる方が社会人で会社関係のお付き合いなどが広い場合は、香典返しと一緒に渡す「会葬礼状」に名前が記載されると思われますので、故人との関係性である続柄を付けて名前を記載した方が良いでしょう。

 

③【親族数と一般参列の予想人数はどの様に調べる?】

【親族の人数について】おおよその数字とは言え難しい部分になります。通夜振舞いの料理の数量の関係もあるので、親族人数は一番集まる通夜を考えて算出します。

大きく分けて親戚は夫側と妻側に分かれます。もし検討もつかない場合は、それぞれの親族の代表と思われる方に連絡を取って聞くのも良いでしょう。

亡くなった時間帯が夜間や早朝の場合はつながらないことが多いので、ある程度は事前に調べておくことができれば安心ですね。

 

【一般参列者の人数】の算出についてが一番難しいと思われます。まず一般の方の参列を望まないお葬式はもちろん「0人」ですよね。

問題は一般参列者を希望されるお葬式の予想人数です。

一言で「一般の方の参列の人数の予想は?」と聞かれて即答できる方はとても少ないのですが、グループごとに分けて足し算をしながら考えると意外と数字が出てくるものです。

故人やその配偶者の「ご近所や町内会・友人知人・サークルやクラブ・家族(子など)の会社関係や友人」などをそれぞれ考えます。例えば長男の会社関係はどうなのかは想像がつきませんが、長男に直接聞くと会社の前例も踏まえておおよそわかるものです。

そのほか故人やその配偶者が現役の会社勤めの場合はその会社や取引会社がどのくらいの会葬者が来るか想定しなければなりません。経験が無い場合は、会社の上司に相談するとよいでしょう。こちらも会社内での前例や習慣でおおよそ把握が可能になるかと思われます。

 

④【新聞(おくやみ欄)の掲載】

こちらは下記にある「6. 日程の決め方と新聞掲載」でご説明します。

 

⑤【宗旨宗派】

こちらに関しては、既にお付き合いのある寺院などがあれば問題ありません。ご安置の際に「枕飾り」というお飾りは宗派によって違いますのでお聞きしています。宗派が不明な場合は寺院のある地域と寺院名をいただければお調べすることも可能ですのでご相談ください。

寺院などのお付き合いが無い場合は中本葬祭からご紹介は可能です。どの宗派も依頼後の変更が難しい場合が多いので、もし宗派がわからない場合は詳しい親族に確認を取っておかれると間違いがないかと思います。

 

⑥【葬儀希望日程と時間】

こちらは下記にある「6. 日程の決め方と新聞掲載」でご説明します。

 

5.施設と式場(ホール)の選び方

  • 式場(ホール)の選び方の大きさの目安は

親族と一般会葬の人数により会場選びが必要です。

斎場やホールには収容人数があり、可能な限り適切に選びたいものです。

大きすぎる会場では寂しくなり、小さすぎると駐車場や会場が狭いなど、せっかく足をお運びいただいた会葬の方にご不便や迷惑をかけてしまいます。

新宮市や那智勝浦町周辺では、通夜が一番多く参列者が集まり、告別式は減る傾向が多いので、通夜に合わせて選択されると問題ないかと思います。

予想人数を元にご提案を行いますので人数をできるかぎり正確に判断してぴったりの会場選びができれば良いですね。

家族に不幸があってから全てを判断し選ぶことは難しいものです。
中本葬祭では会場の見学などを行う方が年々増えています。実際に会場を見ていただいて事前相談をしていただくと「金額面のみならず、式場の雰囲気や葬儀の流れなども事前に理解することが出来てとても安心しました」とのお言葉を沢山頂戴しております。

 

ホールの大きさと費用の関係

規模の大きい斎場では大きさの異なるホールを複数用意しています。
大きいホールほど祭壇も同時に大きくなるので、ホールの使用料は増えてしまうのが一般的ですが、中本葬祭の場合は式場で葬儀価格が違う事はありませんので、こちらもご安心頂き、よりご自宅や駅などに近く、利便性が高いと思われる式場をご指定頂ければと思います。

そのほかに考えることとしましては、大きい祭壇に見合うお花を飾る事で費用はさらに増える傾向にあります。

反対に「祭壇は立派にしたいから」と参列者人数に似合わない事を承知で大きいホールを選択される方もおります。そういった場合の弊社のディレクターは、椅子の間隔を広げるなど空間を有効に利用して寂しくならないように配慮します。

費用を極力抑えたい場合は、【自宅葬】や【斎場の和室】でお別れをすることもできます。
家族だけ、ごく一部の親族など少人数の場合は斎場にある和室や専用施設もあるので費用を抑える事も出来ます。柩の出入りの問題なければ【自宅葬】という選択肢もあります。

中本葬祭の火葬プランでは、遺族控室はなくお預かり形式でご遺体の安置室もあります。もちろん出棺時のお別れは行えます。このようなかたちで予算を最大限に抑える事も可能です。

中本葬祭ではどのようなお葬式でも可能ですので担当者と相談したうえで、仮決定でもホールを予約していただくことも可能ですので、お気軽にお申し付け頂ければと思います。

もちろん、事前に調べて相談をいただければさらに安心です。

 

6.日程の決め方と新聞掲載

  • 葬儀日程と時間の決め方

中本葬祭の場合、ご安置後速やかにお葬式の日程をご遺族と相談のうえ仮決定をします。

【一般葬の場合】は一般参列者や遠方からお別れに来られる親族に対する配慮の為、式を中一日以上あける場合が一般的です。

【親族のみのお葬式】の場合は比較的日にちを置かないことが多いのですが、親戚が遠方の場合は参列される方の立場に立っての配慮が必要です。

また、友引で葬儀ができない場合やお亡くなりの時間により日程の調整が必要となります。

中本葬祭では、会場の状況を考えアドバイスを交えて【仮の葬儀日程と時間】を決めます。この段階ではまだ変更の可能性がある為、他の方には伝えないようにしましょう。

その後宗教者がいる場合は、宗教者に仮決定日時を伝えて承諾を得られれば、ここで正式に【日程が本決定】となります。もし、宗教者の都合が合わない場合は宗教者の都合に合わせるかたちになります。

 

  • 新聞(おくやみ欄)掲載とは

新聞のお悔やみ欄はご存知の方が多いと思いますが、【お悔やみ欄の掲載料は無料と有料があります】

【親族のみ】での葬儀を希望する場合のおくやみ欄は新聞掲載を載せないか、葬儀が終わった後に掲載する【会葬御礼広告】として掲載します。

【一般の参列】を希望する場合は通夜当日ないしは前日の夕刊に新聞掲載を行う事が一般的です。

おくやみ欄の掲載を行う場合は当日正午に締め切りになる場合が多いです。中本葬祭より新聞社に依頼を行います。誤解される場合もありますが、死亡届を提出したら自動的に新聞社に連絡が行くという事はありません。

新聞の休刊日もあるので、新聞への掲載をし、予め葬儀日時を広く知らせるために葬儀日程を延期する方もおります。

こちらも中本葬祭にご相談頂ければご安心いただけるかと思います。

如何だったでしょうか。次回は下記の内容についてご紹介させて頂きます。

 

第3回予定<【家族が亡くなった場合】「やること・手順・手続」について第三回>

7.市役所などの死亡手続き

8.銀行の預貯金の凍結

 

本日は以上です。これら以外にも葬儀や家族葬に関すること、お仏壇や墓地に関すること、散骨などに関する疑問・質問も中本葬祭までお気軽にご相談ください。

中本葬祭 0735-52-4966
 

この記事の著者:(株)中本葬祭/業務執行役員 部長 内村 恵