中本葬祭ブログ

自宅で朝起きたら家族が亡くなっていた!そんな場合の対処方法について

2019/10/18

こんにちは。

ありがとうで送るお葬式®

家族葬のウィズハウス新宮・ベルホール中本・ザ・スランバーズガーデン・そうそうの郷太地を運営しております中本葬祭の坪田です。

あってはならない事ですが、ご自宅で朝目が覚めたら昨夜まで普通に話をしてて日常と何一つ変わらず元気に寝たはずなのに、朝起こしに行ったら冷たくなっていたですとか、寝たきりの家族が朝起きて、声を掛けに行ったらどうも亡くなっているような気がする・・・。いずれの場合もこのようなお仕事に身を置かせていただいておりますと、残念ながらこのような経緯でお亡くなりになったというお話を伺うことがあります。いずれも突然の事で、ご家族の方々は非常に驚かれるのは勿論の事、お亡くなりになった事を受け入れられないままに葬儀に・・・というご心情であるかと存じます。一方で、このような状況の際には非常に気が動転してしまい、なかなか冷静に判断をするというのは難しいことではあるものの、対処法はそれぞれ異なります。

今回は、これらの事が万が一、起こってしまった場合の対処法などについてご紹介させて頂きます。

 

ご家族の状態に異変を感じた場合

前述した通り、例えば普段からお元気でいらした方が、朝起きた際に様子がおかしく、冷たくなっていると感じた場合、また、寝たきりのご家族に異変を感じ、亡くなっているのではないかと思われた場合、それぞれ対処法が異なります。

まず、日本の法律として「死」を確定できるのは医師のみです。ただし、対処方法は前者と後者で違ってきます。前者の場合、こちらは明らかに亡くなっているのではないかと思われる場合です。この場合においては、すぐに警察に電話をしてください。救急車をと考えてしまうかも知れませんが、救急というのは医療行為に当たりますので、明らかに亡くなっているような場合には警察に電話をします。警察の方がまず検案をします。これは御遺体の検案ではなく、状況の検案となります。ですので、事件性が無かったとしても無いことを確認するためにご家族の方も聴取されます。事件性があるから聴取を受けるわけではないのに、間違った情報を発信しているところも散見されますのでご注意下さい。

そして、突然ご家族が亡くなりショックも大きい中、本当に辛い中ではありますが、手続きとして必ず必要ですのでご対応をお願いします。その後、警察の監察医が御遺体の検視をします。監察医の方が解剖が必要であると判断した場合は、御遺体は解剖の手続きとなります。解剖の必要はないと監察医の方が判断された場合には、死亡診断書に該当する死体検案書が発行されます。

後者の寝たきりのご家族の場合においては、まず救急車を手配しましょう。お身体もまだ温かくといった場合には蘇生する可能性も充分考えられますし、臨終を告げられるまでは法律上も亡くなったと決まったわけではありません。

臨終を告げられた際に、最も大切な事は安らかに御遺体を寝かせて差し上げることですが、その前に行わなければいけない手続きや手配すべき先は状況により異なるということを今回は頭の片隅に置いておいて頂けたら幸いに存じます。

 

本日は以上です。
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中本葬祭 0735-52-4966
 

この記事の著者:(株)中本葬祭/美粧企画部 課長 坪田 玲子