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紀南地方で5式場を運営しております中本葬祭の裏東です。
葬儀について事前に考えることについて、一昔前までは「亡くなるのを待ってるみたいだ」といった考え方や「死ぬ準備をするなんてけしからん!」
といった考え方が多かったですが、こうした考え方は葬儀の形式のニーズが多様化してきた現代では以前よりもかなり少なくなりました。
今では大切な家族の葬儀についての理想を伝え、それに基づいた内容にしてもらいたいと考える人が増えています。
そこで今回は、葬儀の事前相談における利点についてご紹介させて頂きます。
葬儀の事前相談における利点について
葬儀プランをじっくりと決められます
葬儀プランには様々なものがあります。最近では、。会社の上司や同僚なども含めたさまざまな人を招く一般葬なのか、
それとも親族やごく親しい人だけでゆっくりとしたときを過ごせる家族葬を行いたいのか、個性的なお葬式にしたい等といったことをじっくりと決めて頂くことが可能です。
急に亡くなりあわただしく準備をすると、「周りがみんな家族葬だから」といった理由で家族葬を選択してしまいがちですが、もしも故人の人柄をより表現した、オリジナルの葬儀にしたいと考えていらっしゃる場合には、しっかりと事前に話し合いの場を持たせて頂き、ご要望をしっかりと私たちに伝えておくことが重要です。
納得したうえで葬儀のプランが決まっている場合と、流れの中でなんとなくプランが決まってしまうのとでは納得感も全く違うかと存じます。
また故人の思いと、残されたご家族の考え方が異なることも考えられます。もしご家族が立派なお葬式をあげてあげたいと思っていらしても、故人としては残される家族にはなるべく金銭的な負担をかけないようにしたいと考えていらっしゃったといった場合もあります。
亡くなってからではご自分の思いを伝えることはできません。事前相談では、例えば先々の話であれど、終活の一環としてご自分が望む形式に少しでも近い形でプランをじっくりと決めることができ、それを家族や親族に伝えておくといった事も可能です。
ご家族の負担を軽減できます
大切なご家族の死に直面し、悲しみに暮れているご遺族にとって、葬儀について相談したり、意思決定したりしていくことは精神的にも大きな負担になります。
葬儀の事前相談はこの負担を軽くしてくれるという利点もあります。
故人のことを想い、どのようなお葬式にするのかを考えて、できるだけ理想的な葬儀にしたいと考えるご遺族はたくさんいらっしゃいます。
しかし、ご遺族がプランを決めるまでに与えられた時間は限られており、本当に故人が望む形にできたのかどうかが結局わからないということにもなりかねません。
こうした事態は、事前相談を行っておくことで避けられる可能性があります。どのようなプランで行えば故人が喜ぶのかをじっくりと検討する事が出来ますので、ご家族は時間の猶予を持った上で検討することができます。葬儀をあげるご家族のためにも事前相談はおすすめです。
葬儀費用についてはっきりと把握することが出来ます
前もって葬儀のプランが決まっていると、費用面でもいくら準備が必要なのかを知ることができます。
よく検討せずにさまざまなオプションをつけてしまい、費用が想像以上に膨らんでしまったということもあります。
ご遺族に負担にならないようにするためにも、前もっていくらくらいの費用が必要なのか把握するとともに、必要以上に華美になってしまわないよう、しっかりとご相談内容を伺った上でのご提案をさせて頂く事も可能です。
不安を解消することで安心が手に入ります
事前相談をすることで、残されたご遺族はその形式に合わせて準備を行うだけでよくなります。
故人にとってもご遺族にとっても安心を得ることができます。故人にとってはしっかりと検討した上で確定したプランで葬儀をおこなってもらえますし、ご遺族にとっては負担を事前に把握することができるので、安心して葬儀の準備を進めることが出来るかと存じます。
葬儀の事前相談については、次回以降も数回に渡ってご紹介させて頂きます。
お葬式に関するマナーや疑問点、家族葬に関するご質問やご相談などもお気軽に中本葬祭までお寄せ下さい。
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この記事の著者:(株)中本葬祭/美粧企画部 係長 裏東 勢子