突然の訃報を受けたものの、遠方にお住まいの方や、どうしても外せない仕事や家庭の事情を抱えていらっしゃる場合、「葬儀に参列できないのは失礼だろうか」「どのように欠席を伝えればよいのか」と心を痛める方も少なくありません。新宮市で1968年の創業以来、数多くのご葬儀をお手伝いしてきた中本葬祭では、こうしたご相談を日々お受けしております。やむを得ない理由であれば、葬儀を欠席すること自体がマナー違反になるわけではありません。大切なのは、ご遺族への迅速で丁寧な連絡と、弔意をしっかりお伝えすることです。
葬儀を欠席する「やむを得ない理由」とは
葬儀はできる限り参列するのが望ましいとされていますが、現実にはさまざまな事情で参列がかなわないこともあります。やむを得ない理由での欠席は遺族側も十分に理解しますので、無理をして参列し、かえってご遺族にご心配をおかけするよりも、誠実に欠席を伝え、別の形で弔意を示すほうが適切な場合もあります。
一般的に「やむを得ない事情」とされる理由には、以下のようなものがあります。まず、遠方に居住している場合です。飛行機や新幹線を使っても葬儀の開始時刻に間に合わない、高齢や体調の関係で長距離移動が難しいといった状況は、ご遺族にも理解していただけるケースが多いでしょう。次に体調不良や入院中である場合です。ご自身やご家族の健康状態が優先されるのは当然のことですので、無理をせずお詫びと弔意をお伝えすることが大切です。
また、どうしても外せない仕事上の責任がある場合も該当します。海外出張中、重要なプロジェクトの責任者、医療従事者として当直中など、社会的責任を伴う事情であれば、ご遺族も受け入れてくださることが多いです。さらに、育児や介護の事情もあります。小さなお子様やご高齢のご家族を預けられない、施設への送迎がある、といった状況も十分に理解される理由です。
一方で、慶事(結婚式や祝賀会など)と重なった場合は、理由を詳しく伝えず「やむを得ない事情により」とぼかして伝えるのがマナーとされています。弔事と慶事が重なることを遺族に知らせると、かえって気を遣わせてしまう可能性があるためです。私たち中本葬祭が新宮市や那智勝浦町、太地町、三重県紀宝町で年間300件以上のご葬儀をお手伝いする中でも、こうした配慮をお伝えする機会は少なくありません。
欠席を伝える連絡方法とタイミング
欠席の連絡は、原則として「電話」で直接伝えるのが最も丁寧なマナーです。電話であれば、お悔やみの気持ちと参列できないことへのお詫びを、ご自身の声で誠実にお伝えできます。ただし、遺族は葬儀の準備や対応で多忙を極めており、電話に出られないことも珍しくありません。そのため、留守番電話にメッセージを残す、または数時間後に改めてかけ直すといった配慮も必要です。
訃報を受けてから24時間以内には連絡を入れるのが望ましいとされています。ご遺族は参列者数を把握して料理や席次を決める必要があるため、早めの連絡がご負担を減らすことにつながります。もし電話が難しい場合は、出席できない事情を遺族が把握している、また、遺族が連絡方法として希望しているのであれば、メールやLINEで伝えることも可能です。ただし、見落とされる可能性もあるため、既読確認ができる手段を選ぶか、後日電話でフォローすると安心です。
連絡の際には、長々と事情を説明するのではなく、簡潔にお悔やみとお詫びを伝えることが大切です。ご遺族は慌ただしい時間を過ごされていますので、「この度はご愁傷様でございます。やむを得ない事情により、葬儀への参列がかないません。誠に申し訳ございません」といった短い言葉で十分です。親族の場合は理由を明確に伝えたほうが後々のわだかまりを避けられますが、そうでない場合は「やむを得ない事情」と婉曲に表現するほうが無難です。
新宮市や那智勝浦町、太地町、三重県紀宝町といった当地域では、地域のつながりが深く、訃報が区長や組長を通じて伝わることもあります。家族葬であっても地域の方々への配慮が求められる場合がありますので、欠席の連絡も丁寧に行うことをおすすめいたします。
欠席時に弔意を伝える方法(弔電・ご香典・供花)
葬儀に参列できない場合でも、弔意を示す方法はいくつかあります。代表的なのが弔電、ご香典、供花の3つです。それぞれの特徴と送り方を理解し、ご自身の状況に合った方法を選びましょう。
弔電(ちょうでん)は、通夜や葬儀にどうしても参列できない場合、遺族に対して弔意(ちょうい:お悔やみの気持ち)を伝えるために送ります。通夜までに、または遅くとも葬儀・告別式の開始時刻までには届くように送りますので、訃報を受けたらできるだけ早く手配しましょう。NTT 115番は24時間受付で、オペレーターが丁寧に対応してくれますし、NTT西日本のD-MAILなら電話やインターネットで申込めるので、移動中や仕事の休憩時間にも手配できて便利です。弔電の宛名は喪主名とするのが一般的で、苗字だけでなくフルネームで送ると確実です。送り先は葬儀会場の住所と名称を確認して送るのが最も確実です。
ご香典は、参列できない場合でも現金書留で郵送するか、代理の方にお渡しいただく、または後日ご自宅に弔問する際に直接お渡しする方法があります。ただし、葬儀の連絡が来た際に「香典辞退」の旨を伝えられた場合は送らないのがマナーです。当地域(新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町)では、ご香典を辞退されるケースが近年増えており、むしろ辞退されるのが一般的になりつつあります。事前にご確認いただくか、葬儀社にお尋ねいただくと安心です。
供花(きょうか)は、葬儀を執り行う葬儀社や葬儀場に手配を依頼できます。ただし、会場によっては供花の受け入れを制限している場合もありますので、事前にご確認ください。家族葬の場合は特に、ご遺族が供花や供物を辞退されていることもありますので、葬儀社を通じて確認するのが確実です。
中本葬祭でも、弔電や供花のご手配をお手伝いしております。「どのような文面がよいか」「金額の目安は」といったご相談も承りますので、お気軽にお問い合わせください。
新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町での欠席対応
熊野地域に属する新宮市、那智勝浦町、太地町、そして三重県紀宝町は、県境をまたぎますが生活圏・文化圏が一体であり、葬儀の慣習も共通しています。地域のつながりが深く、昔からご近所やご親族が葬儀を支え合う文化が今も根強く残っています。
当地域では、家族葬であっても菩提寺(先祖代々お世話になっているお寺)のご住職に読経をお願いするのが一般的です。そのため、親族として参列できない場合でも、菩提寺や喪主を通じて弔意をお伝えすることが重要になります。また、地域によっては区長や組長を通じて訃報が伝えられることもあり、欠席の際も地域への配慮が求められる場合があります。
当地域特有の慣習として、「告別式の日の朝に火葬場に向かい、ご収骨後に告別式を執り行う」という流れを選ばれるご家庭も多くあります。この場合、告別式の時刻が通常よりやや遅くなることもあり、遠方からの参列がより難しくなる可能性があります。逆に、全国的な流れである「告別式→ご出棺→火葬」の順序を選ばれるご家庭もあり、どちらの流れになるかは事前に確認しておくと安心です。
また、当地域では温暖な気候のため、特に夏場はご安置の管理に注意が必要です。葬儀の日程が数日後になる場合もありますので、欠席のご連絡や弔電の手配は早めに行うことをおすすめいたします。地域のつながりが深い土地柄だからこそ、丁寧な連絡と誠実な弔意の表明が、故人とご遺族への敬意として大切にされています。
よくある質問
遠方に住んでいて葬儀に間に合わない場合、後日弔問してもよいですか?
はい、後日ご自宅に弔問することは問題ありません。ただし、ご遺族が落ち着かれた頃を見計らい、事前に連絡をしてからお伺いするのがマナーです。地域やご宗派により異なりますが、四十九日までの間に伺うのが一般的です。詳しくは葬儀社にご相談ください。
弔電を送る場合、費用の相場はどれくらいですか?
弔電の費用は台紙の種類やメッセージの文字数により異なりますが、一般的には2,000円から5,000円程度が相場とされています。お線香や供花がセットになったものは5,000円から10,000円程度です。正確な金額は各電報サービスにお問い合わせください。
家族葬の場合、参列を遠慮したほうがよいのでしょうか?
家族葬は身内だけで執り行う形式ですので、訃報の連絡を受けた際に「家族葬で執り行います」と明示されている場合は、参列を控えるのがマナーです。弔電やご香典についても、辞退の意向があればそれに従い、後日改めて弔問するか、お悔やみの手紙をお送りするとよいでしょう。
仕事を理由に欠席する場合、どのように伝えればよいですか?
親族の場合は「どうしても外せない仕事の都合で」と具体的に伝えたほうが、後々の関係に影響しません。知人・友人の場合は「やむを得ない事情により」と婉曲に伝えても失礼にはあたりません。いずれの場合も、お悔やみとお詫びの気持ちを丁寧に伝えることが大切です。
欠席の連絡をメールで送る際、忌み言葉に注意すべきですか?
はい、メールやLINEであっても弔事の連絡ですので、忌み言葉(重ね言葉や直接的な表現)は避け、丁寧な言葉遣いを心がけてください。「重ね重ね」「たびたび」「死亡」といった表現は避け、「ご逝去」「お悔やみ申し上げます」といった言葉を使うのが適切です。
まとめ
葬儀を欠席すること自体は、やむを得ない事情があれば失礼にあたりません。大切なのは、訃報を受けたらできるだけ早く、丁寧にお悔やみと欠席のお詫びを伝えることです。連絡は原則として電話で行い、手短に誠意を示すことが基本です。参列できない代わりに、弔電やご香典、供花で弔意を表す方法もあります。ただし、家族葬の場合や香典辞退の意向がある場合は、ご遺族のお気持ちを尊重することが何より大切です。
新宮市、那智勝浦町、太地町、三重県紀宝町といった当地域では、地域のつながりが深く、昔ながらの慣習が今も大切にされています。欠席の際も、地域や親族への配慮を忘れずに、誠実な対応を心がけましょう。不明な点やご不安なことがあれば、葬儀社にご相談いただくことで、適切なアドバイスを受けることができます。
中本葬祭からのご案内
中本葬祭は1968年の創業以来、新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町を中心に、地域に根差した葬儀のお手伝いをしてまいりました。「葬儀に参列できないが、どう対応すればよいか」「弔電や香典の手配を代行してほしい」といったご相談も、24時間365日、フリーダイヤル0120-52-4966で承っております。お見積もり・ご相談は無料ですので、どうぞお気軽にお電話ください。故人への想いを大切に、ご遺族とご参列の皆様に寄り添ったお手伝いをさせていただきます。
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この記事の監修
中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター
平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。
