中本葬祭ブログ

家族葬の流れを徹底解説|新宮市の葬儀社が手順と注意点を紹介

家族葬の祭壇イメージ(秋)

大切なご家族との突然のお別れに際し、「家族葬ではどのような流れで進むのだろう」と不安を感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。家族葬は近年、新宮市や那智勝浦町・太地町でもお選びになるご家族が増えている葬儀の形式です。本記事では、1968年の創業以来、地域のご葬儀をお手伝いしてきた経験をもとに、家族葬の流れを臨終からご葬儀後の手続きまで、時系列に沿って丁寧にご説明いたします。

家族葬とは?一般葬との違いと基本的な流れ

家族葬とは、ご家族や親しいご友人など、限られた方々でお見送りする葬儀の形式です。一般葬と比べて参列者の人数が少ないことが特徴ですが、葬儀の基本的な流れそのものは大きく変わりません。

家族葬の一般的な流れは、以下のとおりです。

【1日目】ご逝去〜お迎え・ご安置
ご逝去の連絡を受けた葬儀社が、病院やご自宅へお迎えにあがります。故人さまをご安置場所(ご自宅または葬儀社の安置室)にお連れし、枕飾り(まくらかざり:ご遺体のそばに設ける小さな飾り)をご用意いたします。この間に、死亡届の提出や火葬場の予約といった事務手続きも進めてまいります。

【1日目〜2日目】ご葬儀の打ち合わせ
葬儀の規模や内容、日程について、ご遺族のご希望をお伺いしながら決定します。家族葬で特に重要なポイントは、どなたまでお声がけするかの範囲を事前に決めておくことが大切です。宗派やご希望により、お通夜を行うか省略するか(一日葬とするか)もこの段階でご相談いただけます。

【2日目】お通夜
家族葬でもお通夜を行うケースは少なくありません。僧侶による読経、ご焼香のあと、通夜振る舞い(つやぶるまい:お通夜後の食事の席)をご用意する場合もあります。近親者のみの場合は、通夜振る舞いを省略されるご家族も近年ではいらっしゃいます。

【3日目】告別式・ご出棺・火葬
告別式では、僧侶による読経とご焼香を行い、最後のお別れの時間を設けます。お花入れ(棺にお花を手向けること)を経てご出棺となり、火葬場へ向かいます。火葬の所要時間はおおむね1時間〜1時間半ほどです。火葬後、ご収骨(お骨上げ)を行います。当地方でもこのような一般的な流れが増えてきておりますが、風習として告別式の日の朝に火葬場に向かい、ご収骨後に告別式を執り行う風習が古くからあり、後者の流れを希望される方も多いです。このような流れにつきましてもご希望により決めていただく事が可能です。

【3日目】初七日法要・精進落とし
近年は、ご収骨の後に繰り上げて初七日法要(しょなのかほうよう:本来はご逝去から7日目に行う法要)を行うことが一般的です。その後、精進落とし(しょうじんおとし:法要後の会食)の席を設けます。

全体の所要日数は、お通夜を含めると2泊3日程度が目安です。一日葬の場合は1泊2日ほどで執り行うこともできます。

家族葬でよくある誤解と費用・服装のポイント

家族葬をご検討される際に、いくつか誤解されやすい点がございます。ここでは、実際にご遺族からよくいただくご質問にお答えする形でご説明いたします。

誤解1:「家族葬は費用が大幅に抑えられる」
家族葬は参列者が少ない分、お料理や返礼品の費用は軽減されます。しかし、祭壇やお棺、火葬料、僧侶へのお布施といった基本的な費用は一般葬と大きく変わりません。費用の総額だけでなく、実質的なご負担額で比較されることをおすすめいたします。2026年時点での一般的な家族葬の費用目安は、おおむね50万円〜120万円程度ですが、内容やプランにより幅がございます。

誤解2:「家族葬なら服装はカジュアルでよい」
家族葬であっても、服装は一般葬と同じく準喪服(じゅんもふく:ブラックスーツやブラックフォーマル)が基本です。男性は黒のスーツに白いワイシャツ、黒いネクタイ。女性は黒のワンピースまたはアンサンブルが一般的です。「家族だけだから」とカジュアルな装いで参列されると、他のご親族がお気を遣われることもございますので、正式な装いでお越しになることをおすすめいたします。

誤解3:「家族葬にしたら周囲に知らせなくてよい」
参列をご遠慮いただく場合でも、ご逝去のお知らせ自体は必要なことが多いものです。葬儀後に「なぜ知らせてくれなかったのか」とお声をいただくケースは、私たちが年間300件以上のご葬儀をお手伝いする中でも時折ございます。家族葬をお選びになる際は、事前に「どなたにお知らせするか」「参列をご遠慮いただく方にはどのようにお伝えするか」を整理しておかれると安心です。

誤解4:「家族葬では香典を受け取らない」
当地ではご香典を辞退されるケースがかなり増えてきました。むしろご辞退されるケースが一般的と言って差し支えないと言えます。しかしながらご香典の扱いはご遺族の判断に委ねられます。辞退される場合は、事前にその旨をお伝えすることでトラブルを防げます。ただし、お持ちになった方のお気持ちもございますので、当日の状況に応じて柔軟にご対応されるご家族も多くいらっしゃいます。

新宮市・那智勝浦町・太地町での家族葬の地域特性

紀南地域での家族葬には、都市部とは異なるいくつかの特徴がございます。

地域のつながりと家族葬の調和
新宮市や那智勝浦町・太地町は、地域のつながりが深い土地柄です。そのため、「家族葬にしたいが、ご近所や地域の方にはどのようにお伝えすればよいか」というご相談を多くいただきます。地域の慣習として、ご近所の方がお手伝いに来てくださる文化が残っている地区もございます。家族葬を選ばれる場合でも、区長さんや組長さんへは早めにお伝えしておくと、行き違いを防ぐことができます。

火葬場の状況
当地域では、新宮市斎場をご利用いただくことが一般的です。都市部と比べ混雑は少ないものの、時として非常に混み合う場合がございますので、日程の調整が必要になることがあります。

菩提寺との関係
紀南地域では菩提寺(ぼだいじ:先祖代々お世話になっているお寺)をお持ちのご家庭が多く、家族葬であっても菩提寺のご住職に読経をお願いするのが一般的です。宗派によって式の進め方や作法が異なりますので、ご不明な点は菩提寺にご確認いただくか、私ども葬儀社を通じてお尋ねいただくとスムーズです。

季節による配慮
紀南地域は温暖な気候ですが、夏場はご安置の環境に特に注意が必要です。ドライアイスの管理や安置室の温度管理について、葬儀社と十分にご相談ください。

まとめ

家族葬の流れは、ご臨終からお迎え・ご安置、お通夜、告別式・火葬、初七日法要と、基本的には一般葬と同じ手順で進みます。異なるのは参列者の規模と、それに伴うご連絡や準備の進め方です。費用面では「家族葬だから安い」とは一概には言えませんので、内容とご負担のバランスを考慮してお選びください。新宮市・那智勝浦町・太地町では、地域のつながりを大切にしながら家族葬を行うご家族が増えています。どのような形であっても、故人さまとのお別れの時間を大切にお過ごしいただくことが何よりも重要です。

中本葬祭からのご案内

中本葬祭では、新宮市・那智勝浦町・太地町を中心に、ご遺族のご希望に寄り添った家族葬をお手伝いしております。「まだ先のことだけれど、一度話を聞いてみたい」という段階でも、お気軽にご相談ください。事前のご相談は無料で承っております。お電話またはホームページよりお問い合わせいただけます。