中本葬祭ブログ

死亡後の健康保険手続き|国保・勤務先・資格確認書を解説

健康保険喪失届とは?死亡後の手続きと必要書類を解説

亡くなった方の健康保険に関する手続きは、加入していた制度によって異なります。国民健康保険、勤務先の健康保険、後期高齢者医療制度を最初に区別し、亡くなった方が持っていた資格確認書や資格情報のお知らせ、各種認定証の返却先を確認します。

従来の健康保険証は有効期限を終了しています

従来の健康保険証は2024年12月2日から新規発行されなくなり、2025年12月1日までに全て有効期限を迎えました。現在は、マイナ保険証または資格確認書を利用する仕組みです。

死亡後の手続きでも、古い保険証だけを前提にせず、亡くなった方が持っていた資格確認書、資格情報のお知らせ、限度額適用認定証などを確認します。マイナンバーカードそのものの取り扱いは、資格確認書とは別に自治体へ確認してください。

加入していた健康保険を確認する

  • 国民健康保険 市区町村が窓口です。
  • 協会けんぽや健康保険組合 勤務先が資格喪失手続きを行います。
  • 後期高齢者医療制度 市区町村の担当窓口と都道府県の後期高齢者医療広域連合が関係します。
  • 共済組合 所属していた共済組合へ確認します。

制度が分からない場合は、資格確認書、資格情報のお知らせ、年金の記録、勤務先からの書類などで保険者名を確認してください。

国民健康保険の場合

国民健康保険の加入者が亡くなった場合は、住所地の市区町村へ資格喪失を届け出ます。新宮市は、死亡したときの国保の届出を14日以内に行うよう案内しています。

新宮市で案内されている主な持ち物は次のとおりです。

  • 亡くなった方の国民健康保険証、資格確認書、資格情報のお知らせなど
  • 葬祭を行った方の口座情報が分かるもの

新宮市国保では、国保加入者が亡くなった場合、申請により葬祭を行った方へ葬祭費が支給されます。金額、申請者、期限、必要書類は自治体ごとに異なるため、住所地の自治体へ確認してください。

勤務先の健康保険の場合

会社員などの被保険者が亡くなった場合、事業主が健康保険・厚生年金保険被保険者資格喪失届を日本年金機構へ提出します。日本年金機構は、事実発生から5日以内と案内しています。ご遺族が資格喪失届を年金事務所へ直接提出する手続きではありません。

ご遺族は勤務先へ死亡の事実を伝え、亡くなった方に交付されていた資格確認書や各種認定証などの返却方法、埋葬料や埋葬費の申請、勤務先独自の給付を確認します。健康保険組合や共済組合の場合は提出先と給付内容が異なることがあります。

被扶養者だった家族の手続き

亡くなった方の健康保険の被扶養者だった家族は、被保険者の死亡によりその健康保険の資格を失います。次のいずれかを検討します。

  • 別の家族の勤務先の健康保険で被扶養者になる
  • 自分の勤務先の健康保険へ加入する
  • 住所地の国民健康保険へ加入する
  • 年齢などの要件により後期高齢者医療制度へ加入する

国民健康保険へ加入するときは、勤務先や保険者が発行する健康保険資格喪失証明書などを求められることがあります。資格喪失日と必要書類を先に自治体へ確認し、医療保障に空白が生じないよう早めに手続きしてください。

後期高齢者医療制度の場合

後期高齢者医療制度の加入者が亡くなった場合は、市区町村の後期高齢者医療担当窓口へ連絡します。資格確認書、限度額適用・標準負担額減額認定証など、交付されていた書類の返却や葬祭費の申請を確認してください。

2026年8月以降の資格確認書の扱いについて、厚生労働省は加入している後期高齢者医療広域連合の案内を確認するよう示しています。最新情報を個別に確認してください。

世帯主が亡くなった場合

国民健康保険の世帯主が亡くなっても、他の世帯員が全員同時に国保資格を失うわけではありません。世帯主変更が必要かどうかや、国保税の通知先、資格確認書などの記載変更について自治体へ確認します。

世帯全員分の保険関係書類を一律に返却すると自己判断せず、亡くなった方の書類と、変更が必要な家族の書類を窓口の案内に従って扱ってください。

資格喪失後に医療費の請求が発生した場合

資格喪失後の日付で、亡くなった方の資格を使った医療費請求が生じた場合は、保険給付分の返還が必要になることがあります。医療機関の請求時期とのずれもあるため、通知が届いたら保険者へ内容を確認してください。

同じ世帯の家族は、それぞれ自分の資格で受診します。亡くなった世帯主の死亡だけを理由に、他の世帯員が直ちに無保険になるわけではありません。ただし勤務先の健康保険の被扶養者だった場合は別途加入手続きが必要です。

新宮市周辺での確認先

  • 新宮市 市民窓口課へ国民健康保険と後期高齢者医療の手続きを確認します。
  • 那智勝浦町 住民課など現在の保険担当窓口へ確認します。
  • 太地町 住民福祉課へ確認します。
  • 紀宝町 税務住民課など現在の保険担当窓口へ確認します。

課名、受付方法、郵送対応、必要書類は変更されることがあります。自治体公式サイトまたは電話で最新情報を確認してください。

よくある質問

亡くなった方のマイナンバーカードは保険者へ返却しますか

マイナンバーカードそのものと、健康保険の資格確認書は別の書類です。カードを保険者へ送ると自己判断せず、市区町村へ取り扱いを確認してください。

従来の健康保険証を返却すれば手続きは終わりますか

従来の健康保険証はすでに有効期限を終了しています。現在持っている資格確認書、資格情報のお知らせ、各種認定証を確認し、加入していた保険者の案内に従ってください。

勤務先の健康保険の資格喪失届を家族が提出しますか

被保険者資格喪失届は事業主が提出します。ご遺族は勤務先へ連絡し、交付書類の返却、被扶養者の今後の保険、埋葬料などを確認します。

世帯主が亡くなったら家族全員が国保を脱退しますか

一律には脱退しません。世帯員それぞれの加入資格は続く場合があります。世帯主変更と国保税、書類の記載変更を自治体へ確認してください。

葬祭費と埋葬料は同じですか

国民健康保険や後期高齢者医療の葬祭費と、勤務先の健康保険の埋葬料や埋葬費は別制度です。加入していた保険と支給要件を確認してください。

公的機関の確認先

確認日 2026年7月22日

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この記事の監修

中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター

平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。

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