亡くなった方の健康保険関係書類は、加入していた保険者へ返却または取り扱いを確認します。ただし、従来の健康保険証は2025年12月1日までに全て有効期限を迎えており、現在の主な確認対象は資格確認書、資格情報のお知らせ、限度額適用認定証などです。マイナンバーカードは健康保険の書類とは別に扱います。
最初に手元の書類を確認する
- 資格確認書
- 資格情報のお知らせ
- 限度額適用認定証
- 限度額適用・標準負担額減額認定証
- 特定疾病療養受療証
- 高齢受給者証など旧制度の書類
- マイナンバーカード
書類に記載された保険者名を確認すると、国民健康保険、後期高齢者医療、協会けんぽ、健康保険組合、共済組合のどこへ連絡すべきか判断しやすくなります。
国民健康保険の書類
国民健康保険の加入者が亡くなった場合は、住所地の市区町村へ資格喪失を届け出ます。新宮市は死亡時の届出を14日以内に行うよう案内しており、亡くなった方の国民健康保険証、資格確認書、資格情報のお知らせなどを持参するよう示しています。
書類を紛失して返却できない場合でも、資格喪失の届出そのものを放置してはいけません。見つからない旨を市区町村へ伝え、必要な手続きを確認してください。
勤務先の健康保険の書類
勤務先の健康保険に加入していた方が亡くなった場合、事業主が資格喪失届を提出します。ご遺族は勤務先の人事や総務へ連絡し、資格確認書や認定証などの返却方法を確認してください。
亡くなった方の被扶養者だった家族も、その健康保険の資格を失います。家族に交付されていた資格確認書などの返却方法と、国民健康保険や別の家族の健康保険へ切り替える手続きを勤務先へ確認します。
後期高齢者医療の書類
後期高齢者医療制度の場合は、市区町村の担当窓口へ資格確認書や認定証などの扱いを確認します。葬祭費の申請ができる場合もありますが、支給額、申請者、必要書類は都道府県の広域連合や自治体により異なります。
マイナンバーカードは保険者へ送らない
マイナンバーカードは、マイナ保険証として利用していた場合でも、資格確認書とは別の本人確認書類です。国民健康保険や勤務先の健康保険へ郵送すると自己判断せず、亡くなった方の住所地の市区町村へ取り扱いを確認してください。
新宮市の死亡後手続き案内では、マイナンバーカードの返還を市民窓口課で扱う案内があります。自治体により案内方法が異なる可能性があるため、最新の窓口情報を確認します。
世帯主が亡くなった場合
国民健康保険の世帯主が亡くなっても、他の世帯員が全員同時に国保資格を失うわけではありません。世帯主変更や書類の記載変更が必要になる場合はありますが、家族全員分を一律に返却すると自己判断しないでください。
勤務先の健康保険で被扶養者だった家族は、被保険者の死亡により資格を失うため、新しい健康保険への加入が必要です。国保の世帯主変更と、勤務先健保の被扶養者資格喪失を混同しないことが大切です。
書類が見つからない場合
- 加入していた保険者を確認する
- 資格確認書などを紛失したことを伝える
- 資格喪失の届出に必要な代替書類を確認する
- 勤務先の健康保険なら会社の担当部署へ連絡する
- 自宅外で紛失した可能性がある場合は警察への遺失届も検討する
制度変更により書類名も変わっています。古い健康保険被保険者証回収不能届などの名称だけを頼りにせず、現在の保険者が指定する様式を利用してください。
返却前に確認したい葬祭費と埋葬料
国民健康保険と後期高齢者医療では葬祭費、勤務先の健康保険では埋葬料または埋葬費の対象になる場合があります。返却する書類や葬儀を行った方の口座情報などが申請に関係することがあるため、窓口へ行く前に必要書類を確認しましょう。
新宮市国保の現在の案内では、国保加入者が亡くなった場合、申請により葬祭を行った方へ3万円を支給するとされています。金額や制度は変更される可能性があり、那智勝浦町、太地町、紀宝町も同額とは限りません。
返却後に医療費の通知が届いた場合
亡くなる前に受診した医療費は、その時点の資格に基づいて処理されます。資格喪失後の日付で保険給付が行われた場合や、請求内容に不明点がある場合は、通知に記載された保険者へ確認してください。
高額療養費など死亡前の診療に関する給付を相続人が申請できる場合もあります。書類を全て処分せず、保険者へ必要なものを確認してから整理してください。
よくある質問
従来の健康保険証はまだ返却対象ですか
従来の健康保険証は全て有効期限を終了しています。手元に残っている場合の処分や返却方法は保険者へ確認してください。現在有効な資格確認書や認定証がある場合は、それらの取り扱いも確認します。
マイナンバーカードを協会けんぽへ返しますか
返しません。マイナンバーカードを健康保険の資格確認書と一緒に保険者へ送らず、住所地の市区町村へ確認してください。
世帯主が亡くなると家族の国保は使えませんか
家族の国保資格が一律に消滅するわけではありません。世帯主変更や書類の変更について自治体へ確認してください。
資格確認書を紛失していても死亡の手続きはできますか
紛失の旨を伝えたうえで手続きを進められる場合があります。必要な申立書や本人確認書類は保険者ごとに異なるため、先に連絡してください。
家族の資格確認書も返却しますか
勤務先の健康保険で亡くなった方の被扶養者だった場合は返却方法を勤務先へ確認します。国民健康保険の同一世帯員は資格が続く場合があるため、一律に返却しません。
公的機関の確認先
確認日 2026年7月22日
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葬儀と死亡後の手続きに関するご相談
中本葬祭は、新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町で葬儀をお手伝いしています。健康保険の書類は各保険者をご案内し、葬儀や火葬手続きは24時間ご相談いただけます。
この記事の監修
中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター
平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。
