中本葬祭ブログ

亡くなった方のパスポートはどうする?返納手続きと地域の窓口

故人のパスポート返納に向けて書類を整理する手元のイメージ画像

ご家族が亡くなったあと、パスポートを見つけて「期限が残っているが、そのまま保管してよいのか」「どこへ届ければよいのか」と迷うことがあります。この記事では、外務省と地域の公式情報に基づき、返納手続きに必要なもの、窓口、進める順序を整理します。

結論|パスポートと死亡の事実が分かる書類を旅券窓口へ届け出ます

外務省は、パスポートの名義人が亡くなった場合、次のものを国内では最寄りの都道府県の申請窓口へ届け出るよう案内しています。

  • 亡くなった方のパスポート
  • 戸籍謄本、戸籍全部事項証明書など、名義人が亡くなった事実が分かる書類

窓口では、そのパスポートの失効手続きが行われます。国外で手続きする場合の届出先は最寄りの在外公館です。

有効期限が残っているパスポートを自己判断で切ったり捨てたりせず、まず旅券窓口へ確認してください。必要書類の原本・写しの扱い、代理で届け出る方の本人確認書類、手続き後のパスポートの扱いは窓口で確認すると確実です。

返納手続きを進める順序

1.パスポートを探し、有効期限を確認する

故人の書類を整理するときは、パスポートを見つけた場所と保管状況を記録しておきます。有効期限が切れている場合も、すぐに処分せず、旅券窓口へ対応を確認してください。

パスポートが見つからない場合は、紛失届の要否を家族だけで判断せず、名義人が亡くなっていることを伝えたうえで旅券窓口へ相談します。

2.死亡の事実が分かる書類を準備する

外務省が例示しているのは、戸籍謄本または戸籍全部事項証明書などです。取得する戸籍の種類や提出方法は事情によって異なる可能性があるため、窓口へ先に電話し、次の点を確認してから準備すると無駄がありません。

  • どの戸籍証明書が必要か
  • 原本が必要か、写しでよいか
  • 届出をする方の本人確認書類が必要か
  • 郵送で扱えるか、窓口へ出向く必要があるか

3.都道府県の旅券窓口へ事前確認する

市役所・町役場の死亡届窓口と、パスポートの失効手続きを行う旅券窓口は同じとは限りません。持参する前に、都道府県の公式ページに掲載された窓口へ確認してください。

4.手続き後の扱いを窓口で確認する

思い出として手元に残したい事情がある場合は、失効処理後に返してもらえるかを窓口へ事前に相談してください。返却の可否や処理方法を確認する前に、パスポートへ穴を開けたり、顔写真のページを切り取ったりしないようにします。

新宮市・那智勝浦町・太地町から確認しやすい窓口

和歌山県東牟婁振興局の公式ページでは、地域づくり部総務県民課の業務としてパスポートの申請・交付を案内しています。所管区域は新宮市・東牟婁郡です。

  • 窓口:和歌山県東牟婁振興局 地域づくり部総務県民課 人権・県民グループ
  • 所在地:新宮市緑ケ丘二丁目4番8号
  • 電話:0735-21-9607
  • 受付:月曜日から金曜日の午前9時から午後5時。土曜日、日曜日、祝日、年末年始等の休日は休み

死亡した名義人のパスポートを届け出る際の必要書類と受付方法は、訪問前に電話で確認してください。

紀宝町から確認しやすい窓口

三重県の公式ページには、熊野旅券コーナーが掲載されています。

  • 窓口:熊野旅券コーナー
  • 所在地:熊野市井戸町371 三重県熊野庁舎2階 紀南地域活性化局内
  • 電話:0597-89-6169
  • 申請受付:令和8年8月1日からの短縮試行中は、月曜日から金曜日の午前9時から午後4時
  • 受取:月曜日から金曜日の午前9時から午後4時30分
  • 休業日:土曜日、日曜日、祝休日、12月29日から1月3日

今回の手続きは通常の新規申請とは異なるため、死亡した名義人のパスポートの届出を受け付ける時間と必要書類を、電話で確認してから向かいましょう。

先に確認しておきたい注意点

パスポートのコピーをむやみに残さない

手続きの記録として番号などが必要な場合は、利用目的と保管する人を家族で決めます。顔写真、氏名、生年月日、旅券番号などが記載された重要な本人確認書類なので、不要なコピーを複数作らないようにします。

海外の手続きが残っている場合は関係先にも確認する

海外の銀行、保険、滞在資格などの手続きで旅券番号や写しを求められている場合は、先にその手続き先へ必要な記録を確認します。ただし、パスポートそのものを自己判断で使ったり、第三者へ渡したりせず、旅券窓口の指示に従ってください。

死亡後の手続き全体を一覧にする

パスポートのほかにも、健康保険、年金、運転免許証、介護保険、公共料金など、故人の状況に応じた手続きがあります。期限のある手続きから確認するには、当サイトの死亡後の手続き一覧もあわせてご覧ください。

中本葬祭の葬儀後のアフターフォローでは、葬儀後のご準備についてご案内しています。個別の行政手続きは、この記事に掲載した公的窓口へご確認ください。

よくある質問

パスポートの有効期限が切れていても、すぐ捨ててよいですか?

自己判断で処分せず、名義人が亡くなったことを旅券窓口へ伝えて扱いを確認してください。外務省は、名義人が死亡した場合にパスポートと死亡の事実が分かる書類を届け出るよう案内しています。

パスポートが見つからない場合はどうしますか?

紛失届が必要かを家族だけで判断せず、旅券窓口へ相談してください。その際、名義人が亡くなっていることと、パスポートが見つからない状況を伝えます。

死亡届を出した市役所や町役場で返納できますか?

死亡届の窓口と旅券窓口は同じとは限りません。国内では最寄りの都道府県の旅券申請窓口が届出先として案内されています。訪問前に電話で確認してください。

思い出としてパスポートを残せますか?

失効処理後に返してもらえるかは、手続きを行う旅券窓口へ事前に相談してください。確認前に切断や穴開けをしないようにします。

まとめ

亡くなった方のパスポートは、パスポート本体と、戸籍謄本など死亡の事実が分かる書類を都道府県の旅券窓口へ届け出て、失効手続きを行います。書類の種類、届出方法、手続き後の返却の可否は、訪問前に窓口へ確認してください。

中本葬祭では、新宮市・那智勝浦町・太地町・紀宝町に6つの葬儀会場をご案内し、深夜・早朝を問わず24時間お電話を受け付けています。ご葬儀をお急ぎの方はお電話で、事前相談は落ち着いてご相談いただけます。資料請求・お問い合わせもご利用ください。

出典

確認日:2026年8月14日

この記事の監修

中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター

平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。

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